介護職員に採用されるのは難しい?採用されるためのコツを知っておこう
「介護職として採用されるのは難しいのか…」介護職を目指して何度挑戦しても、採用試験に落ちてしまうという人もいるでしょう。
 しかし、介護職員として採用されることが特別難しいというわけではありません。
本記事では、介護職員としての採用試験に何度も落ちてしまう、という人のために不採用になりやすい理由や採用されるためのコツなどを詳しく解説します。
 これから介護職員を目指したい、と考えている人はぜひ、参考にしてみてください。
目次
介護職員に採用されるのは難しいのか?
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何度も採用試験に落ちていると、介護職員に採用されるのは難しいのか、と考えることもあるでしょう。
 実際のところ、介護職員として採用されることが、ほかの会社に入るよりも難しいのかというと、そのようなことはありません。
 実際に、介護業界は人手不足です。
 少子高齢化によって高齢者は年々増え続け、働ける世代は少なくなっているからです。
 「介護業界は人手不足だからだれでも採用されるだろう」そのように、軽く考えている人もいます。
 しかし、いくら人手不足であってもだれでも採用されるわけではありません。
 どの業界でも同じことですが、介護業であっても、求めている人材がいます。
 採用条件に合う人材でなければ、採用されるのは難しいでしょう。
不採用になる理由は?
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何度も不採用になっている、という人は「自分だけ採用されないのはなぜなのか」と考えることもあるでしょう。
 そういった人は、一度自分のことを振り返ってみることをおすすめします。
 たとえば、以下の3つの条件に当てはまってしまうと、採用されるのが難しくなります。
- 一般常識が身についていない
 - 見た目の印象が悪い
 - 採用条件とあっていない
 
それぞれの条件に付いて、なぜ採用が難しくなるのか詳しく解説します。
一般常識が身についていない
一般常識が身についていない、と試験官に思われてしまうと採用が難しくなってしまいます。
 たとえば、面接を待っている間に隣の人とおしゃべりをしている、携帯電話でゲームをしているなどです。
 そのほか、言葉遣いも重要です。介護士という仕事は、高齢の方と接する仕事です。
 そのため、面接を待っている態度が悪かったり、面接官に失礼な言葉遣いをしてしまったりすると、不採用になってしまう可能性が高くなります。
なぜなら、そういったマナー意識の低さや態度の悪さは、普段から出てしまい、利用者とトラブルを起こしてしまう可能性があるからです。
 そのため、面接の時を振り返ってみて「マナーが悪かったかもしれない」と身に覚えがある人は、次回から気を付けるようにしましょう。
見た目の印象が悪い
人は見た目ではない、というかもしれませんが、見た目の印象が悪い人は不採用になる可能性が高いです。
 とはいえ、もちろん顔の作りや身体的なことではありません。
 無精ひげがある、しわだらけのシャツを着ている、爪が伸びているなど「だらしなく見える」かどうかが判断基準です。
 身だしなみが悪いと、相手を不快にさせてしまいます。
 当然、利用者やその家族の方によい印象を与えることができず、トラブルの原因にもなります。
 そのため、きちんと身だしなみを整えて、清潔にして面接に臨みましょう。
採用条件とあっていない
採用条件とあっていない、というのも不採用になる原因の一つです。
 採用条件として「有資格者歓迎」「即戦力になれる方」となっているところに、無資格・未経験では採用は難しいでしょう。
 また、夜勤ができる人を求めているところに夜勤ができないのに応募しても意味がありません。
 そういった採用条件は、必ず応募前に確認するようにしてください。
採用されるコツは?
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介護士として採用されるためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 第一印象をよくする
 - 自分の強みをアピールする
 - 応募先の事業所についてしっかり調べる
 
それぞれどういった点に気をつければいいのか、具体的に解説します。どれも当たり前のことであり、決して難しいことではありません。
 これから面接を受ける、という人はぜひ参考にしてみてください。
第一印象をよくする
面接に受かるためには、第一印象をよくする、ということが重要です。
 人間の評価のほとんどは、第一印象で決まります。
 そのため、一目見て「これではだめだ」と思われてしまうと、その印象を覆すのはなかなか難しいものです。
面接に行くときには、シャツにきちんとアイロンを当て、髪を整えて爪は切っておきましょう。基本的には臭いや汚れがなく、清潔感があれば大丈夫です。
 服装は、ラフな格好でもいいといわれたときにはスーツでなくても構いません。
ただし、いくらラフな格好でいいとはいっても、サンダルやTシャツなどといった格好はやめておきましょう。
 派手なアクセサリーもNGです。あまりに自由過ぎる格好をしていってしまうと、目上の方と接する介護現場には、不向きと判断されてしまいます。
面接官の目を見てハキハキ答える
面接の際には、面接官の目を見てハキハキと質問に答えることが大切です。
 これまで面接をしてきた中で、下を向いておどおどしたり、質問にはっきり答えられずに目をうろうろさせたりした覚えはないでしょうか。
 そういった態度は、面接官によい印象を与えません。しっかりと目を見て、自信をもって質問に答えるようにしましょう。
自分の強みをアピールする
自分の強みをしっかりアピールすることも重要です。
 何ができて何ができないのかを、しっかり把握しておきましょう。
 自分の強みを知っておくことで、面接でもアピールができるからです。
 ただし、自分の話ばかり長々とするのはNGです。
 いくら強みをアピールしたいからといって、だらだらと話を長引かせていては、面接官に重要なことが伝わりません。
それどころか、面接官が効きたいことを質問する時間が無くなってしまう可能性もあります。
面接のときに話をするなら、まずは結論から話しましょう。
 そのあとは、明るい表情でハキハキと要点を端的に伝えるようにします。
 面接では、表情やしぐさなどもしっかりとチェックされ、目上の方に対して失礼な態度を取らないかが見られます。
 強みは技能だけとは限りません。
 「明るい笑顔」「ムードメーカーになれる」「相手の話を聞くのが上手」なども、介護現場では強みになります。
 面接のときにこれらをアピールできれば、面接官の心証をよくすることができます。
応募先の事業所についてしっかり調べる
応募先の事業所についてしっかり調べるというのも、重要な点です。
 どのような事業を展開しているのか、ほかと違う特色は何があるのかなどをきちんと調べておきましょう。
 最低でも、求人票以外にホームページは確認しておかなくてはなりません。
事業所について深く知っておくことで、志望動機についてもハキハキと答えることができるでしょう。
 また、入社後どのような仕事がしたいのか、将来どうなりたいのかといった目標についても、しっかり下調べをしておくことが答えやすくなるでしょう。
まとめ
介護職として採用されるのは難しい、そう感じている人もいるでしょう。
 しかし、簡単なことではなくても、特別難しいというわけでもありません。
一般常識やマナーを身に着け、身だしなみを整えて清潔にしておくことで、採用される確率は高くなります。
 介護職になるために重要なのは、やる気をアピールできるかどうかです。
 そして、情熱をもって介護という仕事に全力を傾けることができるかどうかも重要でしょう。
やる気と熱意さえ伝われば、そうそう落ちることはありません。
 介護に対するやる気や情熱があれば、採用されるのは決して難しいことではありません。
身だしなみを整えてしっかり前を向いて、面接に臨みましょう。