サンサンワイナリー 新入社員としての第一歩

2025年春、私は長野県塩尻市にあるサンサンワイナリーに新卒で入社しました。醸造スタートから10年目の比較的新しいワイナリーですが、農福連携などにも取り組み、ワインを通して地域を元気にしたいと考えているワイナリーです。今は主に、ワイン用ぶどうの栽培と醸造に関わる仕事をしています。まだ入社して間もないのですが、毎日が新鮮で、たくさんの発見と学びにあふれています。特にぶどうと向き合いながら、作業をしているとぶどうが、すごいスピードで成長していくので、休日を挟んだりすると、見に行くのがとても楽しみになります。ワイン醸造はこれからですが、自分の手がけたぶどうがどんなワインになるのか、今からとても楽しみです。
入社してまず感じたのは、「スケールの違い」でした。学生時代に学んでいた学校のぶどう畑とは規模が異なり、その広さと作業量に圧倒されました。同時に、「これが本物の現場なんだ」と実感することもでき、ようやくスタートラインに立ったような気持ちになりました。
とはいえ、学校で学んだことが実際の仕事の中で活かされる場面も多く、「勉強していてよかったな」と感じる瞬間もあります。ただ、学校と会社では異なる部分が少なくありません。例えば誘引という仕事があります。誘引とは簡単に言うと【伸びてきた枝をまっすぐに整え、日当たりや風通しを良くする】作業です。学校ではワイヤーに一本一本テープナーで止めたのですが、ワイナリーでは二本のワイヤーで挟み込んで固定していく方法です。それ以外にも樹形を考えながら、品種によって仕立て方も変えていきます。同じ作業でも「なぜそうするのか」スタッフみんなで考えていくので、自分の知見が広がり、自分自身の成長を日々感じることができるのも、この仕事の大きな魅力だと思います。
毎日の作業は慣れないことばかりで、正直なところ大変なことも多いですが、職場の雰囲気がとてもよく、先輩方が優しくサポートしてくださるので、安心して仕事に取り組めています。わからないことを気軽に質問できる環境があるのは本当にありがたいですし、「まずはやってみよう」というチャレンジを受け入れてくれる風土も、自分には合っていると感じています。今は夏なので、猛暑!本当に熱いですが、一時間おきに休憩をとり、水分補給やファン付きの送風ベストなどで熱中症対策を取りながら頑張っています。ワインづくりは本当に自然と向き合うことだと思うし、今年収穫したワインが皆様に飲んでいただけるようになるまでは2年ぐらいかかるので、時間を感じることができる飲み物だなと感じています。
また、福利厚生の面でも助かることがありました。実は具合が悪くなってしまったことがあったのですが、入社して1カ月後には、有給休暇が10日間付与されたので、無理をせずに休むことができたのはとてもありがたかったです。「新人だから休みにくい」という雰囲気もなく、ちゃんと自分の体調を優先できる職場であることも、安心して働けるポイントのひとつです。
これから1年間を通して、ぶどう栽培や醸造の一連の流れをしっかりと身に着けていきたいと思っています。まだまだ失敗も多く、日々反省することもありますが、経験を積み重ねて、自分の力に変えていけるように努力していきたいです。
サンサンワイナリーでの毎日は、挑戦の連続。
そしてそれ以上に自分の成長を実感できる、かけがえのない瞬間が詰まっています。
これからも、自然と向き合いながら、先輩方と一緒に一歩一歩進んでいきたいです。
私たちが手がけたワインを飲まれる皆様が、笑顔になれる!人生を彩ることができるイメージを大切に頑張ります。
(サンサンワイナリー:大和航平)
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