晩秋に向けての準備
こんにちは。
グレイスフル下諏訪 特別養護老人ホームで機能訓練指導員(理学療法士)の上妻(こうづま)と申します。
『利用者様に季節を感じて欲しい』
入所施設で働き始めてから、特にそう思うようになりました。
利用者様は施設の中で過ごしていらっしゃるので、季節の移ろいは窓の景色を見れば何となくは分かるものの
肌で感じる、とまではいかないのです。
長野県の晩秋と言えば・・・
柿すだれ!ではないでしょうか。最近はすっかり見なくなりましたね。
利用者様から聞く話では、どの家でも昔は軒先に干していたそう。
柿の渋を抜くために焼酎などのアルコールに漬ける方法や
干した柿が柔らかくなるように小まめに揉んで
時には味見したけどまだ早かった(笑)
その時の思い出を沢山聞かせてくださいます。
本物で作るのも良いのですが、衛生面など気になる事が出てきます。
そこで集団リハビリでペーパークラフトの柿すだれを作っています。
柿の絵を大量に用意し、それを思い思いに連ねていきます。ここが利用者様の腕の見せどころ!脳の活性化が期待できます。
出来上がりが楽しみです。出来上がった作品は文化祭でお披露目したいと思います。