「はたらく」ということ
お久しぶりです。
グレイスフル上松の事務の武居と申します。(2度目の登場になります。)
『誰もが居心地の良い場所であること~特別養護老人ホーム グレイスフル上松』
というタイトルで書かせていただいたのが約1年前になります。
1年が経ち、果たしてそうなっているのかな…と日々感じています…。
何十年も前の話になりますが…日本では働く(はたらく)とは、傍(はた)を楽(らくにする)事なんだと聞いた事があります。その時「確かに~。」とものすごく納得した事を今でも覚えています。それからはその言葉を意識しながら働いています。仕事をしていると良い事ばかりではなく、しんどいな、辛いな…と感じる事も正直あります。働くってなんだろう?何のために働いているんだろう?など、「働く」ことについて、色々考えることもあります。特養という場所は様々な業種が集まって成り立っています。職場という1つの組織の中で自分以外の人への思いやりや感謝の気持ちで接する事がとても大切だと痛感しています。言葉1つで相手を傷付けてしまう事もたくさんあります。まわりへの配慮がすごく必要で自分自身も本当に気を付けていかなければいけないと感じています。私が同僚の皆さんを楽にしているかは分かりませんが…少しでもチカラになればと思っています。自分も相手も気持ち良く、自分のできる範囲で力を出し惜しみせずに提供する事ができたら最高だなと思います。
前回のブログでグレイスフル上松には30名の特養入所者と10名のショートステイ利用者様の計40名のお年寄りと「個性的」な?!28名の職員が従事していますと書かせていただきました。それからエリア内の異動や8月にはベトナムからのEPA職員2名→EPA(経済連携協定)に 基づく外国人職員、11月にはミャンマーからの特定技能職員2名の新しい仲間が加わりました。グレイスフル上松にとっては初めての経験で、在職している職員も彼女達以上に緊張していたんじゃないかなと思います。彼女達4人も日本語の勉強をしてきたとはいえ、言葉も分からない知らない土地で働くという事は想像以上に心細く、不安かと思います。彼女達のお母さんと私は同世代なので(笑)自分の息子が海外で仕事をするなんて想像するだけで…(泣)。彼女達と話をする中で家族の写真や母国の名所、流行っているもの嬉しそうに教えてくれます。その中でも、旅立つ時の空港での写真でお母さんの目が赤く腫れていた事がとても印象的で全てを物語っているように感じました。お母さんの代わりには到底なれないけど、こんな私でも彼女達の支えになったり、相談しやすい場所でありたいと思っています。8月に入職したEPA職員さんは12月には1人勤務デビューしています。まだまだ先輩職員のフォローもありますが、基本的に1人での対応がメインになるので心配や不安な事が多い事かと思います。雇用が厳しい中での外国人職員さんの活躍は本当にありがたく、私達の中であった緊張感も時間が経つにつれ解けていったように感じます。職場の親睦会や歓送迎会にも積極的に参加して下さって、職場以外でのコミュニケーションが図れています。お酒を飲みながら職場では見せない表情を見る事ができ、私達も嬉しく思っています。日本語は1番難しいと聞いた事がありますが、4人で話をする時は日本語だし、私達と話をする時はもちろん日本語なので上達も早いなと感じています。まだまだ寒さが続いており、配属された地域が木曽だった事もあいまって母国との差にカルチャーショックを受けているかもしれません。雪を見た事のない彼女達は初めこそ喜んでいましたが今ではどう思っているのか…(笑)そんな4人も数年後には仕事と勉強の両立をしながら介護福祉士の国家試験を受けます。1人1人の職員が母となり、父となり、兄、姉となり4人を支えていけたら素敵だし、そんな職場って最高だなぁと思います。長々と書きましたが、今回は「私の職場の〇〇な人」というテーマでEPA職員さん、特定技能職員さんのお話をさせていただきました。とにかくこんな自分でも「傍(はた)を楽(らくにする)」=「誰かを幸せする」事ができればきっと自分自身も幸せなんだろうなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしています。