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ある日の相談員の1日

こんにちは。
グレイスフル上松の百瀬です。
新緑がまぶしい季節になってきました。
4月に新人職員が入職して早2ヶ月を終えようとしています。
初々しいかぎりです。
相変わらずコロナウイルスが立ちはだかっているため、例年のような新人歓迎会を行うわけにもいかず、朝の申し送り時にあらためて新人歓迎の気持ちを先輩職員から伝え、新人職員から今後の抱負を語ってもらうという機会を持ちました。

私はと言えば、今年度は入職して15年目を迎えました。
「せっかく学校で学びながら資格を取り、あちこちの実習でお世話になった介護施設の相談員さんのようにいつかなれたらいいな」そんな気持ちで長野県社会福祉協議会が開催している福祉の仕事就職説明会というものに参加したのが縁でサン・ビジョンに入職したのがつい昨日のことのようです。
介護職として働いていましたが、「いつか」のはずが、想像よりずっと早く2年目から相談員の仕事に就くことになり、当時不安ばかりでした。
時間がとまるわけもなく、あっという間に月日が流れ、場数を踏むと小心者でもなんとかなるものですね。

今日はある日の特別養護老人ホームグレイスフル上松の相談員の1日を振り返りご紹介したいと思います。

9時の出勤後、協力医療機関にご入院中の利用者様のお迎えにうかがいました。
病院でご家族と待ち合わせ、利用者様の退院の支度が整うまでの待ち時間に、キーパーソンである高齢のご主人から退院後の意向について投げかけ、お話を伺いました。
コロナ渦の折、病棟での面会はできませんので、しばらくぶりの再会に「少し痩せたかな」と感じつつも、目を開けて少しことばも聞かれましたのでほっとしました。
病院看護師の方から退院後の処置の説明を聞き、聞き取った情報を施設に持ち帰り施設内で共有する、これも大事な仕事の一つです。

11時からは介護認定更新時期を迎えた利用者様の家族を交えた施設内担当者会議に参加しました。
施設ケアマネージャーが進行をするなか、介護、看護、栄養、リハビリの各分野の専門職からご様子や課題をお伝えし、ご家族のご意向をうかがいながら、今後の援助方針を見直す・共有することがこのカンファレンスの目的です。
入所時と比べて歩行力が少し低下してきていること、本人のプライドに配慮しながら援助方針を検討しました。

お昼後の13時から、ショートステイ利用者様宅にてサービス担当者会議へ参加しました。
午前中の担当者会議は長期入所中の利用者様の会議でしたが、午後は自宅で生活しながら時々ショートステイに泊まりに来ていただく方の担当者会議です。
ご自宅での介護生活を継続していくために、各利用サービス担当者から意見を出し合います。

14時に施設へ戻ると、この日は利用者様に花の苗をプランターに植える活動に取り組んでいただいているところでした。
カメラを向けると満面の笑みを返してくださる方、男性利用者様方は丁寧に植え替え作業に取り組まれたり、個性が輝いています。

15時から長野県内にある各グレイスフルの施設をテレビ会議でつなぐ、感染委員会に参加しました。
コロナウイルスへの感染対策だけでなく、これからの時期は食中毒予防にも注意が必要となります。

16時半からは、ショートステイの利用者様宅へ退所送迎に向かいました。
車中で、今回で2回目の利用となる利用者様に利用の感想や、本日の花の苗植え活動についても感想をうかがいました。
「やっぱり家を空けるってことは心配だな」とおっしゃりながらも、笑顔が絶えず、少し慣れてきたご様子が伺えました。
ご自宅に到着し、奥様にご利用中の報告を差し上げるのも大事なお仕事です。

こうしてあっという間に1日が終わり、18時を過ぎると退勤時間となります。

いかがでしたでしょうか。
相談員の1日を少し追体験いただけましたでしょうか。
グレイスフル上松の1日を少しイメージいただけたでしょうか。

またいつかお会いできる日を楽しみにしています。
拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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