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ケアし、ケアされ。

木曽地域の木曽町にあるグループホームグレイスフル日義でハウスマネージャーをしています上垣外です。

さて、このブログを読んで下さっている皆さんの中にも、介護の業界では離職率が高い、というイメージがあると思います。
でも長~くこの仕事に携わっている人も大勢います。私自身もこの法人に入る前から介護業界に身を置いていますのでかれこれ20年近くになります。なぜ今まで続けて来られたんだろう、と考えてみると利用者さまとの関わりの中で、時々宝物のような一瞬がおとずれるのです。例えば、入所以来ずっと「家に帰りたい」と訴えておられる認知症がかなり進んだ利用者様。「帰りたいですよねえ」と言いながらその気持に答えてあげられない無力感で落ち込んでいると、「あんたも一緒。一緒に帰ろう」と言って下さる。なかなか寝付けない方のベッド脇に付き添っていると、ご自分の体をずらしてスペースを空け、「あんたも寝ていき」と心配して下さる。「ああ、またがんばろう」と思える一瞬なのです。ケアを提供している自分がじつは利用者さまにケアされているのを感じます。
仕事だけでなく、よく周りを見渡せば毎日の生活の中でも家族や友達などの身近な人にもじつはそんな優しさや思いやりをもらっているのに気づかず、感謝の気持を持てないでいるのかもしれません。そして自分は周りの人達に対して、あの利用者様方のように思いやる気持を持てているのかな?それを伝えられているのかな?
コロナ禍の続く日常の中で、ちょっと立ち止まって振り返ってみたいと思っています。

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