介護業界で活躍するために必要なものとは
2025年には、利用者の急増に対して34万人もの人材不足になると予測されている介護業界ですから、社会貢献の意図もあって介護業界で働こうと思われる方もいらっしゃるでしょう。
求人媒体を見ると、介護職求人をいくつも見つけることができます。特に資格がなくても応募は可能ですし、「未経験者歓迎」と記載されていることが多いのも特徴ですね。
しかし、本当に未経験でも問題なく採用され、働くことができるかを不安に思われる方もいらっしゃることでしょう。そこで本記事では、未経験から介護業界で働き活躍するために必要なものをご紹介します。
目次
介護職に必要なもの
介護業界は未経験者でも、無資格でも働くことが可能な業界です。しかし最低限身に着けておきたいスキルや知識が存在するのも事実。そこで介護業界で活躍されたい方に必要なスキルや知識を紹介しましょう。
コミュニケーションスキル
介護の仕事は、対人サービスを提供するのが基本です。そのために必要なものはコミュニケーションスキル。
初対面の高齢者とコミュニケーションを取ってと言われて困る人も少なくありません。そこでコミュニケーションの基本を紹介します。
- 分かりやすい自己紹介
- 単純な質問をぶつける
- 共通点を見つけだす
まずは自己紹介。自分を知ってもらうことから始めます。「女優の○○さんと同じ名前です」といったものや、「みんなには○○と呼ばれます」などニックネームや分かりやすい自己紹介をしましょう。
「何をしてますか?」「どんな食べ物が好きですか?」といった質問をして、相手を知ることもコミュニケーションの基本です。出身地や趣味、好きな物、色など共有点を見つけることで、利用者との距離を近づけることも忘れないようにしましょう。
レクリエーションを覚えておく
介護施設やデイサービスセンターなどでは、毎日のようにレクリエーションが行われているのが一般的です。
未経験でもレクリエーションを任されることも少なくありません。いざ依頼されたときに困らないように脳を刺激するのを目的として歌に乗せて手を動かす「手遊び」。
音楽に合わせて負担が掛からない程度に体を動かす「体操」、「折り紙」などのレクリエーションはやり方を覚えておくと困ることはないでしょう。
介護保険制度の基本的な知識を把握しておく
最期に介護業界で必要なものといえば、介護保険制度の基本的な知識を事前に覚えておくことです。
介護施設は介護保険制度に則って運営されています。制度上、行ってよい行為と行ってはいけないことがきっちりと明記されていますから、覚えておかないと禁止されている行為を知らずに行ってしまう可能性あるため、注意が必要です。
制度上禁止されている代表的な行為を紹介しておきましょう。
- 薬の処方をする
- 利用者の財産を管理する
- 医療行為
- など
禁止行為を行ってしまい、それが公になると、自身ばかりでなく就業している事業所が指定取り消し処分を受けるなど、大問題に発展してしまいます。
知らなかったでは済まされませんから、介護の仕事を行う上で必要最低限な知識は身に着けておきたいところですね。
まとめ
介護業界は慢性的な人材不足に悩まされているため、多くの求人媒体で募集を行っています。未経験でも無資格者でも働くことができる職種ですが、活躍するためには、コミュニケーションスキル、レクリエーションの習得、介護保険制度の基礎的な知識の把握をしておくことをおすすめします。