高齢者のなかでも介護が必要とされる「要介護者」の人数は、2000年に218万人だったのが2013年には564万人に増加。約350万人も増えています。
要介護者が約560万人…どのくらいの規模か想像がつかないかもしれませんね。日本なら北海道の全人口に相当。こんな規模で、介護を必要とする高齢者が2013年時点で既にいる、そして、これからも増えていくのです。
先述の取り、介護職員の需要は増え続けており、2025年には大幅な人手不足が生じると予測されています。
こうした状況を打開するために、政府は、2011年まで実施されていた「介護職員処遇改善交付金」を引き継ぐ形で、翌年2012年から「介護職員処遇改善加算」の運用を開始。
「介護職員処遇改善加算」では「キャリアパス要件」と「職場環境等要件(旧定量的要件)」をどのぐらい満たしているかによって、「加算Ⅰ~Ⅲ」までの3つのコースが追加設定されました。(緑網掛け部分)さらに、2019年10月から、新たに「介護職員等特定処遇改善加算」が創設され、「技能・経験のある介護職員」の処遇改善を目的に、「介護職員処遇改善加算」に加えて、介護報酬を特定加算して支給されるようになりました。(ピンク網掛け部分)
社会福祉法人サン・ビジョンでもまた、当介護事業所で働く全ての職員が安心して「長く」働けるよう、国が定めるキャリアパス制度を設け、職員の能力や経験、役割に応じた昇進、報酬の法人内基準、またそこに到達するためにどのような経験を積みどのようなスキルを身につけるか、といった道筋を明確化することで、職員が将来の夢や目標に向けて意欲的に取組むことができる環境が整っています。
また、採用された職員の待遇改善を全力でサポートしています!
社会福祉法人サン・ビジョンでは、このキャリパス制度を利用して、キャリア、経験を積み、着実にステップアップしている職員がたくさん活躍しています。
まずは、「なぜ介護の仕事を選んだのか」の調査をみてみましょう。介護業界で働く、訪問介護員やサービス提供責任者、介護職員や介護支援専門員(ケアマネジャー)などに質問した結果を示しています。
最も多かった回答は「働きがいのある仕事だと思ったから」(52.6%)でした。
介護の仕事をする人たちは、何よりも “この仕事自体にやりがいを感じている” ということですね。
「今後もニーズが高まる仕事だから」(35.3%)という回答や「人や社会の役に立ちたいから」(32.0%)という回答も上位にありました。
介護の仕事が社会にどれだけ必要とされているかを意識している人が多いことが分かります。
サンサン研修センターの介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修を
受講中または修了後3ヶ月以内に法人へ就職した場合で、下記A・Bのいずれかを満たした方
S・Fさん 男性
A・Mさん 女性
K・Yさん 男性