本日は自園のサンサンヴィンヤードでのブドウの生育状況や作業内容をご紹介します!
サンサンヴィンヤードでは8月13日ごろからヴェレゾン(着色)が始まり、現在、全体の約6~7割程度色が付いてきました。
只今サンサンヴィンヤードでは除葉と摘房の作業を行っています。
除葉とは葉っぱを間引く作業で、フルーツゾーン(ブドウの房がなってる場所)の葉っぱを取り除くことで、風通しや日当たりを良くしてあげます。
摘房とはブドウの房を間引く作業のことですが、当ワイナリーでは作るワインのコンセプトによって収量の制限を行います。
通常では1新硝2房に調整し、約2.5kgの収量、ワインにすると2本分ぐらいになるようにしています。
しかし、少量でもいいからより品質の高いワインを造りたい!
去年より1新硝1房、つまり通常の数量の半分になるように房を落としているのです。1本の木から1本のワインが出来るイメージですね。
非常に勿体にないのですが、この作業をすることで土や葉っぱから蓄えられた養分が制限されたブドウの房に凝縮され、より品質の高いブドウができるのです。
これらの管理はすべて手作業で行い、ブドウの房一つ一つを観察しながら、絡み合った房を丁寧にほぐし、状態の良い房を選別しながら切り落として行くのです。
ちなみに切り落とした房はそのまま放置すると腐ってしまい、病気がブドウに蔓延する恐れがあるためすべて回収して、燃やしています。今後は切り落とした房も何か食品などに応用できないか考えていきたいと思っています。
サンサンワイナリー 田村