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リハビリのやりがい

こんにちは。

特別養護老人ホーム グレイスフル下諏訪で機能訓練指導員(理学療法士)をしている上妻(こうづま)と申します。

今回は特別養護老人ホーム(以下特養)でのリハビリについてお伝えしたいと思います。

このブログをご覧の方で、施設入所を考えていらっしゃるご家族様
今はまだ先だと思うけど、どのような施設なのか興味がある皆様のお力になれれば幸いです。

「老人ホーム」といっても、本当にいろいろなタイプの施設があります。(かく言う私も、リハビリの学生になる前は「老人ホーム」は1種類しかないと思っていました。でもそれが一般的な感覚だと思います)

特養のことを簡潔にお伝えすると、「要介護3」以上の方が入所される施設になります。

介護3は生活の中で介護を必要とされるレベルで、ご高齢、病気やケガ、認知症など様々な事情で、ご自宅での生活が難しくなった方が入られる施設、とイメージして頂ければと思います。

病院やリハビリを強化している施設(老健など)と比較するとリハビリの職員の数が圧倒的に異なり、たいていの事業所は1~2人であり、下諏訪特養では1人となっています。

お一人お一人へのリハビリの時間が限られている中、成果を出していくのが腕の見せ所ですが

最近は「チームケア」の大切さに気付くことが多くなりました。

例えば歩行器で歩かれていらっしゃる利用者様で、これまで歩行が不安定で職員が付き添いが必要だったのが、
付き添いがなくてもご自身で歩けるようになった、など

リハビリ、看護、介護、ケアマネ、栄養士さんの皆さんが一致団結して

1日の始まりに「この利用者様をどうしたらいい方向に持っていけるか?」を考えて検討する時間を設けています。高い専門性かつ多角的で屈託のない議論が交わされます。

「こうしてみよう」「どうして付き添いが必要なのか?」
「もう少し歩行の機会を増やしてみたらどうか?」→リハビリではこんなプログラムを行っていきます、といった具合です。

利用者様1人1人を深く考察することで、自ずと利用者様を見る目が養われ、それが利用者様に伝わると表情が生き生きとされていくことに気が付きます。決して一人だけの力ではなく、皆が協力したからこそ成せる技だと思います。

そのような時に私たちは「この仕事をやっていてよかったな」と心から思います。
これからも利用者様に寄り添っていけるように精進していきたいと思います。

介護業界で人手不足が叫ばれて久しいですが、同じような志を持った方が集まれば、もっと素晴らしいケアができると信じています。私たちと一緒に働いてみませんか?

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