【大型デイ 太古の湯】「夏の暑さに負けない体を作りましょう」
みなさんお元気ですか。理学療法士の天満です。
今年の春は、急に暑くなったかと思えば寒くなったり、大雨が降ったりと、気候の変動が激しくて体調管理が大変でしたね。5月の終わりには梅雨入りも発表されました。梅雨入りが早いということは夏が来るのが早い、ということでしょうか。
今年の夏も暑くなりそうです。
毎年この時期になると熱中症の話題がテレビや新聞などで報道されていますので、熱中症対策には水分と塩分の補給が不可欠だということはご存じかと思います。暑くなると体温の上昇を防ぐため汗をかきますが、汗と一緒に塩分も失われてしまいますので、塩分も補給する必要があります。
食事には塩分が含まれていますので、まずは一日3食、きちんと食べることが大事です。食事の際にお味噌汁などを一緒に飲むと塩分と水分が一緒に取れるので良いと思います。水分補給にはスポーツドリンクを飲むのも良いですね。ドラッグストアなどに行くと暑さ対策のコーナーに塩あめが並べてあるのを見かけますが、塩分補給に塩あめを常備しておくというのも良いでしょう。ただし、スポーツドリンクも塩あめも塩分の他に糖分も含まれていますのでとりすぎには注意が必要です。
本格的な夏が来る前に、体を暑さに慣れさせることが必要だと言われています。「暑熱順化」と言うそうです。ウォーキングなどの軽い運動で汗をかくのが良いと思いますが、毎日忙しくてそのような時間が取れないかたは、お風呂で汗をかくという方法はどうでしょうか。暑くなると、お風呂はシャワーで済ませているというかたも多いと思いますが、湯船につかって汗をかくことで汗をかきやすい体を作る、ということが大事です。
厚生労働省によると、熱中症患者のおよそ半数が65歳以上の高齢者だそうです。
「高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です」と厚生労働省から出されているリーフレットにも書かれています。
夏場、外に出かける際は帽子をかぶりましょう。できるだけ外での作業は控えてください。どうしても必要な場合は早朝や夕方涼しくなってから行ってください。
室内にいるから大丈夫、と言うかたもいますが、室内にいても熱中症の危険はありますので、エアコンを使って適切に温度調節をしてください。
今からでも遅くはありません。
太古の湯ではレッドコードを使用した集団体操の他、エアロバイク、サーキットトレーニングなどいろいろな運動機器を取り揃えています。気持ちの良い汗をかいて、暑さに対抗できるからだを作り、今年の夏を元気に乗り切っていきましょう。