介護福祉士にできることを知っておこう！

介護福祉士の就職先

介護福祉士は、そもそもどのような就職先があるのかご存じでしょうか。一般的にはデイサービスや老健施設、特別養護老人ホームなどが思い浮かぶでしょう。もしくはサービス利用者の人のお宅に訪問して介護するという仕事をしている人もいます。そのほかにもいくつか条件はありますが、スクールの講師といった就職先もあります。介護福祉士の仕事は多岐にわたり、できることも少しずつ増えてきているので何ができるのかをきちんと把握しておくことが大切です。

介護福祉士にできること

介護福祉士にできることは、たくさんあります。何より、仕事をするにあたっては利用者の方の生活スタイルを守る、尊厳を大切にするということがもっとも重要な部分です。介護福祉士にはどのようなことができるのかを、詳しく見ていきましょう。

施設では

施設に勤める介護福祉士であれば、主に身体介護に従事しているのではないでしょうか。車いすでの移動、歩行の補助、食事の介助、入浴の介助などできることはいろいろあり、必要とされていることもたくさんあります。基本的には日常生活を一人で行うことが困難な人に対して、日常生活を不自由なく送れるようにするための手助けをするということが求められています。そのため、利用者の尊厳を傷つけることなくさりげなく補助できるような繊細な心遣いが必要とされます。

そのほか、施設ではリーダーの役割を任せられることもあるでしょう。ほかの介護職員のスケジュールの管理やシフト調整、教育、相談までできることは数多くあります。一緒に働く介護職員が働きやすい環境を整えるのも大切な仕事です。

訪問なら

訪問介護であっても身体介護は行いますが、そのほかにも訪問介護の特徴としては生活支援ができることです。料理を作ったり買い物代行をしたりと求められることは利用者の人によって違ってきます。どの程度まで踏み込んでいいのか、相手が何を求めているのかを確実に把握して、求められている仕事を確実にこなすためのコミュニケーション能力が必要とされているといえるでしょう。

そのほかにもできることはある

そのほかにも、介護されるのが初めての利用者の人の相談にのったり不安を解消することも大切なことです。また、利用者の人だけでなく、その家族の相談にものることができます。介護のスペシャリストとして、より利用者が生活しやすいように福祉用具のレンタルや使い方から、時には家のリフォームの相談にものることがあるでしょう。大きな信頼を寄せられることになるので、利用者の人の状況をしっかり把握して的確なアドバイスが行えるようにしておくことが重要です。

介護福祉士に求められること

介護福祉士にできることと求められることは、かならずしもイコールではありません。しかし、求められることをなるべく実行できるように努力することも、大切なことです。介護福祉士に求められるのは介護の知識や技術は当然のことながら、親身に相談にのること、話を聞くこと、楽しく機能回復にもつながるようなレクリエーションをすることなどです。また、とくに明るい笑顔と優しい口調が必要とされるでしょう。どの利用者の人にも平等に優しく繊細な心遣いで接することが、介護福祉士にできることであり求められていることなのです。

まとめ

介護福祉士にできることはたくさんあり、技術的な面はもとよりメンタルケアもまた必要になってきます。技術面でいうなら、できることは努力すればだれでも可能になることがほとんどであるため、まずはできることを確実にこなせるようにしておきましょう。さらに相手がどのようなことを考え、何を求めているかをくみ取るコミュニケーション能力も磨いておくことで、多くの人から信頼を得ることができるようなります。自分に何ができるのか、何が求められているのかを知っておき、普段からスキルを磨くことを心がけておいてください。