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【ジョイフル多治見】サ高住にお住いのDさんに『物体移動魔法』を実演していただきました

みなさんは、「魔法」を信じますか。

わたしたちの住むこの世界には、科学的に説明がつかない様々な超常現象があり、人々はそれらを「魔法」と呼ぶそうです。

今、魔法を信じないと言ったあなた。例えば、こんな経験はありませんか。

外に出かけようとした時、靴箱の上に置いていた鍵が忽然と姿を消していたり
まるで自らを人間だと思っているかのように振る舞うマルチーズが、飼い主を引き連れて公園を散歩していたり
朝目覚めてふと窓際に置いているプランターに目をやると、昨日植えたばかりの球根からひっそりと黄色い蕾が顔をのぞかせていたり
味噌汁に豆腐を入れようとパックを開けると、中身がそっくりそのままレンガに変わっていたり

このような思わず首を傾げてしまうような日常の出来事は、魔法のなせる業と言っても良いでしょう。些細な日常にあまりにも馴染んでいるので、場合によっては気づき難いかもしれませんが、「魔法」は、わたしたちの身近な存在なのです。

今回は、サービス付き高齢者向け住宅(通称「サ高住」)にお住いのDさんに、かの有名な魔法のひとつである「物体移動魔法」をジョイフル多治見こども園の園児に対して実演していただきました。


(Dさんと園児の挨拶)

大きな大きな青いバケツを持って現れたDさんの姿に子どもたちは興味深々です。
今から何が始まるのか知らない子どもたちの期待値は高まるばかりです。

ちなみに今回、Dさんが魔法の実演に使う装置はこちら。

水が入っているペットボトルの中に、砂が入った醤油さしが浮かんでいます。
さて、これから何が始まるのでしょうか。


(魔法を実演するDさん)

Dさん:ここにね、水が入ったペットボトルがあって、この中に砂が入った醤油さしが入っています。このペットボトルに向かって、みんなで下がれ、下がれ、と言うと、この中に入っている容器が下がるかもしれません。いっしょに言ってみましょう。せーの、下がれー、下がれー…

子どもたち:さがれー!さがれー!さがれー!さがれー!

装置:(醬油さしが下がる)

子どもたち:「さがった!」 「わー!」

魔法がかかった瞬間を目撃し、会場は大盛り上がり。

Dさん:今度は、上がれ、上がれ、と言うと、上がるかもしれません。

せーの、上がれ、上がれ…

子どもたち:あがれー、あがれー、あがれー、あがれー

装置:……(微動だにしない醤油さし)

Dさん:上がりませんね。もっとみんなの大きな声で元気パワーをここに送ってみてください。
せーの、上がれー、上がれー……

子どもたち:あがれー!あがれ!あがれー!あがれー!

装置:(醬油さしが上がる)

子どもたち:「あがった!」 「なんで?」 「どうして?」 「風のちからかな?」 「元気パワーだよ!」

    
(実際に装置に触れてみる子供たち)

そんな不思議な装置を博士はいくつも作って持ってきました。
先ほどの大きな青いバケツの中身はこれだったんですね。
なんと、子どもたちにも、魔法をかけることができるというのです。

子どもたちは、Dさんといっしょに順番に方法を試してみます。
まずは、「下がれ」の声だけで下げることが出来るのか。次に、ペットボトルに向かって上下に手招きするような仕草をしながら「下がれ」と言えば下がるのか。

そして、ついに……

Dさん:こっちの手でね、こうして、押すと……

実は、この装置にはからくりがあったのです。
ペットボトルを握ると下がり、離すと上がるのだそう。
ペットボトルの外側から押しつぶすように力を加えると、穴があいた砂入りの醤油さしに水が入り、密度が大きくなって沈む。離すと醤油さしから水が抜けて密度が小さくなり浮かび上がるという仕組みだそうです。

驚くべきことに、Dさんの正体は科学博士だったんですね。
世の中にある不思議な現象の仕組みをひとつ勉強した子どもたちなのでした。

今回の魔法の実演に使った装置は、「浮沈子」またの名を「うきしずみっこ」と言うそうです。
D博士さん、すばらしい科学教室をありがとうございました。
この場に立ち会った筆者も一緒に楽しませていただきました。今後も、このような発明品を披露していただけるように交渉していく予定です。

 

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