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だから介護の仕事は素敵です② ~生涯を閉じる場所として選ばれることへの誇り~

 みなさん、こんにちは。
 今日もこのブログを見に来て下さり、ありがとうございます。

 特別養護老人ホームは医療機関のように治療ができる場ではありませんが、体調が安定していれば期限なくご利用を継続できます。故に、特別養護老人ホームは「終の棲家」とも言われます。利用者様がお歳を重ねられていわゆる「老衰」の段階に入った時に、施設側としては「積極的に医療行為を行って、延命することを望まれるか」それとも「延命措置をせず、ご本人の体力にゆだねて、ご逝去されるまで施設でお過ごしいただくことを望まれるか」のいずれかを利用者様側に選択していただく形となります。そして後者をご希望いただいた場合には、施設で最期までお過ごしいただく、いわゆる「看取り介護」を提供させていただく運びとなります。看取り介護、つまり利用者様が施設でご逝去されるまで援助させていただくということ。どの施設においても、毎年何名かの方が施設での看取り介護を希望されます。そして我々は、その利用者様の人生の最終段階を、できるだけ苦痛なく穏やかに、かつ快適に過ごしていただけるようケアに努めさせていただきます。

 私はいつも思います。ひとりの人間が生涯を閉じるということ、それはとても重く、大切な瞬間であると。そんな大切な瞬間を迎える場所として、自身が勤める施設を選んでいただけるということは、なんと光栄なことなのか。施設に対して信頼がなければ、ご自分の大切な肉親の最期の瞬間をそこで迎えたいとは思わないはずです。施設での看取り介護をご希望いただいた際には、最期まで全力でケアにあたらなければならないという責任を感じつつ、この施設を選んでいただいたことに対しての感謝と誇りを感じています。

 特別養護老人ホームでは看取り介護を提供しているが故、「死」というものに関わる機会が少なからずあります。「死」は決して明るいイメージのものではないですし、「死」というものに対して「恐れ」を感じることも何ら不思議なことではありません。私も介護職員として入社して間もない頃は、利用者様がご逝去される機会に立ち会うことに対して恐さがありました。できることなら避けて通りたいとも思っていました。しかし不思議なもので、仕事に慣れて、そして利用者様との関わりも深くなっていくと、利用者様の「死」に対しての意識も変わっていったのです。いつしか「その瞬間に立ち会うことができてよかった」「自分がいる時にお見送りができてよかった」と思うようになったのです。

 「人生の終幕」を控える利用者様とそのご家族への援助、これも介護という仕事の中で直面する尊い経験です。施設で生涯を閉じられた利用者様のご家族から、「この施設に入れてよかったです」「自分が介護を要するようになったらこの施設に入りたいです」といったお言葉をいただく度に、自分の施設を選んでいただけたことへの感謝と誇りに満ち溢れます。ひとりの人間が生涯を閉じる最終段階に関わらせていただくことができること、これも介護という仕事の素敵さを感じるところであると思います。

 この度はお読みいただき誠にありがとうございました。
 また見にいらして下さいね。

                                   介護老人福祉施設ジョイフル名駅
                                          施設長 原 浩輔

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