介護士に向いている人とは?介護に必要なスキルを知っておこう!
介護の仕事をしたい、そう考えたときに「自分は向いているのだろうか」と不安に感じたことはないでしょうか。
どのような人であれば介護の仕事が向いているのか、介護の仕事に必要なスキルと併せて詳しく解説していきます。この記事を参考に、ぜひ介護の仕事を始めてみてください。
目次
介護士とは
そもそも介護士とは、年を取って身体が不自由になった人や思うとおりに物事を進められなくなった人の生活をサポートするための仕事です。身体機能が衰えてきた人をサポートする身体介護、日常生活が思うように営めなくなった時にサポートする生活援助、話し相手になったりレクリエージョンをしたりといった精神面でサポートするメンタルケアなどの仕事があります。利用者の家族に対しての助言なども、仕事に含まれます。そのほかにもさまざまな仕事がありますが、介護の仕事をしたいのであればどのような人が向いているのかを知る事が大切です。
介護士に向いている人
①常に笑顔な人
常に笑顔でいる人は、職場全体の雰囲気も明るくしてくれます。職員だけでなく利用者もつられて明るい笑顔になることも多く、だれにでも好かれるでしょう。利用者から認められるのは大変なことですが、「ありがとう」と笑顔で言われるとやる気も出てきます。介護士にとって「利用者に認められる」というのは、介護をする上で大切なことです。また、何かショッキングな出来事があったとしても、気持ちを切り替えて明るくふるまうことで、周囲の人にもいい影響を与えることができます。
②人の話を聞ける人
「人の話を聞ける」というには、介護士にとって必須ともいえます。利用者は自分の話を聞いてほしいのであり、職員の話を聞きたいわけではありません。そのため、介護士が自分の話ばかりしていては、利用者からの信頼を得ることができません。小さな話や同じ話の繰り返しでも、笑顔でしっかり聞くことが大切です。忙しいから、と常に足早に通り過ぎたり呼ぶ声を無視したりしては、利用者にとっても「話をする意味がない」と判断されてしまいます。
③向上心がある人・柔軟な思考を持つ人
介護現場は、常に変わってきています。1年もたてば介護の仕方が変わる、新しい福祉用具が出てくるなどということもよくあります。そのため、常に新しい介護技術を学ぶ姿勢がある、向上心がある人が介護に向いています。また、同僚や上司の指摘などを真摯に聞ける、ということも大切です。柔軟な思考で「いろいろなやり方がある」とさまざまな介護技術を肯定し、吸収できるようにしましょう。いつまでも「こうしないといけない」と固定観念にとらわれて、自分を変えようという柔軟な姿勢がない人は、介護には向いていません。
④人と接することが好きな人
介護は、常に利用者と向き合わなければならない仕事です。そのため、人と接することが好きな人が向いています。また、ときには耳の遠い方に大きな声で話しかける必要もあります。レクリエーションなどでは、大勢の前でしっかりと声を出し、ときには冗談を交えて笑いを取ることも大切です。人と話すのが得意ではない、恥ずかしくて人前で大きな声が出せないという人は介護士には向いていません。
⑤相手の立場になって考えられる人
相手の立場になって物事を考えられる人が、介護士には向いています。どのようなサポートを必要としているのか、どのような声掛けは嫌がられるのかを、言われる前に気づくことができるからです。「もしも自分だったら」と考えることで、本当に必要な介護をすることができます。
介護の仕事を始めたいけど…自分に合ってる?
上記の項目に当てはまるものが多ければ、あなたは介護の仕事に向いている可能性が高いです。また、全てに当てはまらなくても、介護の仕事で活躍することは十分可能です。
最も大切なのは、ご利用者様を思いやる心と、仕事に対する熱意です。
介護の仕事で活躍したいあなたへ – 必要なスキルを身につけよう
介護士を目指すことを決めたら、介護現場で活躍するためにはどのようなスキルが必要とされるのかを知っておくことが大切です。
ここで介護に必要なスキルをチェックしてみてください。
①コミュニケーション能力
介護士に必要なスキルとは、コミュニケーション能力です。いくら笑顔で明るい人でも、小さな声でぼそぼそ話をしていれば、利用者の耳には届きません。しっかり話ができなければ、信頼関係を築くことも難しくなってしまいます。また、話の内容から利用者が何を望んでいるかを聞き出すことも、介護士の大切な仕事です。うまくコミュニケーションが取れないと、本当に望まれている介護をすることができません。利用者に対するだけでなく、介護士として利用者の家族に接するときにも、コミュニケーション能力が必要です。とくにデイサービスなどでは、家族からきちんと話を聞き、その日の様子や変わったところなどを知っておく必要があるからです。もちろん利用者や家族だけでなく、職員の間でもきちんとコミュニケーションが取れていなくては、いざというときに困ってしまうでしょう。介護とはチームでする仕事であり、ほかの介護職員との連携が重要です。介護士に取ってコミュニケーション能力は、必須ともいえるスキルです。
②広い視野と情報取集
広い視野と情報収集も、介護士にとって重要なスキルの一つです。たとえ介護に直接関係がなくても、薬に対する知識やリラックスするための方法、さまざまなレクリエーション、折り紙や裁縫などさまざまな分野の知識や技術を取り入れることが大切です。知識が広いだけで、利用者とのコミュニケーションの幅も広がります。常日頃から多くの分野で情報を集めておくことで、介護に役立つこともあります。その他、すべての利用者の顔と名前を覚えるのは当然として、だれが何を好きで、どんなことならしたいと思っているのかなど利用者に対する情報収集も行うようにしましょう。
③観察力と対応力
観察力と対応力も、介護士にとっては必須のスキルといえます。観察力があれば、普段から接している利用者のちょっとした変化や以上を見逃すことなく、病気や体調不良を早めに発見することができるでしょう。また、対応力があることで容体が急変したときに慌てず、適切な対処ができます。いざというときに最も重要なのは、慌てることなくしっかり観察し、的確な対応をすることです。
④介護の専門知識と技術
介護という仕事は、専門職でありプロフェッショナルが求められる仕事です。入浴介助や食事介助、排せつ介助など専門的な技術や知識、コツが必要となる仕事ばかりです。また、個人に合わせたサポートが重要となるため、だれがどのような介護を必要としているのかを、見極めることが大切です。そのほか、認知症に対する専門知識や必要な対応、ターミナルケアに関する理解と知識など介護士には幅広い分野での知識が求められています。
介護の仕事に挑戦するメリット
介護の仕事は、様々な経験やスキルを活かせるだけでなく、やりがい、社会貢献、安定した生活といった多くのメリットがあります。
新しい自分に出会える
違う業界から介護の仕事に転職した場合や、学生が初めての仕事として介護に従事することで、多様な人間関係の中で自分自身の価値観や考え方を見つめ直し、新たな一面を発見できるでしょう。介護の仕事を通して、コミュニケーション能力や問題解決能力など、これまで気づかなかった自分の才能を発見できるかもしれません。
やりがいを感じられる
ご利用者様やご家族から感謝の言葉をいただくことで、大きなやりがいを感じることができます。直接的に人の役に立つことで、社会の一員としての役割を果たしている実感を得られたり、生命の尊さや大切さを深く理解することができます。他の職員と協力して、利用者の方をサポートすることで、チームワークの大切さを学び、達成感を味わえます。
社会貢献できる
高齢化が進む日本において、介護の仕事は社会貢献に直結する仕事です。地域の介護施設で働くことで、地域社会の一員として貢献することができます。今後ますます高齢化が進む社会において、介護の仕事は必要不可欠な仕事です。
安定した仕事
高齢化が進み、介護の需要はますます高まっています。人手不足が深刻なため、雇用が安定している傾向にあります。また多くの介護施設では、従業員の福利厚生が充実しているところもあります。
社会福祉法人サン・ビジョンで介護職として働く魅力
社会福祉法人サン・ビジョンは38の施設と152の事業所を持つ、東海エリア最大規模の社会福祉法人です。展開エリアには、名古屋エリア、春日井エリア、江南エリア、岐阜エリア、長野エリアなどがあります。またサン・ビジョンの各エリアでは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、居宅介護支援センターなど、様々な介護サービスを提供しています。
サン・ビジョンの各地域の介護施設で働く魅力は以下の通りです。
- 充実した研修制度
- 新入職員研修をはじめ、介護技術研修、リーダー研修、キャリアアップ研修など、職員のスキルアップを支援する研修制度が充実しています。
- 専用の研修施設にて専任の講師による丁寧な指導で行われます。
- キャリアパス制度
- 介護職、相談員、ケアマネージャー、介護長、施設長と、明確なキャリアパス制度が整備されています。
- 自分の希望や適性に合わせたキャリアプランを立案することができ、キャリアアップを目指して挑戦することができます。
- チームや職場の先輩などからのサポート体制
- 介護のわからないことや困ったことがあれば、先輩職員や上司が丁寧にサポートします。
- 法人内相談窓口も複数設置されており、職員の悩みや不安に寄り添います。
- ゆとりある勤務体制
- 法令遵守を徹底したゆとりある勤務体制を導入しています。
- 職員の負担軽減のため、福祉用具も充実しています。
- 働きやすい環境
- 制服貸与や交通費支給など、働きやすい環境を整えています。
- 各種福利厚生も充実しており、ワークライフバランスをサポートします。
- 地域に根差した活動
- 地域の医療機関や行政機関と連携し、地域包括ケアシステムの構築に貢献しています。
- また、地域住民との交流イベントなども開催しており、地域に根差した活動を行っています。
サン・ビジョンの介護施設で介護職として働く
サン・ビジョンの各エリアの介護施設では、ご利用者様一人ひとりの個性を尊重した介護を提供しています。介護職員は、ご利用者様の日常生活を支援し、心身ともに自立した生活をサポートします。サン・ビジョンで介護職として働くことは、地域の高齢者の暮らしを支え、社会貢献することになります。
介護の仕事に興味がある方、誰かの役に立つ仕事がしてみたい方は、ぜひサン・ビジョンの介護施設で働いてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
介護士に向いている人は、だれにでも優しく話しかけ、常に明るく人の話を最後まで聞くことができる人です。また、介護士の資格はさまざまなものがあります。国家資格である介護福祉士だけでなく、ケアマネージャーや介護職員初任者研修・介護事務など数多くある資格の中で自分に合ったものを選んで取得していきましょう。勉強熱心な人や常に努力していて向上心がある、という人も向いています。介護の仕事は常に最新の知識をどれだけ取り入れられるかということも、非常に大切です。性格的に向いている人であれば、就職した後でも十分資格を取ることは可能です。これから介護士に就きたい、介護に関心があるという人はぜひ、挑戦してみてください。