介護の仕事はいろいろ③
こんにちは。
名古屋市中区にある、介護付有料老人ホーム グレイスフル上前津にて生活相談員をしている猪狩です。
前回のブログを書かせてもらったのは、ちょうど1年くらい前になるのでかなり久しぶりです。
以前は、ブログ内にてクラブ活動の様子や、年に一度の旅行企画についてお話しをしましたので、その頃と比べると施設を取り巻く状況というのは大きく変わってしまいました。
現状は外出行事や旅行企画については全て中止にしなくてはならない状況です。
利用者様から、「外出して美味しい蕎麦を食べに行きたい。」「欲しい物を差し入れてもらうのではなくて、自分で買いに行きたい。」といった声を聞くたびに、希望を叶えることが出来ず心苦しく思っています。
ご家族との面会についても、以前のように簡単に会うことはできず、スカイプ面会や、ついたて越しに数分のみの面会に変わってしまいました。
「今は誰もが我慢を強いられている状況だから仕方ない。」と言ってしまえばその通りなのかもしれませんが、こんな状況でも利用者様に毎日の生活の中で楽しみを見つけてもらい、室内で過ごしていても季節を感じてもらえるようにするにはどうしたらいいか、私たち職員ができることは何かないだろうか、と日々考えています。
「外出行事が出来ない代わりに、施設内で出来る行事をやろう!」ということで、壁をスクリーンにして、プロジェクターで利用者様からリクエストいただいた歌手の映像を流して上映会を行ったり、お抹茶と季節のお菓子を準備してお茶会をやったり、他にも食事イベントを計画して実施してきました。
利用者様から「よかったよ!また次もやってね。」と声を掛けていただけると私たち職員もとても嬉しいです。
また、なかなか面会が出来なくなってしまったご家族へ、お便りを通して利用者様のご様子を知ってもらえるようにお一人ずつ写真を添えてお手紙を作成する取り組みも始めました。
面会は出来なくても、利用者様がどのように生活しているのか、変わりなく過ごしているのか、寂しい思いをしていないか、ご家族はとても心配されているのではないかと思います。
こういった状況であるからこそ、ご家族との繋がりを大切にしなくてはいけないなと実感しています。
ちなみに今月は、利用者様にご家族向けの年賀状を作成していただいているので、ご家族に喜んでいただけるのか楽しみです。日頃の感謝の気持ちを手書きメッセージで書いてくださっているので、利用者様のお気持ちがご家族にも伝わるといいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これから冬本番に向けて、体調崩されぬようお過ごしください。