近年注目されている【グアーガム分解物(PHGG)】という食物繊維をご存知でしょうか。
グアーガム分解物とはえんどう豆の一種である天然グァー豆由来の水溶性食物繊維です。
どんなことが期待できるかと言うと・・・
グアーガム分解物は腸内環境を整える期待が大きい!のです。
水溶性食物繊維は腸内での発酵性が高いほど腸内環境を整える効果が期待できると言われています。
水溶性食物繊維の中でも発酵性がいくつかの分類に分かれており、
グアーガム分解物は高発酵性に属しているので✨すごい✨水溶性食物繊維なのです。
グアーガム分解物は腸内細菌の栄養源となる短鎖脂肪酸を多く作れます。
その結果、善玉菌を増やし腸内環境が整うことになります。
短鎖脂肪酸には、【酢酸】、【プロピオン酸】、【酪酸】、【乳酸】などがあります。
中でも【酪酸】は、他の短鎖脂肪酸に比べ優れた機能を持ちます。
<酪酸の機能>
・腸上皮細胞の最重要エネルギー源
・腸のバリア機能アップ
・炎症抑制
・腸管免疫の維持
🌸腸内環境が整うといいこと・・・🌸
なんと言っても、便秘や下痢の改善につながる可能性が高いです!
様々な研究結果も出されているので気になるかたはチェックしてみてください。
排便があってもいきみが伴う方や下剤を使用している方、下痢でお困りの方は試してみるのもいいかもしれませんね。
(下痢の改善:短鎖脂肪酸の産生を促すことから腸粘膜を良好な状態に回復させ、腸での水分吸収がよくなるので下痢の改善が見込める)
また、腸内フローラの改善により免疫力アップも期待できます。
その他にグアーガム分解物には血糖値・コレステロール値の上昇抑制、
鉄・マグネシウム・カルシウムなどのミネラル吸収促進効果、
腸粘膜細胞増殖などが挙げられます。
今では様々なグアーガム分解物の商品が出ています。
日頃、不調を感じているが何をしていいかわからないという方、
便秘や下痢を改善するために思いつくことはやったけどいまいち改善を感じられない方、
水溶性食物繊維をなかなか摂れない方などは一度考えてはいかがでしょうか🎵
※必要な方は医師・看護師・薬剤師・管理栄養士などにご相談ください。
新年度のスタートと共に自分の身体について見つめ直してみませんか☺
🍎おまけ🍎
食物繊維の分類
◆不溶性食物繊維(水に溶けない)
大腸で水分を吸収して便のかさを増やす。腸を刺激してお通じを良くする。など
含有食品:
穀類(玄米、そば、スパゲティなど)
野菜(ごぼう、たけのこ、かぼちゃ、じゃがいも、切干大根、こんにゃくなど)
豆類(大豆、納豆、小豆など)
果物(柿、梨、バナナなど)
◆水溶性食物繊維(水に溶ける)
大腸の水分量を一定に保ち便の軟らかさを調整する。便秘・下痢を防止する。短鎖脂肪酸産生促進、腸内細菌叢の改善
含有食品:
グアーガム分解物(PHGG)
野菜類(人参、大根、おくら、なめこ、里芋、山芋など)
豆類(大豆、納豆、小豆など)
海藻類(昆布、わかめなど)
果物(キウイ、りんご、いちご、みかん、ももなど)