音楽療法 地域での活動
ここ数日、とても寒かったので、気づいたら3日連続でお鍋を食べていた名古屋エリアの音楽療法士です。
ちなみに、1日目とんこつ鍋 → 2日目キムチ鍋 → 3日目カレー鍋、でした。
皆様は何味のお鍋が好きですか?
音楽療法士が、音楽を使って皆様と楽しく活動することで、認知症予防、介護予防につながる取り組みを、法人内の入所・通所施設のみならず、地域の公民館、コミュニティセンター等でも行っています。
今回は、10月~12月に伺った3箇所です。
目次
10月15日 砂田橋会館
砂田橋会館は、ジョイフル砂田橋の近くにあります。昨年に引き続き、伺いました。
皆様、元気に階段で2階まで登って来られるほど、素晴らしい足腰です!
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主に、ドレミパイプを使った合奏や体操を行いました。
合奏は、一見すると簡単そうでも、
・合図を見ること、
・合図から、楽器を鳴らすタイミングを予測すること、
・周りと合わせて楽器を鳴らすこと、
・歌うこと、
など、様々なことを同時進行で行わなければならないため、案外難しいのです。
そんな、見かけによらず難しい合奏でも、最終的には合図がなくてもできそうなぐらい、皆様は上達されていました。
10月29日 葵コミュニティセンター
ジョイフル千種の近くです。久しぶりに伺いました。
ちょっと難しい内容でも勢いよく挑戦され、いつも明るく笑顔で元気に参加してくださる方たちです。
この日は、
・歌いながら、カラーボールをカゴへ投げ入れる。
または
・曲が鳴っている間に、お手玉を隣の人へ回す。
・流れている曲が止まった時にお手玉を持っていた人が、曲目の書かれた紙コップをカゴに向かって投げる。
・紙コップが無事にカゴへ入ったら、その曲を全員で歌う。
という内容にしてみました。
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この実施は、常に動いているお手玉の所在地を確認したり、紙コップやボールを投げるタイミングで集中したりするための注意力や、音楽が鳴っているか、止まっているか、を聞き分ける等の判断力、自分とカゴがどのくらい離れているのかを測る空間認知力等が必要です。
合奏以上に盛りだくさんで複雑な内容ですが、笑顔でチャレンジされていました。
12月3日 白壁コミュニティセンター
初めて伺いました。
白壁といえば、名古屋市民には広く知られた高級住宅街かと思います。大きな邸宅が立ち並ぶ区画がある、とても素敵な地域です。
クリスマスの内容を入れてほしいというご希望だったので、トーンチャイムと鈴を使って、『ジングルベル』や、『きよしこの夜』の合奏をしました。
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トーンチャイムは、透き通ったような、柔らかい音色が特徴の楽器です。音の余韻がとても長く、複数人で一斉に音を鳴らして奏でると、綺麗なハーモニーが作れるので「いい音だね」と、参加される多くの方から人気があります。
楽器を持ったまま、真っ直ぐに腕を振ることができれば、簡単に音を鳴らすことができる楽器でもあるので、この日初めて、トーンチャイムを知ったという、ほとんどの方が未経験者でしたが、皆様で協力して、いい音色を作ることができていました。
もう少しでクリスマス、年末年始など、人が集まる場が多くなる時期ですね。
手洗いうがいなどで感染対策をしながら、楽しく過ごしたいと思います。
それでは、よいお年をお迎えください。