私が相談員になったきっかけ
はじめまして、グレイスフル熱田デイサービスで生活相談員をしています、岩瀬真美といいます。初めての投稿ということで簡単な自己紹介と今までの経歴、そして今後のビジョンをベタではありますが書きたいと思います。
さて、私がこの法人に入社したのは昨年の7月、5年間勤めた介護老人保健施設を3月に退職し、生活相談員を目指し就職したのが現在の職場です。介護の仕事に携わって6年目になります。私はこの6年の間にさまざまな体験をし、経験を経て知識を得ました。それでは簡単に生活相談員になりたいと思ったエピソードを紹介したいと思います。
専門学校を卒業し就職した老人介護保健施設では周りはベテランばかりで厳しい看護師、怖い先輩の指導があったり、夜勤では30人を1人で対応し文字通り走り回って仕事をしていました。大変な仕事ではありますが、今思えば楽しかったな、と思えます。5年目の時のことです。入所当初から担当になり、3年ほどの長い付き合いとなった利用者様がいました。私の出身高校が同じで、「私は○○さんの後輩なんですね」と言うとニコニコ笑う素敵な方でした。ある時、その方は自宅で外泊中に転倒したことをきっかけに身体レベルが急速に低下してしまいました。動けない身体を見て何も出来なくて情けないと毎日何度も繰り返していました。そしてそのご家族様も急に変化した利用者様の姿に動揺していました。話を聴いて辛いですよね、と声をかけたり、私自身では何も出来ないことが歯がゆかったのを鮮明に覚えています。やがてその方は看取り対応になり、亡くなりました。
毎日辛いといい続けて、毎日聴いていた私は何も出来なくて、悲しさと同じくらいの後悔や何か出来たのではないか、という気持ちが強く残りました。しかしそのご家族様は、私に感謝していると言ってくださいました。「母は岩瀬さんのことをよく話してくれて、頼りにしていました。だから母も感謝していると思います」と言っていただき、私は、利用者とそのご家族がその人らしく、安心して安楽な生活を支援出来るようになりたい、と思い、それをきっかけに生活相談員という仕事を志しました。
3月で退職し、次の就職場所を探しながらケアマネジャーの資格勉強をしました。現場では直接関わりを感じられなかった法律や制度、高齢者を支える社会の仕組み、介護に携わりながらも初めて知ることは多く、私は何も知らなかったんだと実感しました。この法人では研修制度がしっかりしており、介護の現場で働きながら相談員の養成コースを受けられると聞き、就職を決意しました。そして、今デイサービスで相談員として未熟ながら働いています。毎日が勉強でとても充実した日々を送っています。
勉強が実を結びケアマネジャーの試験にも合格することができました。これからも様々な経験をして、頼りにされる相談員を目指し、日々頑張っていこうと思います。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
デイサービス グレイスフル熱田と、相談員の岩瀬を今後ともよろしくお願いします!