新年あけましておめでとうございます。
北風が身にしみる日々ですが皆様いかがお過ごしですか?
新しい年号「令和」の年明けですね。
令和二年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は正月の縁起もの、おせち料理の栄養豆知識について
ご紹介していきます。
【黒豆】
「まめに働く」、「まめに暮らす」ということで勤勉・健康を願う意味が込められています。 また関東では黒豆はしわが出るように煮てあり、「しわの寄るまで長生きできるように」
という長寿を願う意味もあります。
原料である大豆には骨粗鬆症を予防してくれるイソフラボンや、コレステロールの生成を抑えてくれる
栄養素が豊富に含まれています。さらに煮汁はビタミンB2が豊富で風邪予防にもつながります。
【田作り】
農家が五穀豊穣を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから名づけられたのが田作りです。 小魚には肥料という意味だけでなく、豊作祈願の意味も込められていたと言われます。
小魚ということでカルシウムが豊富なイメージがありますが、他にもビタミンB12が多く含まれており、 貧血や炎症による舌の痛みに効果的です!
【数の子】
数の子はたくさんの卵が一つにまとまっていて、卵の数も多いという特徴から子孫繁栄の意味が
込められています。
魚卵と言えば、プリン体が多いというイメージがありますが、実は同じ魚卵のたらこと比べると
1/6しかありません。さらにDHAを多く含んでおり、体内でのコレステロールの生成を抑制し、
排出する働きがあります。
【紅白なます】
人参と大根を、赤と白でお祝いの「水引」をかたどった紅白なますには、平安・平和を願う意味が
込められています。
人参には目や皮膚の健康を保ち、免疫力を強めるはたらきがあります。また大根にはお餅などに含まれる
でんぷんの消化を助けてくれる栄養素やビタミンCなども豊富で食べ過ぎた時の箸休めにもおすすめです。
このように様々な効果が期待できるおせち料理ですが、中には食塩、砂糖などを多く使う料理もありますので食べ過ぎにはご注意ください。
美味しいおせちで健やかな正月をお過ごしくださいね!