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介護の資格を取りたい!どんな勉強をするの?

超高齢化社会とも言われる現代では、これから介護を勉強して仕事に生かしていこう!と考えておられる方も多いのではないでしょうか。

介護の入門でもある介護職員初任者研修では、どのような事を勉強していくのか、その期間はどのくらいなのか等をまとめてみました。

介護の勉強でどんな事を学ぶの?

介護の資格で一番最初に取る必要があるのが介護職員初任者研修です。
福祉系の学校ならば在学中に取得できますが、これから介護職に就き資格を取得する場合は改めて規定のカリキュラムを履修する事になります。

カリキュラムで必要時間数と項目は?

介護職員初任者研修は、その学習内容やカリキュラムについては厚生労働省の指針にそって各都道府県がそれぞれ指定の養成機関が決定しています。

厚生労働省が指針を示した履修科目と時間数は以下の通りです。

1.職務の理解6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
3.介護の基本6時間
4・介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術6時間
6.老化の理解6時間
7.認知症の理解6時間
8.障害の理解3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
10.振り返り4時間
合計130時間

出典:厚生労働省 介護員養成研修の取扱細則について より

ほとんどの項目の必要時間数が10時間未満に対して、「こころとからだのしくみと生活支援技術」は75時間と必要総時間数の半分を割いて学ぶようになっています。

また、この130時間の受講を履修した後で別途約1時間、筆記試験形式で修了評価を受けるようになっています。

介護のスキルを向上するための履修科目の内容とポイントは

履修科目と必要時間数はこれまでにお伝えしてきましたが、その内容について簡単に紹介していきます。

  • 職務の理解・・・介護保険や介護皆保険など様々な介護サービスについて、介護とは何かなどについて深く理解する。
  • 介護における尊厳の保持・自立支援・・・基本的人権はたとえ介護の必要な状態であっても守られなくてはなりません。
    介護に求められている事や自立のための支援について、「人権」と「尊厳」の視点から学びを深めます。
    グループディスカッションなども行われます。
  • 介護の基本・・・介護の現状や求められている事、そして介護職それぞれの役割などについて学んでいきます。
  • 介護・福祉サービスの理解と医療の連携・・・介護保険の仕組み・リハビリの基礎知識など、覚える事の多い寡黙になります。
  • 介護におけるコミュニケーション技術・・・利用者だけでなく現場の仲間同士での情報伝達について学びます。
  • 老化の理解・・・高齢者の心と体・身体機能の変化、老化予防の必要性などを学びます。
  • 認知症の理解・・・先に学んだ老化の理解と繋がっていて、どちらも介護に携わる上で重要な学びです。
  • 障害の理解・・・障害における心理・行動の特徴などかかわり支援のための基礎知識を勉強します。家族へのケアなども学びます。
  • こころとからだの仕組みと生活支援・・・ここまでに学んだ内容も多く含まれ、生活支援技術の講義や実習体験などで利用者だけでなく、介助する側の負担軽減なども学びます。
  • 振り返り・・・文字通り振り返り(復習)と介護業務にあたる心構えなど再確認していきます。

全体を通して「介護」についての理解を深め、自立支援と負担の軽減の方法を学んでいきます。

まとめ

今回は介護職員初任者研修に限定して、資格取得のために必要な勉強内容などをご紹介してきました。

修了試験を受けるための勉強では、すべてを振り返るよりも講義の中で重要なポイントを絞り込んで勉強するのもコツです。
「講義をきちんと受けていれば、合格は難しい事ではない」と言う経験談もありますので、不安になる事なく一つ一つの講義を受け、利用者さんにも同僚スタッフにも必要とされる介護士を目指してください。

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