介護福祉の仕事で大切なことは何?
目次
介護福祉とは
介護福祉とは、年を取って一人では外出もままならなくなった、足が痛い、手が痛いなどといった方々をサポートし、日常生活が不自由なく送れるようにする仕事です。その仕事内容は多岐にわたり、仕事内容もさまざまなものがあります。資格があれば就職や転職に有利ですが、なくても仕事をすることはできるので必ずしも必要というわけではありません。介護福祉の仕事は、高齢者の増加とともに年々必要とされることが多くなり待遇の改善なども行われています。
介護福祉の対象となる方
介護福祉の対象となる方は、年齢や障害の有無に関わらず、日常生活を送る上で何らかの支援が必要な方です。具体的には、以下のような方が挙げられます。
高齢者
- 要介護認定を受けている方
- 一人暮らしでの生活が困難な方
- 高齢による身体機能の低下で、日常生活に支障が出ている方
障害者
- 身体障害者
- 知的障害者
- 精神障害者
- 複数の障害を併せ持つ方
病気やケガをした方
- 長期的な療養が必要な方
- 一時的な介護が必要な方
その他
- 子育て中の家庭で、育児と介護を両立できない方
- 認知症の方
- 終末期医療を必要とする方
介護福祉の目的
介護福祉は、上記のような対象となる方々が、可能な限り自立した生活を送れるよう支援することを目的としています。具体的には、以下に挙げられるような支援を行うことを目的としています。
身体介護
- 食事、排泄、着替え、入浴などの介助
- 体位変換、移動、歩行の補助
生活援助
- 掃除、洗濯、買い物、調理などの家事援助
精神的なケア
- 話し相手になり、心の支えとなる
- 趣味や活動の機会を提供する
医療との連携
- 医師や看護師と連携し、医療的なケアを行う
社会参加の支援
- 地域活動への参加を促す
- ボランティア活動の支援
福祉・介護の仕事
福祉・介護の仕事としては、車いすを押して移動の補助をしたり食事介助や入浴介助などの身体介護をしたりすることです。そのほかには、自宅に訪問して掃除や洗濯、料理、買い物代行などをすることもあります。また、介護に関してまったく知識のない家族の方や利用者の方の相談に乗ることも、重要な仕事の一つといえるでしょう。仕事先は、老人ホームだけでなくデイサービスや病院などさまざまな場所があります。
介護福祉士
身体介護
食事の介助、入浴介助、排泄介助、移動・体位変換、衣類の着脱の介助など
生活援助
掃除、洗濯、買い物、調理など
精神的な支援
話し相手になり、心のケアを行う
医療的なケア
医師の指示のもと、医療処置を行う(褥瘡の処置など)
社会的な支援
福祉サービスの紹介、手続きの代行など
提供場所
以下の場所で提供されます。
- 自宅: 訪問介護、居宅介護支援
- 施設: 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど
- 地域包括支援センター: 相談支援、ケアプラン作成
福祉・介護の仕事で大切なこと
福祉・介護という仕事において、大切なこととはどのようなことなのでしょうか。もちろん勉強して知識を身につけることや限られた時間の中でできることをすべてするために効率のいい動きをすることも重要です。しかし、介護福祉士にとって大切なことはそれだけではありません。大切にするべきことは技術や知識のほかに
- 常に相手の立場になって考える
- 周囲をよく見る、視野を広く持つ
- 常に前向きに
の3つがあります。なぜこれらを大切にするべきなのかを、一つずつ詳しく見ていきましょう。
①相手の立場になって必要なことを考える
どのような仕事でも、お客様を相手にする仕事は常に相手の立場になって考えることが大切です。介護福祉の場合はとくに意識しておく必要があるでしょう。利用者の方がどのようなケアを望んでいるのか、相手の立場になって考えることでより必要とされている介護を行うことができます。介護を行うには、信頼関係が大切です。利用者の方はもとより、その家族の方ともしっかりとした信頼関係を築くことでより適切な介護を行うことができるようになるでしょう。
②観察力を磨く、視野を広く持つ
周囲をよく見る、ということが介護福祉士にっとっては欠かせない大切なこととなるでしょう。利用者の方を常に観察して、精神状態や行動・体調にいつもと違うところはないかなどをきちんと把握することが重要です。ちょっとした違いを見つけることで、重大な病気が発見できる場合もあります。また、周囲をしっかりと観察して利用者の方同士でストレスなく笑顔で過ごすことができるように配慮することも重要です。
そのほかにも視野を広く持ち、レクリエーションに関する技術や知識、音楽、演劇、アロマテラピーなど一見介護には必要なさそうなことであってもさまざまな情報を集めて知識を蓄えておくことで、利用者の方とのコミュニケーションがよりスムーズになり信頼関係を築くことができます。
③常に前向きに
たとえ仕事で嫌なことがあったりショックな出来事があったとしても、切り替えて前を向くことが大切です。しっかり前を向いて明るく笑顔で接することでなかなか信頼を得ることができない利用者の方からも、「ありがとうという」感謝の言葉をもらうことができるでしょう。前向きな気持ちは、周囲にもいい影響を与えて職場全体の雰囲気も明るく変えることができます。もちろん、職場の雰囲気が明るければ利用者の方や家族の方にもさらに信頼してもらえるでしょう。
社会福祉法人サン・ビジョンで介護職として働く魅力
社会福祉法人サン・ビジョンは38の施設と152の事業所を持つ、東海エリア最大規模の社会福祉法人です。展開エリアには、名古屋エリア、春日井エリア、江南エリア、岐阜エリア、長野エリアなどがあります。またサン・ビジョンの各エリアでは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、居宅介護支援センターなど、様々な介護サービスを提供しています。
サン・ビジョンの各地域の介護施設で働く魅力は以下の通りです。
1. 充実した研修制度
- 新入職員研修をはじめ、介護技術研修、リーダー研修、キャリアアップ研修など、職員のスキルアップを支援する研修制度が充実しています。
- 専用の研修施設にて専任の講師による丁寧な指導で行われます。
2. キャリアパス制度
- 介護職、相談員、ケアマネージャー、介護長、施設長と、明確なキャリアパス制度が整備されています。
- 自分の希望や適性に合わせたキャリアプランを立案することができ、キャリアアップを目指して挑戦することができます。
3. チームや職場の先輩などからのサポート体制
- 介護のわからないことや困ったことがあれば、先輩職員や上司が丁寧にサポートします。
- 法人内相談窓口も複数設置されており、職員の悩みや不安に寄り添います。
4. ゆとりある勤務体制
- 法令遵守を徹底したゆとりある勤務体制を導入しています。
- 職員の負担軽減のため、福祉用具も充実しています。
5. 働きやすい環境
- 制服貸与や交通費支給など、働きやすい環境を整えています。
- 各種福利厚生も充実しており、ワークライフバランスをサポートします。
6. 地域に根差した活動
- 地域の医療機関や行政機関と連携し、地域包括ケアシステムの構築に貢献しています。
- また、地域住民との交流イベントなども開催しており、地域に根差した活動を行っています。
サン・ビジョンの介護施設で介護職として働く
サン・ビジョンの各エリアの介護施設では、ご利用者様一人ひとりの個性を尊重した介護を提供しています。介護職員は、ご利用者様の日常生活を支援し、心身ともに自立した生活をサポートします。サン・ビジョンで介護職として働くことは、地域の高齢者の暮らしを支え、社会貢献することになります。
介護の仕事に興味がある方、誰かの役に立つ仕事がしてみたい方は、ぜひサン・ビジョンの介護施設で働いてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
介護福祉にとって大切なことは、常に利用者の方や家族の方の立場になって考え、適切な介護を行うことです。観察力を鍛えしっかり見ておくことで、ちょっとした変化にも気づくことができるようになります。限られた時間の中で効率よく仕事をすることも大切ですが、人を相手にしている、ということを忘れないようにしましょう。適切な介護を行うことで笑顔を見せられたり「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられたりすれば、高いモチベーションを維持することもできます。