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介護の業種は何?その特徴は?

介護はどんなカテゴリーに属しているのでしょうか。
日本における職業の分類方法は、総務省の「日本標準職業分類」とハローワークなどで使用されている厚生労働省の「職業分類」が基準になっています。

介護の業種はどのように分類されているか、そしてその特徴はどのようになっているのでしょうか。

介護はどんな業種に分類されている?

先に述べた「日本標準職業分類」「職業分類」のどちらを見ても、介護職は大分類がサービス職となっています。

サービス職はには調理・接客の他に理・美容、CAなども含まれており、産業としての分類は医療・福祉に分けられています。

介護という業種は医療・福祉に関わるサービス業という位置づけがなされているため、病院内や福祉施設において様々な形式で関わっています。

介護施設の分類と特徴

介護事業の中でも、大きく二つに分類することが出来ます。
利用者が自宅に住みながら施設へ通う通所型事業と、住居出来る施設で生活しながら支援をする住居型事業です。

そしてこの二つの中でもさらに分けることが出来ますのでそれぞれの特徴などを紹介します。

通所型事業

働く側も利用する側も共に人気の高いのがこのデイサービス、デイケアです。
共通した活動内容として、リハビリやレクリエーション活動があり、入浴ケアは施設によって異なります。

  • デイケア=通常型、大規模型
    『デイケアの特徴』は、常勤医師を配置する事が定められているため、医療法人、介護老人保健施設に併設されている事がほとんどです。
    サービスの提供時間は基本的に1時間刻みとなります。
  • デイサービス=小規模型、通常型、大規模型
    『デイサービスの特徴』は、特養・介護付き有料老人ホーム・住居型老人ホームや単独の通所施設など様々な形態をとり、サービス提供時間は3時間以上5時間未満と5時間以上9時間未満の利用方法があり、3~5時間までの場合は午前と午後の利用に分かれています。
    宿泊可能な施設では数日間のショートステイを利用する事も可能です。

住居型事業

住居型事業は通所型より多く分かれています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
    要介護3以上が入居条件で、身体介護が必要な方が多く入所されています。
    運営は自治体や社会福祉法人などで、公的な要素があり比較的費用が安いのが特徴の一つです。
  • 介護老人保健施設(老健)
    公的な介護保険施設で、運営は医療法人・社会福祉法人です。
    特養との違いは、老健は在宅復帰のための施設である事で、入居期間には期限があります。
    医師・看護師が常駐する他に、作業療法士・理学療法士などリハビリの専門職も充実しているのが特徴です。
  • 有料老人ホーム
    公的な要素の大きい特養と比べて、有料老人ホームの運営は民間企業が行い、大きく二つに分けることが出来ます。

    介護付き有料老人ホームは名称からわかるように介護サービスを受けることが出来ます。
    住宅型老人ホームは介護サービスはなく高齢者向けの住宅とし、必要な介護サービスなどは外部の訪問介護やデイサービスを個人で契約して利用する形になります。
    その他にサービス付き高齢者向け住宅(サ住)もあり、住宅型と介護サービスはついていません。
    上記2種類の有料老人ホームと違うのは、生活相談や食事・見守りのサービスが提供される事です。
    介護サービスは外部の介護事業者と別途契約が必要になります。

まとめ

介護職は医療・福祉系のサービス業と言う業種に位置づけられていますが、その形態はさらに細かく分類されています。

それぞれの介護施設の形態により、介護士の仕事内容も変わってきます。
特養などの要介護者に対しては入浴や排せつ介助など身体に触れる仕事は資格を持っていなければ行うことが出来ず、食事介助などの直接体に触れない仕事は資格を持っていなくても可能です。

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