ブログをご覧の皆様、こんにちは。製造担当の田村です。
今年の冬は暖冬ということで、塩尻市柿沢地区も例年より暖かいです。
先日、リンゴの破砕・搾汁が終わり、今年最後の仕込みを無事に終えることが出来ました!
こちらが搾汁し、リンゴの果汁をデブルバージュ(前清澄)した後の写真になります。
色合いの違いがみて分かるかと思います。左のふじは亜硫酸を添加すると色調が薄い黄緑のような色になるのに対し、中央のふじは亜硫酸を添加しないと褐色に変化します。これはリンゴのオキシダーゼ(酸化酵素)が作用し、ポリフェノールが空気中の酸素と結合することで生じる反応です。りんごの切り口を放置すると色が変わると思いますが、これと同じ作用ですね。。。 右のグラニースミスは色合いが緑がかった透明色で、仕込んでいると比較的酸化しにくいリンゴのようです。。。(写真は亜硫酸を添加していますが)
さて、今年最後の仕込みは終わりましたがその後にはコンテナを洗浄する大事な作業があります。農家さんが大事に育てた原料を頂いているので、その恩返しの気持ちとして原料が入っていたコンテナを高圧洗浄機を用いて綺麗に洗浄してお返しするようにしています。(もちろん頂いた原料でいいワインを造るのもそうですが。。。)
とても寒い中、水しぶきを浴びながら行う過酷な作業なのですが、自社のコンテナも含めて綺麗に洗浄し、来年のシーズンを迎えるまで保管するようにしています。(コンテナ洗浄に使用している水は井戸水を使用しており、節約も意識しております)
先日、お借りしていたコンテナは農家さんの元にすべてお返しをしました。
来年もよろしくお願いします♪