こんにちは!製造部の田村です。
昨日、九州から近畿地方にかけてようやく梅雨入りしたみたいですね。
1951年の統計開始以来、もっとも遅い梅雨入りだそうです。関東甲信と九州~近畿地方の梅雨入りは大体1~3日の違いで梅雨入りするのですが、今年の関東甲信の梅雨入りは6月7日頃なので、3週間弱遅い梅雨入りになります。。。。天候というのはわからないものですよね。。。
さて、自園のサンサンヴィンヤードの1回目の芽かきがようやく終わりました。芽かきとは、今年伸びてきた新硝を取り除く作業になります。
この写真は芽かき前の写真ですが、新硝が込み合っていてるのが分かると思います。このまま生長し、開花、ブドウの果実が大きくなると風通しや日当たりも悪くなり、灰カビ病などの病気を促す原因になります。果実にも日が当たらなくなるので着色不良も起こしてしまいます。(とある論文によると太陽からの紫外線や可視光が果実に照射されることで身を守ろうとし、色づくらしいのですが・・・)
この写真は芽かき後の写真になります。すっきりして、主幹(ブドウの木)がはっきり見えるようになりましたね♪これで風通しもよくなりますし、果実も隣と干渉せずに大きくなり日当たりもよくなります。この後も新梢は生長し、葉も大きくなるのでちょっと取り過ぎじゃない??と思うぐらいがちょうどいい具合になります(ただ収量も減るので収穫量の目標を定めて行う必要がありますが。。。)ちなみこの新梢は早い段階であれば写真のように手で取り除くことができます。新梢は太陽に向かってまっすぐ伸びようとするので逆の力を手でかけてあげれば簡単に取れるんです。。。。
ちなみにサンサンヴィンヤードでは6月18日にシャルドネ、6月22日にメルロが開花し例年より10日間ぐらい遅く、収穫時期も遅くなるかもしれませんね。。。