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介護の採用試験に作文が増えている?自分の言葉で表現しよう

「介護の採用試験は面接だけだから大丈夫」「人手不足だからだれでも雇ってもらえるだろう」など、介護の採用試験を甘くみている人も多くいます。
しかし、介護業界は人手不足だからといって、必ず希望者全員が採用されるわけではありません。

近年、これまで採用試験に面接しかしていなかった事業所の多くで、作文が取り入れられるようになりました。
本記事では、介護の採用試験に作文が取り入れられる理由や作文を書くときにどういった点に気をつければいいのかなどを詳しく解説します。

これから介護士になりたい、という人はぜひ参考にしてみてください。

介護の採用試験に作文が増えている理由

多くの介護事業所では、これまで採用試験に面接しかおこなっていませんでした。
そのため、「面接だけだから大丈夫」と考えている人も多く、人手不足の業界だから落ちることはないだろうと軽く考えている人もいます。
しかし、面接だけでは事業所が求めている人材とは違った、やる気があるように見えたのにすぐに辞めてしまった、などということもあります。

そのため、近年では面接に加えてちょっとした計算問題や作文を採用試験としている介護事業所も増えてきています。
特に作文を書いてもらうことで、面接ではわからないような人柄や一般常識なども知ることができるようになりました。
そのため、面接だけのときよりも事業所が求めている人材を採用することができます。

まずは箇条書きでかき出してみる

「介護について」とはいっても、漠然としていて何を書いたらいいかわからないという人もいます。
そういったときに重要なのが、「箇条書き」です。

自分が介護について感じていることや知っていること、これまで学習してきた内容、体験してきた内容などを思いつくままに書き出してみましょう。
書き出しているうちに「このことについて書こう」というテーマが見つかります。
テーマが決まったら、少しずつ文章にまとめていきましょう。

介護の採用試験の作文作成のポイント

介護の採用試験の作文作成には、以下の4つのポイントがあります。

  • 結論から書く
  • 介護への思いを素直に書く
  • 自分の言葉で表現する
  • 丁寧な言葉で書く

それぞれどういったことなのかを、詳しく解説します。

結論から書く

作文作成の1つ目のポイントは、結論から書くということです。
結論をはじめに書いておくと、何について書かれているのがはっきりとするため、後に続く文章が読みやすくなります。
結論以外の部分から書き始めてしまうと、文章がうまくまとまらないことも多く、なかなか書き進めることができなくなってしまうでしょう。
読むほうも、何について書かれているのかわからないまま読み進めなければならず、読みづらく記憶に残りにくくなってしまいます。
そのため、必ず結論から書き始めることをおすすめします。

介護への思いを素直に書く

介護への想いを、素直に書きましょう。
自分の体験を混ぜて書くと、より相手に気持ちを伝えることができます。
どのような体験をして、どのように感じたのか、なぜ介護士になりたいと思ったのかなど、自分の言葉で素直に表現することが重要です。

「同じような体験談だから」と、本などにある文章をそのまま書いてはいけません。
例文などを参考にするのは良いですが、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。
自身の体験したこと、そのときの思いは、自分自身だけのものです。
そのため、必ず自分自身の言葉で表現するようにしてください。

将来的なことも書く

ざっくりと「こんな風になれたらいいな」という「夢」を書くのではなく、より具体的に将来の展望について書いておくことも重要です。
たとえば、無資格であるなら、働きながら初任者研修を取得するなどです。
資格を取得したい、将来どのような仕事に携わりたいなど、より具体的に将来のについて記載することで、「長く働いてくれそうな人材」とアピールすることができるでしょう。
そのため、将来についてより具体的に記載しておくほうが、採用されやすいです。

丁寧な言葉で書く

丁寧な言葉で書く、というのも重要な点です。
採用試験で必要とされる作文は、日記でもブログでもありません。
そのため、丁寧に書くのは当然です。

また、制限時間内に作文を書く試験であれば、なおさら丁寧に書くように注意しましょう。
焦って汚い字で書いてしまったり、誤字脱字が多かったりすると「大雑把な性格なのでは」「細かい仕事が任せられないのでは」と思われてしまうでしょう。

「字が汚いから作文はだめかもしれない」そう考える人も多くいます。
しかし、きれいではないながらも、丁寧に書くことで「一つ一つの仕事を丁寧にこなしてくれそう」と思ってもらうこともできます。
事前に書いた作文を提出するのであっても丁寧に書くことは大切であり、誤字脱字はもとより何度も消しゴムで消した跡があるというのは論外です。

介護の採用試験の作文作成で注意したいこと

介護の採用試験の作文作成で注意したいのは、以下の3つです。

  • 話し言葉に注意
  • 盗作・コピペに注意
  • 丁寧すぎる言葉に注意

採用試験の作文は、適当に書いておけばいいというものではありません。
読みやすく、自分の人柄や気持ちを試験官にアピールするためのものです。
介護に関する情熱も、しっかりとアピールできるような作文を作成しましょう。

ここでは、作文の作成において注意するべき点について、一つずつ詳しく解説します。
作文を書く際には、ぜひ参考にしてみてください。

話し言葉に注意

作文を書くときには、話し言葉に注意する必要があります。
「だって」「でも」「なので」など、家族や友人と話をするときのような言葉を使うのは、あまりよくありません。
そのような言葉を多用すると、「一般常識がない」と試験官に思われてしまう可能性もあります。
「文章を書くのは苦手」という人であればなおさら、文章の書き方を勉強しておくことが重要です。

盗作・コピペに注意

盗作は、問題外です。
例文をそのまま流用した、添削をしてもらった文章をそのまま記載してしまった、などということになれば、採用などしてもらえるはずもないでしょう。

また、パソコンで作文を書いたとして、ほかの人が書いた文章をそのままコピー&ペーストしてしまうのもいけません。
作文を書くときには、必ず自分自身の言葉で書くようにしてください。

丁寧すぎる言葉に注意

丁寧すぎる言葉にも注意しましょう。
丁寧すぎて、逆に文章がおかしくなってしまうこともあります。

丁寧すぎておかしくなった文章は、読む側にも不快な思いをさせてしまう場合があります。
そのため、丁寧に書くことは重要ですが、あまりにへりくだった文章や丁寧すぎる文章はやめておきましょう。
自分自身で何度か読み返して、違和感を覚えるような文章は変更してください。

まとめ

介護の採用試験で必要となる作文は、細かくテーマが決まっている場合や「介護について」などといった抽象的なものまでさまざまです。
しかし、どのようなテーマであっても自分の言葉で自分の考えを述べることが重要です。
介護という仕事に対して、どれだけの情熱を持っているのか、どのような体験が元になっているのか、そういったことをきちんと書くことで、試験官にもよい印象を与えられるでしょう。

介護の試験の作文は、その多くが介護に関する知識ではなく、人柄を見るためのものです。
事業所が必要としている人柄なのか、長く働いてくれる可能性はあるのかなど、面接だけではわからない部分を補うためのものです。
そのため、介護の試験で作文があったときには、合わずに自分の体験を素直な気持ちで誤字に気を付けて丁寧に書くようにしてください。
これらのポイントに気を付けて書くだけで、作文から受ける印象はずいぶんと変わってきます。
ポイントを押さえたうえで、提出する前に必ず2回は読み直してください。
しっかり準備をして、採用試験に臨みましょう。

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