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介護という仕事がくれた出会い

 私がこの介護という世界に入って10数年が経過しましたが、多くのご利用者様、職員の方々と出会い、本当にいろんなことを学びました。この仕事、「介護」という分野が私自身を大きく成長させてくれました。未だ介護の奥深さ、難しさ、楽しさと向き合いながら、更に自分自身が成長していける、そう感じさせてくれる、仕事、会社に出会えて本当に幸せです。ただ、当然、良いことばかりではありません。辛いことや悔しいこと、そんな経験も数多くありました・・・と話したいことは沢山ありますが、今回は私のことはさておき、一緒に働いている仲間たちのことを紹介させていただきます。

 まずは、介護の現場最前線で活躍している職員に介護の魅力は何かと尋ねました。
ユニットリーダー:宮下浩美さん(入職5年目:大卒)
★この施設に就職し5年目になります。介護のイメージは「大変。」「汚い。」「給料が低い。」等プラス面よりマイナス面のイメージ多い様に思います。実際私は介護職として働いていますが、やりがいを持って働いています。介護は奥が深い仕事であり、日々自分を成長できる場であると思います。成長でき、「人」相手に仕事をしている為、良い意味で飽きる事なく逆に楽しく働いています。もし少しでも介護に興味がある学生の方がいましたら是非施設見学に来てみて下さい。実施に頭の中で思っているイメージとは違う事を実感して頂けるかなと思います。私は介護業界に働けている事を誇りに思いますし今後も介護の現場で施設を利用している方の恩返しをしていきたいと思います。是非一緒に介護業界で働きましょう★
 私が初めて彼女の姿を見た時から、現在でも変わらないこと。それは彼女自身が常に全身全霊で「介護」という仕事に向き合い「楽しんでいること」。「宮下さん、最近どう?」と聞くと「楽しいです。」と最高の笑顔。何年経っても変わらない彼女の返答、こんな最高の職員がいるなんて驚きと嬉しさしかありません。
 よく「利用者様から元気をもらっている」だなんて言葉を聞きます。それもこの仕事の良い部分です。しかし、介護の世界で働く私たちは相手に「元気を与える」ことができてこそ、とも思います。そういった点で、彼女は多くの方々に元気を与えることができる存在です。

 次に今年度に新規採用で入職した職員の様子、ご紹介したいと思います。
 今年度、長野エリアでは21名の新規採用を行いました。3月のオリエンテーション(2日間)、新人全体研修(法人全体の新規採用者が合同で研修を行います。)と辞令交付式を経て、4月より新たな一歩を踏み出しました。4月中は「教育期間」と位置づけ、毎週月曜日には全員が集合し(新人集合研修)、一日かけて「接遇・マナー、認知症の理解、食事、排泄、入浴、整容更衣、ノーリフティング、健康管理」といった項目を講義(座学・実技)も交えて習得していきます。
 4月の教育期間を終え、今度は業務を覚えていくようになります。5月も後半に差し掛かり、徐々に勤務を独りで行えるようにもなってきました。まだまだ始まったばかりです、楽しいことも辛いこともいろんな経験が待ち受けているはずです。ひとつひとつ乗り越え素敵な介護職となれるよう、私自身も応援していきたいと思います。
 立場上、毎年新規採用職員と関わっていますが、いつも「初心」を思い出し身が引き締まる思いと、新人ならではの気づきや視点には考えさせられます。
※写真は4月の最終の研修終了時に撮影したものです。

 続いては、昨今よく耳にする新たな戦力の紹介です。
 28年度よりEPA(経済連携協定)により法人としてベトナムやフィリピンからの受け入れを行っています。私のいるグレイスフル塩尻でも、28年度・30年度と合計9名をベトナムより受け入れています。日本で働きながら、最終的には介護福祉士資格取得を目指しています。28年度より受け入れている皆さんは来年1月の試験に向けて勉強の真っ最中です。
 受け入れ当初は戸惑いも多く、お互いに苦労はありましたが、彼らは日本人顔負けの真面目さ、一生懸命さ、勤勉さ、そして何よりいつでも笑顔を絶やさずに、利用者様のことを本当に大事にしてくれています。今では、自信を持って言える最高の人財です。異国の地で生活をしながら、仕事を覚え、尚且つ勉強して資格を取得する。私には想像できないほどの努力と苦労をしていることと思います。
今年度も8月より新たに5名が入職されます。
※写真はリーダー職と一緒に親睦会を行った様子です。

以上、グレイスフル塩尻、ユニット型特養介護長の斉藤でした。
お次は、同じくグレイスフル塩尻、多床室の西澤介護長です。

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