「各務原市版人生会議ノート「人生アルバム」についてご紹介します」
人生会議とはアドバンス・ケア・プランニング (Adbance Care Planning 略してACP)の愛称です。アドバンス・ケア・プランニングとは意思決定能力が低下した時に備えて、元気なときから、治療やケアの希望、自分にとって大切なことなどをご家族や医療・介護専門職と話し合うプロセスのことです。
各務原市では、人生会議を支援するノートとして令和3年7月に「人生アルバム」を作成しました。
外側のデザインです。表紙を開くと中にポケットがあり、用紙などを挟めるようになっています。
中に入っているノート型の「人生アルバム」です。
また、令和4年4月からは各務原市在宅医療・介護連携ステーションを中心に「やってみよう!人生会議」と題して出前講座を開催しています。地域包括支援センタージョイフル各務原では圏域内のボランタリーハウス等で開催する場合お手伝いとして参加しています。
まず講師から「人生会議とは」と題して、なぜ人生会議が必要とされているのかを聞きます。
次に「人生アルバム」記入についての説明、その後小人数でのグループに分かれ意見交換会
をします。
地域包括支援センターの職員は専門職としてグループ進行のお手伝いをしています。
最初は専門職が自己紹介をします。
名前や出身地、ここ最近自分のなかで一番気にかけている事や大切にしている事を
簡単に伝え、その後専門職が司会となって過去と現在について一人ずつインタビューを
して話しを引き出していきます。
名前から始まり毎日日課になっているような事は何か、例えば習慣化している事などを
話してもらいます。
そして現在から未来について話しを繋げます。
話してもらう内容についてはその時々、グループによって多少変わる事もあります。
グループの中には耳の遠い方がいる場合などは別の職員が付き添って分かりやすく
伝える事もあります。
意見交換会での目的としてご自宅へ戻られた後、実際にそれぞれのご家族や
大切な人・友人とは、もっと深い段階での話しがしていけるよう、または話して
みようと思えるようになる事が目的です。
このようにグループ進行のお手伝いをさせていただき、人生の先輩として
大変ためになる話しをされたり、その人なりの考え等を知る事ができ勉強になります。
来年度も「人生会議」の普及啓発活動に頑張りたいと思います。
閲覧頂き、ありがとうございました。
地域包括支援センタージョイフル各務原
倉知 佐智子