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介護士の40代の年収は?年収アップの方法も解説

介護士になって長年勤めているという人も少なくないでしょう。
これから介護士になろうと考えている人にとっては、介護士の仕事をする上で、年収が上がるのかどうかという不安を抱えている人もいます。
本記事では、介護士が40代になったときには20代や30代とどの程度違うのか、また年収アップの方法なども詳しく解説します。

これから介護士を目指したいけど年収がどの程度上がるのか不安、という人はぜひ参考にしてみてください。

介護士の年収

介護士の40代の年収はどのくらいかといえば、厚生労働省の調べによると約350万円です。
業種や職種を問わない形の平均年収は国税庁の調べによると、約440万円です。
一見すると低く見えるかもしれませんが、女性の平均年収は約290万円となっています。
介護士の女性の平均年収は約350万円なので、平均よりも高い給料を貰うことができるでしょう。

介護士は長く続けられる仕事でもあり、平均年収も決して低くはないのでおすすめです。
ただし、年収に関しては施設の形態や持っている資格によっても大きく変わってくるため、それぞれ詳しく解説しましょう。

施設の形態によって違う

介護施設と一口にいっても、さまざまな種類の施設があります。
デイサービスには夜勤がないため平均年収は低めで、入居の施設は夜勤手当がつくためある程度給与は高くなります。
そのため、月収や年収に差が出てくるのは当然といえるでしょう。
中には、夜勤専門員として働く人もいます。
夜勤手当は施設によって違ってきますが、どの施設でも1回の夜勤でそれなりの手当てを出しています。

実際に、厚生労働省の調べによると、介護老人福祉施設は、平均年収は約410万円なのに対し、訪問介護は、約370万円、通所、いわゆるデイサービスなどでは約330万円とかなりの差が出ています。
年収が違うのは施設の違いや手当の差などさまざまな要因があるため、一概にはいえません。
しかし、デイサービスなどの通所には夜勤がないから、というのが大きいでしょう。

持っている資格によって違う

持っている資格によっても、平均年収は大きく変わってきます。
通常の基本給に加えて、資格手当がつくからです。

たとえば、基本的な資格である介護職員初任者研修を持っている人と、介護士の資格の中で唯一の国家資格である介護福祉士では資格手当の金額が大きく違います。
どの施設でも資格があれば資格手当を支給するため、持っている資格によって月収や年収が左右されるのは当然のことといえるでしょう。

40代になると上位職に就く人も多い

40代になると、ケアマネージャーなどの上位職に就く人も多くなります。
実務経験を積んでいる間に必要な資格を取得して、上位職を目指しているという人も多いでしょう。
上位職になればその分年収も上がるのでおすすめです。

年収アップの方法

年収をアップする方法は、どの職業にもあります。
介護職では、資格を取得するかキャリアアップを目指すのが年収アップへの近道です。
とはいえ、どのような資格が必要なのか、キャリアアップするにはどうすればいいのかなど、詳しいことを知りたいという人も少なくないでしょう。

ここでは、年収をアップさせるためにどうすればいいのかを、詳しく解説します。

資格を取得する

年収をアップさせるためには、資格を取得する必要があります。
とはいえ、介護職に関する資格にはさまざまなものがあり、どれを取得すればいいのかわからないという人もいます。
実際にどの資格でも資格手当がつくというわけではなく、施設によっても違ってくるでしょう。
取得しておきたいのは、多くの施設で資格手当がつく介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修・介護福祉士です。
それぞれどういった資格なのかを、詳しく解説します。

【介護職員初任者研修】
介護職員初任者研修は、介護職員として基本的な技術や知識が身についているということが証明できる資格です。
無資格であっても介護職員になることは可能ではありますが、一人では身体介護はできないなどいくつかの制限があります。

介護職員初任者研修を終えて資格を取得しておけば、できないことはほとんどありません。
かつてはホームヘルパー2級と呼ばれていた資格であり、資格を取得するためには決められた時間、決められた講義を受ける必要があります。
試験などはないため、だれもが気軽に取得できる資格です。

【介護福祉士実務者研修&介護福祉士】
介護福祉士実務者研修は、介護福祉士初任者研修と同じで決められた時間、決められた講義を受ければ取得することができます。
近年、経管栄養と淡吸引の講義も追加されたため、できることが増えてきました。
介護福祉士実務者研修は、もちろんそれだけでも問題はなく多くの施設で資格手当を出しています。
介護福祉士実務者研修がおすすめなのは資格手当がつくからというだけではありません。介護職で唯一といわれる国家資格の介護福祉士を取得するために必要だからです。
介護福祉士の資格も、資格手当を多くの事業所が出しています。

国家資格でもあることから、3つの資格の中で最も高額の手当てを出すところが多いです。
介護福祉士の場合は資格手当が出るだけでなく、基本給も高めにしている施設も多くあります。
もしも働きながら資格を取得したいというのであれば、ぜひ介護福祉士を目指してみてください。

キャリアアップを目指す

年収アップを目指すには、キャリアアップをするという方法があります。
とはいえ、どのようにキャリアアップをすればいいのかわからないという人も多くいます。

キャリアアップをするためには、役職に就くか上位職になるのがおすすめです。
ここでは、介護職のキャリアアップの方法について詳しく解説します。
40代間近でなかなか年収が上がらない、と悩んでいるのであればぜひ参考にしてみてください。

【役職になる】
キャリアアップの方法としては、役職になるというのが挙げられます。
たとえば、職員からリーダーになる、もしくは主任になるなどです。
役職がつけば、役職手当ももらえるので、年収も上げられるでしょう。

ただし、多くの施設では、リーダーになるにも介護福祉士の資格がなくてはならないものです。
なぜなら、介護福祉士は介護に関する深い知識と技術があってこそ取得できる資格であるからです。
リーダーや主任といった責任ある立場になるためには、無資格ではいけません。
そのため、多くの施設で介護福祉士を優遇し、資格手当も他の資格より多く出しています。
そのほかにも、ユニットリーダーやサービス提供責任者など、多くの役職があるのでぜひ目指してみてください。

【上位職を目指す】
上位職を目指すことでも、年収のアップが望めます。
上位職というのは、いわゆるケアマネージャーや相談員という職種です。
ケアマネージャーになるには、介護福祉士の資格を持っていてなおかつ実務経験が5年あってようやく資格試験受験の資格が得られ、難関の試験に合格する必要があります。

ケアマネージャーになれば、平均的な給与は約390万円で、そのほかにも勤務年数などが考慮される場合があります。
相談員にも資格は必要ですが、介護福祉士として勤めた実績があれば、無資格でもなれる場合があるのでよく確認してみてください。

まとめ

介護士の給与は低いかといえば、そのようなことはありません。
年収に関しても、とくに女性の場合は厚生労働省が調査した平均年収よりも高くなっています。
40代になって年収がアップしないのが不安、という人は年収がアップするための方法を考えてみてください。
資格を取得する、上位職を目指すなどで年収をアップさせることができるでしょう。
そのほかにも、夜間の仕事をすることで夜勤手当などがあれば、年収をさらにアップさせることができます。
40台といえば、子どもの養育に加えて、老後についても考えるようになってくる人も多いでしょう。
どんどん新しいことに挑戦してみてください。

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