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最近の様子を。塩尻より

こんにちは。
ユニット型特別養護老人ホームグレイスフル塩尻の斉藤です。
最近の出来事をお伝えします。
~敬老会~
今年は施設全体で計画していた行事が次々と中止を余儀なくされ、「何ができるのか」「どうすればできるのか」、新たな方法を考える中で、やはりこの高齢者福祉に携わる施設としては外すことができない「敬老の日」、ということで9月12日(土)に敬老会を開催しました。規模縮小という形をとり、特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護をご利用の方々を対象に古希・喜寿から始まり100歳以上の33名の方の表彰を行いました。(最高齢は102歳)人数も多くならないよう3つのグループに分け、施設長よりお一人お一人に表彰状と、こども園の園児にて作成したプレゼントをお渡しし、その後は記念撮影、例年であればご家族と一緒でしたが、今年は職員と一緒に撮影しました。涙を流されている方や「もう、そんな歳になっただか。」と思い思いの表情をされていました。ささやかではありましたが、喜んでいただけて何よりです。

~EPA職員「ミニスピーチ大会」~
当施設では2016年の1期生:4名、2018年の2期生:5名、2019年の3期生:5名(2名はグループホーム配属)、14名のベトナムEPA職員が在籍しています。1期生の4名は全員が見事に介護福祉士に合格しています。今年度は毎月「ベトナム新聞」を発行したり、意見交換会を行ったりと、EPA職員にとって、更に働きやすい環境を目指しています。(できれば昨年好評だったベトナム料理試食会も開催したいところですが。)
例年であれば、法人内のEPA職員が一堂に会しスピーチ大会を行っていました、今年度は開催ができないことから、2019年に入職した5名の職員を対象に「スピーチ大会」を開催することとなりました。(日本語の先生よりご提案をいただき実現することができました。)
9月17日(木)に開催、日本に来て1年が経過しましたが、めきめきと日本語能力も向上しており、どの職員のスピーチも素晴らしかったです。日本語能力にも感心したのですが、それ以上に心打たれたのがスピーチの「内容」でした。彼女たち(5名とも女性です。)の想いがひしひしと伝わる、胸が熱くなる内容でした。(ちなみに発表してくれたテーマは「日本語の勉強を通して学んだこと」「日本食はおいしい」「介護の仕事」「日本の最初の一年について」「いちばん怖いもの」、最優秀スピーチ賞はトーさんでした。)
母国を離れ、仕事をしながら生活にも適応しなければいけない、いくら日本語が話せるからと言って良いことばかりではないはずです。しかし、彼らはいつでも「笑顔」「一生懸命」、本当に頭が下がります、感心するばかりです。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、ベトナムに帰ろうにも帰れません。本来であれば、帰国(休暇)して家族や友達に会ったりしてリフレッシュするはずが・・・終息に向かうことを祈るばかりです。

~生活の様子~
とあるフロアでは初夏の頃より「金魚」を育てています。(私の娘がお祭りで乱獲してきた金魚のお裾分けです。)利用者様の楽しみの一つになればと飼育を始めました。
毎日、餌をあげてもらったり、眺めてみたり、名前をつけてみたりと、金魚達もそんな想いを知ってか知らずか、どんどん成長をしております。我が家でも同じく金魚の飼育をしておりますが、サイズ感が全然違うのは一体何が原因なのか。
今ではすっかりとフロアに溶け込んでおり、「一員」となっております。
なかなかできることも限られている状況の中では、利用者様も職員も窮屈な思いをしているはずです。「こんな時だからこそ出来ること」は何だろうと日々考えています。
例年この時期は「ぶどう狩りツアー」に出ていました。塩尻はおいしいぶどう農園がいっぱいあります。今年の外出は難しいかな・・・そうだ!ぶどうを買いに行こう!!塩尻にいて、ぶどうを食べないなんてありえませんね。
以上で終わりです。それでは、また。

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