「サンサンワイナリー」醸造家:田村彰吾さんインタビュー!
インタビュアー
今日は、おいしい「ワイン」のお話です。ぶどうの産地、長野県は、ワインも有名ですよね。長野のワインは、おいしいですよ~!ぜひ詳しくお話をうかがいましょう。
インタビュアー
サンサンワイナリ―醸造家の田村(たむら)さーん! よろしくお願いします。
田村
よろしくお願いします。
インタビュアー
「サンサンワイナリー」さんがどんなワイナリーなのか、教えていただけますか?
田村
私たち「サンサンワイナリー」は、名古屋に本社をかまえる「社会福祉法人サン・ビジョン」が運営するワイナリーです。~人生を彩るワイン~をブランドアイデンティティーとして、技術力・感動体験・つながりを感じていただけるように栽培・醸造に取組んでいます。私たちのワインは、果実味にあふれ、伸びのある酸味を感じていただけるのが特徴で、アジア最大級のワインコンペディション「ジャパンワインチャレンジ2022」では日本ワイン赤部門で金賞の中から一本選出される部門最高賞のトロフィー賞も受賞させていただいております。
インタビュアー
そんな「サンサンワイナリー」さんは、どんな経緯で、塩尻市(しおじりし)でワイナリーを運営されることになったのでしょうか。
田村
「サンサンワイナリー」は、長野県塩尻市と諏訪市を結ぶ中山道の峠道、その中ほどにワイン用のブドウを栽培する圃場=ヴィンヤードを整備しブドウの樹を植栽したのが2011年でした。そして、2015年にはワイナリーとショップ&レストランが竣工。その年の秋には、初めて自園原料100%のエステートワインの仕込みを開始しました。
インタビュアー
ブドウの樹を植えるところから始まったんですね!元々は、どんな土地だったのですか?
田村
元々、この土地は荒れ果て、樹の根っこがあちこちに広がる耕作放棄地でした。こうした土地を、ワイン造りを通して土地が持つ個性を活かすことで、地域の環境保全と振興を持続的に実現できると考え、私たちはここにサンサンワイナリーを立ち上げました。そうして誕生した、ぶどう畑は、標高840メートルと高い位置で、傾斜8%の西向き斜面というワイン造りに適した環境にあります。昼夜の寒暖差が大きいのでぶどうの色づきがよく、糖度が高い熟したブドウを収穫することができます。
田村
ワインは決して1人で造ることはできません。栽培のスタッフと目指したいワインのスタイルを議論し、そのワインを造るためにはブドウ栽培から醸造までどのように手掛けていくかを常に話し合うようにしています。また衛生管理も徹底して行うようにしています。私の前任である戸川が「Fine Quality From total beauties」とよく言っていました。これは美しい環境から高品質なワインはできるということを仰っていて、この言葉を大切にしてワイン造りをしております。私たちのワイナリーは創業した当時の想いとして「次世代の子供たちに残したい美しい環境を育む社会にやさしいワイナリー」を掲げております。これを実現するべく循環型農業や農副連携、障害者アーティストのラベルを採用したブランドの立ち上げなどSDGsへの取り組みも重点を置いております。
インタビュアー
お話をうかがえばうかがうほど、田村さんが手がけた「サンサンワイナリー」のワインの魅力が伝わってきますね。「サンサンワイナリー」さんでは、イベントも多く開催されているようですね。
田村
今年は自社圃場に新しいブドウの苗木を植える植樹祭を4月に行いました。また、10月になるとブドウの収穫期になるので自社圃場のブドウの収穫体験を開催しています。これらのイベント開催情報は随時インスタグラムにアップしておりますので、ぜひサンサンワイナリーのアカウントのフォローをお願いします!