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サンサンワイナリー

〒399-0722
長野県塩尻市大字柿沢日向畠709-3

TEL.0263-51‐8011

日本ワインコンクール2025で金賞を受賞!
~ありのままという名の日本ワイン「柿沢シャルドネネイキッド2023」~

社会福祉法人サン・ビジョン(本部:愛知県名古屋市、理事長:唐澤 剛)が運営する長野県塩尻市の「サンサンワイナリー」は、2025年7月に開催された日本ワインコンクール2025において、「柿沢シャルドネネイキッド2023」が金賞、「シャトーサンサンシラー2023」が銅賞を受賞いたしました。
農業と福祉の連携=「農福連携」に取り組むワイナリーとして、品質と社会的価値の両立を目指してまいりました。ワイナリー開設から10周年という節目の年に、このような評価をいただけたことは、関係者の皆さまへの感謝とともに、さらなる挑戦への励みとなっております。

■「柿沢シャルドネネイキッド2023」は、標高864mの自社圃場で栽培されたシャルドネの健全果を厳選使用し、ノンシャプタリザシオン製法(糖分無添加)により、ぶどう本来の味わいを引き出した白ワイン。クリーム系や魚介のカルパッチョなどのお食事とのマリアージュがオススメです。熟度の高いぶどうにより、桃やパイナップルの香り、果実の凝縮感の中に滑らかな酸味と旨味が調和しています。

■栽培について(圃場管理責任者 戸田龍太郎)
2023年の芽吹きは、例年通りのスタートとなりました。4月下旬には、3日ほど氷点下まで冷え込む日がありましたが、まだ芽が出る前だったため、ブドウへの影響はありませんでした。5月は気温が低めで雨の日も多く、ブドウの生育を支える「積算温度」もゆっくりと進んでいきました。6月頃からは気温が上がり、降水量も多くなりました。7月も雨が続き、気温もやや高め。8月、9月は特に暑い日が多く、ブドウが熟す9月〜10月には雨が少なく、生育はとても順調に進みました。その分、酸味が抜けるスピードも早く、過去と比べてもかなり早い収穫時期となりました。また、気温の積み重ねを示す「積算温度」は、過去2番目の高さ(2016年に次ぐ)となり、雨も少なく、日照時間は2018年以降で最も多い年でした。光をたっぷり浴びて育った、しっかり熟したブドウを収穫することができました。

■醸造について(醸造家兼ファクトリーマネージャー 田村彰吾)
とてもよく熟したブドウだったため、房から実を外し、軽く砕いた後に果皮と果汁をしばらく一緒に置く「スキンコンタクト」という工程を行いました。その後、自然に流れ出た果汁(フリーラン果汁)のみを発酵用タンクに移し、丁寧に不純物を取り除いたあと発酵を開始。酸味が例年より控えめで、果実の風味がしっかりと感じられたため乳酸発酵(MLF)はあえて行わず、必要な清澄と濾過だけを行い瓶詰めをしました。
■当ワイナリーでは、「人生に彩るワイン」をテーマに、地域や人との出会い、乾杯の瞬間を彩るワインや国産クラフトシードルを製造しています。本ワインは、障がい者就労支援事業所の利用者の皆様とともに圃場管理を行うなど、農福連携の取り組みの中で丁寧に育てられたぶどうから生まれました。10周年を迎えた今年、これからも地域とともに歩むワイナリーとして、品質と社会的意義を兼ね備えたワイン造りを目指してまいります。

【受賞ワイン詳細】
コンクール名:日本ワインコンクール2025
金賞 柿沢シャルドネネイキッド2023 白/辛口
銅賞 シャトーサンサンシラー2023 赤/辛口 (令和7年8月10日発売予定)