梅雨明けが待ち遠しいこのごろですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスもなかなか収束せず、職場やご家庭で大変な思いをされていることと思います。
当法人でも大きな行事が軒並み中止となり、利用者様の楽しみが少なくなっています。
そんな中ではありますが、ジョイフル江南では6月10日(水)毎年恒例の梅シロップ作りを開催しました。感染対策を意識しながらではありますが、利用者様の笑顔をみられ、開催できてよかったと思いました。
今回は梅シロップの作り方や梅の栄養素など、ご紹介したいと思います。
【梅シロップの作り方】
~材料~ 容量:2L用保存瓶
青梅…1kg、氷砂糖…1kg、りんご酢…150ml、ホワイトリカー…少量
① 保存瓶にホワイトリカーを少量入れ、全体に行き渡らせて消毒する。
② 梅を洗い、水気を拭く。
③ 竹串またはつまようじで梅のヘタを取り除く。
④ 保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れ、最後にりんご酢を入れる。
保存瓶は冷暗所に保管し、毎日逆さにして梅全体をぬらすと、2週間ほどで氷砂糖が溶けたら完成です!薄めて飲んでください。
スタンダードなのは水割り、ソーダ割りですが、ヨーグルトにかけてもおいしいですし、スイーツとしてもアレンジが楽しめます。
【梅の栄養素】
梅に含まれるクエン酸やリンゴ酸などには、疲労回復効果やカルシウムの吸収を助ける働きがあります。また、唾液の分泌を促して食欲を増進させるだけでなく、胃液やその他の消化酵素の分泌を高めて消化吸収を促進します。
梅はアルカリ性食品なので、肉類やジャンクフードで酸性になりがちな食生活には、それを中和してくれる役割があります。(体液が酸性化すると、血液がドロドロになってしまいます。)
【梅の特徴】
梅はバラ科サクラ属の木になる実で、熟しても甘くならず強い酸味が特徴の果実です。未熟な青梅の種子にはアミグダリンという物質が含まれており、これが酵素によって分解されると有害な青酸を生じ、中毒症状を引き起こす原因となります。加熱またはアルコールや塩漬けにします。
【梅の主な品種】
- 南高梅(なんこうばい・なんこううめ)
和歌山県の代表的な品種です。粒が大きく皮が薄く果肉が肉厚で軟らかいので、梅酒や梅干、甘露煮など、何にでも使える万能梅です。
- 古城(こじろ)
南高梅よりやや小さめの梅で、主に梅酒に向いている品種です。
- 白加賀梅(しろかがうめ・しらかがうめ)
主に関東を中心に出回る品種です。果肉は繊維が少なく緻密で肉厚です。
- 杏梅、八助
果肉が紅いもので、杏と梅が交配してできた品種です。杏に近いですが、梅干にされたりもします。
- 竜峡小梅、甲州小梅などの小梅
小粒の梅で、カリカリ梅干などにされる品種です。
梅は5月中旬から、遅くても7月初旬までしか出回っていないので、「作りたいけど間に合わなかった!」という方には杏やレモン、さくらんぼ、ミニトマトなどのお好きな食材でシロップを作ってみてはいかがでしょうか。
ご自宅で過ごす時間をさらに楽しめるといいですね♪