介護職は無資格でも働ける!求められるものは?
無資格だけど介護の仕事がしたい、そう考える人もいるのではないでしょうか。たとえ資格がなくても、介護業界が求める人材であれば雇用してくれる事業所も少なくありません。まずはどのような人材が必要とされているのかを、理解しておきましょう。
目次
介護職は無資格でも就職できる
介護職は、資格がなくては就職できないものなのでしょうか。実は、そのようなことはありません。資格を持っていないとしても、できる仕事も多くあります。介護職の求人には、無資格未経験でも問題ないと記載されているものもあり、実際の介護現場でも資格を持っていなくても働いている人はいます。そのため、資格は持っていないけど介護の仕事に就きたい、という意欲のある人はぜひチャレンジしてみてください。
資格取得支援を利用しよう
無資格で介護の仕事をしたいというときには、資格取得支援のある事業所がおすすめです。事業所にしても資格があればそれだけ知識や技術を持っているということになるため、雇用した職員が積極的に介護関係の資格を取得してくれることは歓迎すべきことです。そのため、資格を取得したいという意欲があるのなら、職場の状況をよく見てから上司に相談してみるのもいいのではないでしょうか。
介護職に求められるのは
資格や技術があることは、介護職にとってとても大切なことです。しかし、いくら資格や技術、知識があったとしても介護に向いていない人もいます。逆に無資格で未経験であっても介護職に向いている人もいるので、求人票にも無資格歓迎と書いてあるものも多数あります。どのような人であれば向いていると判断されるのか、介護職に求められるものは何なのかを詳しく見ていきましょう。
求められるもの①人柄
介護職に求められるものの一つ目は、人柄です。優しく穏やかでなおかついつも笑顔であれば言うことはないでしょう。どの仕事でも人柄が重視されるのはもちろんですが、とくに介護職は利用者の方への細かい気遣いが求められます。また、利用者の方を脅かさないような穏やかで優しい人柄が何より大切であり、明るく元気づけてくれる人であれば資格のあるなしにかかわらず雇用したいという事業所も多くあるでしょう。そのため、介護職では書類審査よりも面接が重要視される傾向にあります。
求められるもの②コミュニケーション能力
介護職に求められるものは、人柄だけでなくコミュニケーション能力も重要です。介護の仕事は、ほかの職員と連携してチームで動くことがほとんどです。一人で何かをするということはほぼなく、必ず報・連・相が求められます。そのために、同僚と軋轢を生むことなくうまく連携をとれるようなコミュニケーション能力が必要とされます。もちろん、利用者の方とのコミュニケーションも大切です。利用者の方の言いたいことをきちんと聞き取れるのはもちろんのこと、利用者の方のプライドを傷つけないような話し方をしましょう。さらに、家族の方への配慮も求められます。
求められるもの③観察力
介護職には、観察力や判断力が求められます。介護の現場では利用者の方のちょっとした違いや精神・体調の変化に気づき、すぐに適切なケアをすることが必要とされるからです。そのためにも普段から利用者の方の情報を頭に入れておき、観察や確認を密にするように心がけましょう。そういった観察力や判断力がある人であれば、たとえ無資格であったとしても事業所に必要とされる人材になれます。
無資格でもできること
介護の仕事は多岐にわたり、たとえ無資格でもできることはたくさんあります。例えば生活の援助や送迎のサービスなどは資格がなくても可能です。また、基本的に訪問サービスは無資格ではできませんが、介護施設などであれば入浴や食事の介助といった身体介護もすることができます。そのほかにもレクリエーションの企画や実行、居室の清掃などもできます。
まとめ
無資格では介護の仕事はできないのではないかと思われるかもしれませんが、実際にできることはたくさんあります。知識や経験・技術も重要ではありますが、介護職に就く上で何より大切なのは相手を思いやる心とやる気です。就職時には無資格であっても、働きながら取得できる資格もあるのでぜひ挑戦してみてください。