居心地の良い場所であること~特別養護老人ホーム グレイスフル上松~
はじめまして。
「特別養護老人ホーム グレイスフル上松」で事務をしております「武居」と申します。
私は自分の職場であるグレイスフル上松が大好きなんです!!唐突にすみません(笑)
グレイスフル上松は長野県木曽郡上松町(あの人気力士の出身地です)にあり、長野エリアにある施設の中で1番端っこの特別養護老人ホームです。
ここには30名の特養入所者と10名のショートステイ利用者様の計40名のお年寄りと10代~60代までの「個性的」な?!29名の職員が従事しております!!
長かった木曽の冬ともお別れし、穏やかな春がやってきました。
春は出会いと別れの季節で…この3月にも大きなお別れがありました(泣)
私は退職や異動のたびに思うんです。
「誰にも辞めて欲しくないし、どこにも行って欲しくない」と…
でも、別れは後ろ向きな事ばかりではなく、私の好きな曲の歌詞に「始まりはいつだって、そう何かが終わること」と…確かに逆の発想と言うのが正しいのか分かりませんが、「終わるという事は何かが始まる事なんだ!!」とハッと気付かされ、この歌詞を思い出し、お別れがある際には自分自身に言い聞かせています。
異動をする事でご本人のスキルアップやステップアップに繋がったり、退職も人生の分岐点であったり…、前向きに笑顔で送り出すことが1番のメッセージなのかと思うようにしています。
でも、本心はただただお別れが淋しい…。下諏訪の坂田さんのお話の中にもありましたが、私も母になり13年…涙もろくなり、メソメソしております。
ただ…別れもあれば出会いもあり、今年度も新人職員さんが配属され、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしています。
社会人となり、慣れない環境の中で覚える事は山ほど、生活にも変化があり、毎日があっという間に過ぎているのではと感じています。疲れも出てきている頃かな。しかし、新人職員には信頼のできる優しい先輩職員が親切に指導してくれているので何も心配はありません。先輩職員にとっても初心に戻る事ができ、良い時間になっていればいいなと…。お互いプレッシャーもあるかと思いますが、刺激を受け合いながら、利用者様と向き合って欲しいです。
本当に介護の仕事は大変です。でも、利用者様の「ありがとう」という魔法の言葉でまた頑張れちゃうんです。大変な分、喜びは何十倍、何百倍となって自分自身に返ってきます。なかなか言葉では伝えられるのか不安ですが、利用者様からは毎日沢山の喜びや感動をいただいています。グレイスフル上松ではその月のお誕生日の方と施設長とでお茶会を開催しています。1人1人の利用者様とゆっくりお話ができる貴重な時間です。40人の利用者様それぞれにドラマがあり、人生の大先輩のお話を聞いていると自然と笑顔になっている自分がいます。時にビックリする話も飛び出しますが(笑)私もちょっと疲れたなと思う時は事務所を抜け出し、利用者様の所へ癒しを求めに行く事が多々あり…(決してサボっているわけではないです笑)利用者様から沢山のパワーをいただき、心豊かに仕事に向き合えています。こちらでは年間を通してレクの企画もしており、今月はお花見に出かけています。5月には隣町の公園へおやつを持って出かけます。毎月、担当の職員が利用者様に笑顔になっていただきたいという願いを込め、練りに練ったレクを考えて実行しています。私もその中の1人で、もう1人の担当職員と共に「この企画はどう?あの場所は?」など意見を出し合いながら、良いものを作り上げています。日々の処遇についても朝礼、夕礼、申し送りなど多職種にて意見を出し合い、職員1人1人が利用者様にとっての1番を探してます。
そんなグレイスフル上松が利用者様、職員にとって居心地の良い場所であること、大好きな場所であって欲しい…そんな場所をみんなで作り上げていきたい…それが私の目標であり永遠の課題です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしています…。