介護士について何を勉強するべき?最初に取るおすすめの資格は?
目次
介護士とは
介護士とは、加齢とともに日常生活を送ることが不便になってきた人たちをサポートする仕事です。
老人ホームのように24時間体制でサポートする施設やデイサービスのように日中だけサポートする施設、自宅で生活したい人には訪問介護や夜間の巡視サービスなどその仕事内容は幅広くあります。
加齢とともに生活面での不安を抱える人たちに笑顔になってもらう、魅力的な仕事が介護士です。
介護士になるためには、日々勉強が欠かせません。
なぜなら、介護の仕方は年々変わってきているからです。
より良いサービスが提供できるように、常に新しい知識を仕入れる姿勢が大切です。
どんな資格があるのか
介護士には、無資格でもなれます。
ただし、無資格で何の知識もなければ、介護の現場で活躍することは難しいでしょう。
安全が第一なので、先輩介護士について基礎から勉強する必要があります。
また、無資格よりは資格を持っているほうが採用されやすいのも確かなことです。
そのため、どんな資格があるのかを詳しく知っておき、自分に合った資格を取得することをおすすめします。
介護士の資格は独学で取得できるものもあるため、ぜひ検討してみてください。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、かつてはホームヘルパー2級と呼ばれていた資格です。
介護士として働く上で基本となる資格で、取得していると介護に関する基礎的な知識・技術があるということになります。
最低限、介護初任者研修を取得していることという条件を出している事業所も多くあります。
施設介護・在宅介護を問わず活躍することが可能で、勉強にしても時間さえ確保できれば難しいものはありません。
基本的には130時間で構成されている研修を受講することで、資格を取得できます。
全課程を修了すると、知識を身に着けているかどうかを確認するための修了試験が行われます。
それまで受講した内容を振り返って復習するくらいで問題なく、よほどでない限り修了試験に落ちることがないでしょう。
介護職員実務者研修
介護職員実務者研修は、介護福祉士の資格を取得するためには必須の資格です。
介護士としてステップアップしたいと考えているなら、ぜひ取得しておきましょう。
介護に対して実践的な知識と技術を学び、認知症に関しても理解を深めることができます。
淡吸引や経管栄養などといった医療的ケアを学べるのも、大きな特徴です。
基本は450時間のカリキュラムを受講する必要があるため、時間の確保が必須といえるでしょう。
勉強の内容も介護職員初任者研修よりもグレードアップしているため、きちんと理解する必要があります。
介護福祉士
介護福祉士は、介護職唯一の国家資格であり、介護のプロフェッショナルといっても過言ではありません。
介護を必要とする人のサポートだけでなく、家族の人への助言やほかの介護士の指導なども行います。
試験を受けるための条件はありますが、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修などと違って必須の受講時間などはなく、独学で勉強することができます。
ただし、勉強は簡単なものではないので受験の半年から8か月前には勉強を開始するようにしましょう。
どのように勉強するべきか
勉強が必要なのは、主に介護福祉士です。
スクールに通う場合は講師がカリキュラムを組んでくれますが、通信教育や独学の場合は、自分で時間を取ってカリキュラムを組み、勉強をする必要があります。
勉強にあたっては、ひたすら参考書などを読み込んで知識を身に付け、過去問題を解くことで試験に慣れるようにしましょう。
まとめ
介護の資格は、決められた時間を検収を受けることで取得できるものもあります。
しかし、介護士として上を目指したい、キャリアアップをしたい、もっと人の助けになれるような介護士になりたいという場合は、介護福祉士を目指しましょう。
国家資格ではありますが受験要綱さえ満たすことができれば、独学でも十分受かる可能性はあります。
これから介護の仕事に就きたいという人は、介護福祉士を目指してしっかり勉強してみてください。