介護福祉士の難易度は?なるにはどうすればいい?
目次
介護福祉士とは
介護福祉士とは、どのような仕事をする職業なのか具体的な仕事内容をご存じでしょうか。デイサービスや老人ホームなどで勤務する場合には、サービス利用者に対しての身体介護や生活援助が主な仕事です。そのほか、レクリエーションなどで楽しく体を動かしたり話し相手になって心を落ち着かせるなどの仕事もあります。また、サービス利用者本人だけではなく、その家族への対応も仕事内容に含まれます。例えば介護についてまったく知識のない家族であれば、より快適に過ごせるようにアドバイスをする、介護に関する注意点を助言する、介護用品の使い方を指導するなどが考えられます。そのほかにもさまざまな仕事がありますが、介護福祉士とは介護に関するプロフェッショナルであるといっていいでしょう。そんな介護のプロになるためには、介護福祉士試験を受けて合格することがおすすめです。
唯一の国家資格
介護福祉士の資格は、介護系の資格の中でも唯一の国家資格です。介護系の資格はいくつもありますが、介護福祉士以外はどれも都道府県や民間の資格になります。そのため、介護福祉士という資格は所持していればそれだけで介護に関する技術や知識を持っているプロフェッショナルだと周囲に認識してもらうことができます。とはいえ、介護福祉士を取得するためには試験を受けねばならず、試験は誰でも受けられるというわけではありません。まずは専門の養成学校に通うなり実務経験を積むなりして、受験資格を満たす必要があります。受験資格を満たすことができたら試験日を調べて、願書を提出しましょう。
合格率や難易度はどのくらい?
国家資格、しかもほかにないといわれてしまうと難しいのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、介護福祉士の資格はほかの国家資格に比べて難易度も低く、合格率も高いためおすすめです。合格率は毎年70%程度で、高い年には73%ほどの時もありました。時には69%と低い年もありますが、基本的には毎年そこまで難易度が変わるわけではありません。とはいえ、決して簡単な試験というわけではないのでそこのところは注意しましょう。国家試験の種類によっては非常に難易度が高く合格率が一桁のものもあるため、そういった資格試験に比べれば合格しやすい資格であるといえます。しっかり受験対策をして勉強をすれば、試験自体は難しいのは間違いありませんが資格取得には手が届くのではないでしょうか。資格がなくても介護の仕事をすることは可能ですが、介護関係のさまざまな仕事にチャレンジしたいというのであれば取っておいて損はありません。
受験資格や注意点を知っておこう
問題は受験資格ですが、資格を得るには3つのルートがあります。一つは養成施設を卒業するルート、一つは実務経験を3年以上経てなおかつ実務者研修を取得するルート、一つは福祉系高校を卒業するルートです。どのルートが楽、ということはありませんが、自分のライフスタイルに合ったルートを選ぶことが大切です。どのルートであっても難易度が変わるわけではありませんが、資格取得までにかかる金額や時間は変わってくるのでよく考えてから選択してください。また、受験できるのは年に1度だけなので、受験日や願書の受付期間などは早めに確認しておくようにしましょう。そのほか、養成施設を卒業するルートや実務経験を積んで挑むルートなどは実技試験は免除されるので、筆記試験に集中することをおすすめします。
まとめ
介護福祉士になるには資格試験を受験する必要があり、決して難易度が高いわけではありませんが全く勉強せずに挑めば合格は難しくなります。しっかりと勉強をして、一度の試験で合格できるようにしてください。資格を取得することができればどの事業所であっても介護のエキスパートと認められて、必要とされるでしょう。興味があるのなら、ぜひ資格を取得してみてください。