楽な仕事なんてないですよね?
みなさん、こんにちは。
今日もこのブログを見に来て下さり、ありがとうございます。
新型コロナウィルスに振り回されている日々…。このことによって多くの方が夢、希望、喜び、楽しみを奪われていることと思います。当施設でも感染予防に万全を期すために、ご家族の面会を制限させていただいたり、利用者様の外出を控えていただいたりという形で対応させていただいておりますが、面会したくてもできないご家族や施設の外の空気に触れられない利用者様のことを思うと心苦しい限りです。早く平穏な日常が戻ってくることを切に願う今日この頃です。
さて、今から10数年前のことになりますが、当時介護職員として夜勤をやっていた時のこと、夜中に施設のリビングで洗濯物たたみの仕事をしていたら、トイレに起きて来られた女性利用者様が私に声を掛けて下さいました。「こんな夜中に何やっとりゃ~す。大変でぇや~なも。どんな仕事も骨が折れるなぁ~」(←名古屋弁の発音です。)いつも感心そうにそう声を掛けて下さったこの利用者様、つまるところ、「どんな仕事も楽なものはない」ということを仰りたかったのだと私は捉えております。
そうなんです。楽な仕事なんてそうそうないんです。
世の中に厳しい仕事はたくさんあります。色々挙げたらどれだけでも出てくると思います。介護の仕事だけが特別きついみたいな言われ方をしているように感じてしまいますが(ちょっと被害妄想でしょうか)、そんなことはないと思います。
そもそも「きつい仕事」の「きつい」とは何を指すのでしょうか?
身体的負担?
精神的負担?
いやいや、身体的にも精神的にも全く負担が掛からない仕事なんてないのではないでしょうか。仮にそれらの負担が掛からないとしても、やり甲斐や喜びが感じられない仕事であればいずれ飽きてしまうのではないでしょうか。長くは続かないのではないでしょうか。
どんな仕事も楽してお金がもらえるなんてことはありません。ですので「介護の仕事だからきつい」という固定概念を取り払って考えていただけると嬉しいです。時にはきついこともありますが、その「きつかった」という記憶を忘れてしまう程のやり甲斐や喜びもたくさんありますよ。
この度はお読みいただき誠にありがとうございました。
また見にいらして下さいね。
介護老人福祉施設ジョイフル名駅
施設長 原 浩輔