介護の面接でよく聞かれることは?面接のポイントを押さえておこう
介護の仕事をしたいけど、面接が不安という人も少なくありません。
転職エージェントなどを利用できればいいですが、スキルが全くない、全然違う分野からの転職などとなれば、エージェントを利用することも難しいでしょう。
そういったときには、自力で何とかするしかありません。
ぜひこの記事を参考に、面接に対する対策を立てておきましょう。
目次
介護士へ転職するには
介護士へ転職するには、いったん仕事をやめてから自分に合う介護職を見つけ、応募をする必要があります。
転職エージェントを使うのも一つの手段ですが、その場合は、それなりのスキルを持っているか技能・経験があるかが重要です。
自分をアピールできなければ、転職エージェントを利用することは難しいものです。
とはいえ、転職サイトを使って転職することもできるので、ぜひ自分に合う事業所を見つけて入社試験を受けてみてください。
面接が大切
多くの介護事業所では、面接を重視します。
技術や知識も大切ですが、何よりも利用者と接する仕事なので人となりを重視しているからです。
人に優しく接することができるか・コミュニケーションがうまくとれるか・観察力があるかなど、介護の仕事に向いているかどうかを面接で判断します。
たとえ技術的な部分や知識が未熟であったとしても、面接で人柄が合うと判断されれば採用されることは十分にあります。
よく聞かれる質問9選
介護の面接では、履歴書からはわからない志望動機や雰囲気、将来のキャリアについてなどを知るために行われます。
面接でよく聞かれる質問を押さえておくことで、本番で的確な回答ができます。
面接でしっかり自分をアピールして、就職を成功させましょう。
また、面接では明るくハキハキと答え、自分の考えをしっかりと伝えるようにしてください。
ここでは、面接で聞かれる質問と、その解答例を詳しく解説していきます。
①今までどのような仕事をしてきましたか?
今までどんな仕事をしていたのかを、具体的に伝えましょう。
とはいっても「夜勤をしていました」「デイサービスで日勤をしていました」などといった簡潔すぎる答えでは、持っているスキルや経験で得たことなどが何一つ伝わらないため、良くありません。
面接官が知りたいのは、仕事のミスマッチを防ぐために、どのようなスキルや経験を持っているかということだからです。
②前の仕事を辞めた理由は何ですか?
前職があった場合には、前の職場を辞めた理由を聞かれます。
しかし、その時に給料が少ないなど前の会社に対する不満や前の会社の同僚に対する不満などを答えてしまうことは、良くありません。
なぜなら、面接官に同じような理由で辞められてしまうのではないか、同僚とトラブルを起こすのではないかと思われてしまうからです。
たとえ本当のことであっても前職に対する陰口や悪口ととられるようなことは言わないようにしましょう。
例えばキャリアアップのためや、新しい会社で新しいことに挑戦したいことがあるなど、前向きな理由にしておくと、面接官の心象もよくなります。
③当社に応募した理由を教えてください
志望動機は、ほとんどの介護事業所で聞かれる定番の質問といってもいいでしょう。
面接官が知りたいのは、「なぜ当事業所でなくてはならないのか」「ほかの事業所ではいけない理由」です。
たとえば、「家から近いから」「福利厚生がしっかりしているから」「資格取得支援があるから」などの理由で回答してしまうと、「似たような条件の事業所であればどこでもよかったんだな」と思われてしまいます。
そのため、志望した事業所はどのようなことに力を入れているのか、志望した事業所で経験したい仕事、自分の経験やスキルが事業所にとってどのようにプラスになるのかなどを具体的かつ簡潔に伝える必要があります。
④前職でのエピソードを教えてください
前職でのエピソードといっていますが面接官が知りたいのは、どのような経験をして、その経験から何を学んだのか、今後その経験をどのように活かせるのかなどです。
そのため、「特に何もない」という回答は一見無難なようでいて、まったく歓迎されません。
何もないということは何も気づけなかった、経験できていない?、何も考えずに言われたことだけこなしていた?ととられかねないからです。
ちょっとしたことでもいいので、成功体験から得たやりがいや失敗談から得た教訓、それらの体験をどのように活かせたのかなどを具体的にわかりやすく話すようにしましょう。
⑤当社での目標やキャリアプランはありますか?
キャリアアッププランと聞かれたときに、「できることは何でもします」「特にできないことはないので、どんどん言ってください」などという回答はNGです。
何でもできて、嫌な仕事がないというのは一見素晴らしいことのように思えますが、具体的な考えが何もない、自分から考えて動くことができないと思われてしまう可能性があります。
そのため、具体的に志望した事業所でどのようなことにチャレンジしたいのか、これまでの経験を踏まえて新しい事業所で達成したいことなどを告げます。
また、自分が今取り組んでいることや、今後の目標なども具体的に伝えることで、より「介護に対して熱意がある」「今後のこともしっかり考えている」と思ってもらえます。
⑥高齢者とのかかわりはありますか?
これまで高齢者とどのようなかかわりがあったのか、抵抗なくスムーズなコミュニケーションが取れるのかなどを、面接官は知りたがっています。
どれだけ介護に熱意があっても、高齢者と会話をうまく進めることができずに結局やめてしまった、などということもあります。
家族や親せきに高齢者がいて抵抗がないことなどを告げるのは良いですが、ただ単に「一緒に過ごせて楽しかった」「同居しているので抵抗はない」などといった回答では、具体的なことが何一つ伝わらないので良くありません。
高齢者と過ごして印象に残った経験や学んだこと、介護という仕事に対する熱意と覚悟などを話すようにしてください。
⑦残業や夜勤はできますか?
残業や夜勤についての質問は、労働条件の確認でもあるので多くの介護事業所の面接で聞かれます。
ここで「夜勤や残業はやりたくない」「特に用事はないけど毎日定時で帰りたい」などと答えてしまうと、仕事に対してやる気がない、惰性で行うつもりだと思われてしまいます。
そのため、「残業にならないように効率的に業務はこなすが、必要であれば責任をもってしっかりやる」というように、積極的に「できる」姿勢を見せることが大切です。
また、もしできない場合には、「子どもが小さくて18時以降は出られない」など理由を具体的に話すようにしましょう。
⑧いつから働けますか?
いつから働けるのか、という質問が出るということは、採用を前向きに考えているといってもいいでしょう。
とはいえ、採用を決定したというわけではありませんので、最後まで気を抜かずに面接に臨んでください。
また、いつから働けるのか、という質問に対して「わからない」などといった回答はNGです。
すぐに人手が欲しい事業所にとって意味がありません。
とはいえ、現在働いている事業所のこともあるので、どんなに早くても「来月から」または、「3ヶ月後から」など、できるだけ早い日付を明確に伝えるといいと思います。
⑨最後に質問はありますか?
どの介護事業所でも最後に、逆質問があります。
「特にない」「大丈夫」などという回答は、良くありません。
入社意欲や自己アピールを絡めた質問をいくつか用意しておきましょう。
また、面接のときに感じた疑問でも大丈夫です。
ただし、ホームページを見ればわかることや、入社後の福利厚生、有給休暇について、給与についてなどの質問は控えましょう。
資格取得支援などについての質問は問題なく、資格を取得してスキルアップを図りたいと考えていることをアピールできます。
介護士の面接で必ず知っておきたい!好印象を与えるための7つのポイント
介護士の仕事に就きたいあなたへ。面接で緊張するのは当然のことです。しかし、適切な準備と心構えがあれば、必ず好印象を与えることができます。今回は、介護士の面接で必ず知っておきたい、好印象を与えるための7つのポイントをご紹介します。
1. 第一印象は大切!服装や言葉遣いを意識しよう
面接官との最初の出会いは、あなたの第一印象を決定づける大切な瞬間です。清潔感のある服装、身だしなみを心掛け、明るい笑顔で挨拶をしましょう。言葉遣いも丁寧にすることで、誠意が伝わります。
2. 面接官の目を見て話す
面接官の目を見て話すことは、誠意と自信を示す上で非常に重要です。目を合わせながら話すことで、あなたの言葉がより伝わりやすくなります。
3. ハキハキとした声で話す
ハキハキとした声で話すことは、あなたの意欲や自信を示す上で効果的です。ゆっくりと、落ち着いて、聞き取りやすい声で話すように心がけましょう。
4. 誠意を持って話す
「なぜこの仕事を選んだのか」「なぜこの施設を選んだのか」など、自分の言葉で、誠意を持って話しましょう。嘘をつかず、正直に自分の気持ちを伝えることが大切です。
5. 質問には具体的に答える
面接官の質問に対しては、抽象的な答えではなく、具体的なエピソードを交えて答えるようにしましょう。例えば、「なぜ介護の仕事に興味を持ったのですか?」という質問に対しては、「祖母が病気で、介護の大変さを目の当たりにして、人の役に立ちたいと思うようになりました」のように、具体的な経験を話すことで、あなたの気持ちがより伝わります。
6. 熱意を伝える
介護の仕事に対するあなたの熱意を言葉で伝えましょう。「利用者の方々に笑顔になってもらいたい」「少しでも役に立ちたい」など、あなたの想いを具体的に話すことで、面接官にあなたの熱意が伝わります。
7. 逆質問をする
面接の最後に、逆質問をする時間を設ける施設もあります。事前に準備しておいた質問をすることで、あなたの意欲や職場への関心の高さをアピールすることができます。
社会福祉法人サン・ビジョンで介護職として働く魅力
社会福祉法人サン・ビジョンは38の施設と152の事業所を持つ、東海エリア最大規模の社会福祉法人です。展開エリアには、名古屋エリア、春日井エリア、江南エリア、岐阜エリア、長野エリアなどがあります。またサン・ビジョンの各エリアでは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、居宅介護支援センターなど、様々な介護サービスを提供しています。
サン・ビジョンの各地域の介護施設で働く魅力は以下の通りです。
- 充実した研修制度
- 新入職員研修をはじめ、介護技術研修、リーダー研修、キャリアアップ研修など、職員のスキルアップを支援する研修制度が充実しています。
- 専用の研修施設にて専任の講師による丁寧な指導で行われます。
- キャリアパス制度
- 介護職、相談員、ケアマネージャー、介護長、施設長と、明確なキャリアパス制度が整備されています。
- 自分の希望や適性に合わせたキャリアプランを立案することができ、キャリアアップを目指して挑戦することができます。
- チームや職場の先輩などからのサポート体制
- 介護のわからないことや困ったことがあれば、先輩職員や上司が丁寧にサポートします。
- 法人内相談窓口も複数設置されており、職員の悩みや不安に寄り添います。
- ゆとりある勤務体制
- 法令遵守を徹底したゆとりある勤務体制を導入しています。
- 職員の負担軽減のため、福祉用具も充実しています。
- 働きやすい環境
- 制服貸与や交通費支給など、働きやすい環境を整えています。
- 各種福利厚生も充実しており、ワークライフバランスをサポートします。
- 地域に根差した活動
- 地域の医療機関や行政機関と連携し、地域包括ケアシステムの構築に貢献しています。
- また、地域住民との交流イベントなども開催しており、地域に根差した活動を行っています。
サン・ビジョンの介護施設で介護職として働く
サン・ビジョンの各エリアの介護施設では、ご利用者様一人ひとりの個性を尊重した介護を提供しています。介護職員は、ご利用者様の日常生活を支援し、心身ともに自立した生活をサポートします。サン・ビジョンで介護職として働くことは、地域の高齢者の暮らしを支え、社会貢献することになります。
介護の仕事に興味がある方、誰かの役に立つ仕事がしてみたい方は、ぜひサン・ビジョンの介護施設で働いてみてはいかがでしょうか。
▼ サン・ビジョン介護職の求人応募はこちら
介護職 積極採用中!【未経験者歓迎】社会福祉法人サン・ビジョン
まとめ
面接は、お互いの入社後のミスマッチを防ぐために重要な場です。
入社してから「こんなはずではなかった」「考えていたのと違う」などということにならないように、しっかりと志望先の事業所について調べておくことが大切です。
面接では、介護に対する熱意や意欲を見られます。
たとえ面接に関してどれだけしっかり準簿をしておいても本番でうまく受け答えができないときもあります。
そういったときでも慌てず、落ち着いて次の質問へ臨みましょう。
面接官へ介護に対する熱意や、どうしても志望の事業所で働きたいという「やる気」を伝えることができれば、合格できる確率も上がります。
前向きな思いと情熱を伝えられるように、あとから後悔しないようにきちんと準備をしておきましょう。