ノロウイルスって??

ノロウイルスって??

 

 

皆さん、こんにちは。
今年もこの名前を耳にする季節がやってきました。
冬場の食中毒の代表格。そう、ノロウイルスです。
聞いたことが無いという人のほうが今や少ないと思いますが、
家族や友達で感染した人はいませんか?
はたまた、自分が感染したという経験者はおられますか??

思い出すのも辛いという人もいるくらい辛いそうですね。
前触れも無く上と下から出てしまうといった話を聞いたことがあります。
幸い、私は感染したことはないのですが、家族で感染者が出て家中のものを消毒して回ったことを思い出します。

そもそも、①どんなウイルスなのか、②なぜ冬場に流行するのか、③感染経路、④感染性胃腸炎(これも聞いたことありますよね。)とは何が違うのか、簡単にご紹介します。

① どんなウイルスなのか??
ノロウイルスの直径は約35ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)
例えば、ノロウイルス1個を『ピンポン玉』の大きさにたとえると・・・
食中毒菌サルモネラは・・・『軽自動車』と同じ大きさとなり、
人間の大きさは・・・『本州』と同じ大きさとなります。それくらい小さいんです!!
【大量排出・少量感染!】
・ノロウイルスに感染した人の糞便1グラム(1円玉と同じ重さ)には数億個のノロウイルスが含まれ、ヒト1人を感染させるために必要なノロウイルスは10~100個と言われています。調理従事者がよく手を洗わなかったため、手についていたノロウイルスが食品についてしまい食中毒になるケースが多いんです。少量で感染し、腸内で爆発的に増殖し、悪さをするんですね。『腸内で増える』がポイントです!

② なぜ冬場に流行するのか??
冬場の空気って乾燥しませんか?
ノロウイルスは低温、乾燥を好みます。また、冬が旬の牡蛎(かき)には多くのノロウイルスが蓄積されています。それを生や加熱不十分で食べると体の中に入ってしまいます。食べないことで予防はできますけど、おいしいですよね。。。

③ 感染経路は??
ノロウイルスは吐物や糞便にしか含まれていません。
感染している人が用を足し、手洗い不足でドアノブを触ったとします。
ドアノブにノロウイルスが付着しますよね。
→ドアノブ伝いで違う人の手に移る。
→気づかずにスマホや顔を触る。
→食事前に手洗いします。
→ご飯を食べながらスマホや顔を触ったとします。
→手が汚染されますよね?
少しでも食品に触れるとどうなるでしょう。体内に入るリスクは高くなりますね。
しかも、小さくて軽く、少量で感染するとなると恐ろしいですね・・・。
基本的には接触感染による感染が多いので、食事の前に手を洗うことが大事になってきます。

④ 同じ様に吐いたり下痢をするのに感染性胃腸炎と診断された人やノロウイルスと診断された人との違いは??
結論から言うと一緒です。感染性胃腸炎のくくりの中に細菌性とウイルス性があります。そして、ノロウイルスの検査をして初めてノロウイルスによるウイルス性の感染性胃腸炎となるわけです。集団的な食中毒の発生や病院、介護施設、調理従事者など原因究明が必要な場合にノロウイルスによるものなのか判定するのです。

予防は・・・何と言っても“手洗い”です。食事前の手洗いがとても大切になってきます。
近年ではノロウイルスに感染しているのに症状がでない不顕性感染も出ています。
症状が出ていなくでもノロウイルスは排泄されていきます。感染しないための予防が大切ですが、感染させないためにも手洗いは重要になります。
ノロウイルスに感染することなくこの冬場を乗り越えられるように“手洗い”をしっかり行い、体調管理に努めましょう!
もし、嘔吐や下痢の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。

最近チェックしたレシピ

Copyright © Sun NETWORK All Rights Reserved.