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介護の資格はどれから取る?初任者研修から介護福祉士までのステップ

介護福祉士

「介護の仕事に興味はあるけれど、資格がないと働けないのでは?」そんな不安を持つ方も少なくありません。実際には、無資格からでも介護の仕事を始めることはできます。しかし、資格を取得することでできる仕事の幅が広がり、自信を持って現場に立てるようになります。

介護業界には、ステップを踏んでスキルアップできる資格制度が整っています。最初の入口となる「介護職員初任者研修」から始まり、経験を積んで「実務者研修」、そして国家資格である「介護福祉士」へと進む流れが代表的です。

このコラムでは、未経験の方でも理解しやすいように、主要な資格の特徴や取得方法、キャリアアップの道筋をわかりやすく解説します。自分の未来を描くための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

介護の入口「介護職員初任者研修」

介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識と技術を学ぶための最初の資格です。

介護の現場で働くための入門資格として位置づけられており、無資格・未経験の方が介護の世界に入るための最初の一歩となります。

取得するメリット

  • 利用者の身体介護(入浴、排せつ、食事など)ができるようになる
  • 採用や就職活動で「即戦力」として評価されやすくなる
  • 勤務先によっては資格手当の対象になることもある

どうやって取る?

  • スクールや養成機関に通学し、約130時間のカリキュラムを修了する必要があります
  • 講義と演習(実技)の両方があり、修了試験に合格すると資格取得
  • 期間はおおむね1〜3か月、費用は5万〜15万円程度が目安です

ポイント

初任者研修は「介護の基礎」を身につける第一歩。未経験でも学びやすく、多くの人が最初に選ぶ資格です。

介護のキャリアアップの土台「実務者研修」

実務者研修

実務者研修は、初任者研修で学んだ知識・技術をさらに発展させ、より実践的な介護スキルを習得するための資格です。

介護福祉士を目指すためには必須の研修であり、キャリアアップの重要なステップとなります。

取得するメリット

  • 訪問介護事業所で「サービス提供責任者」として勤務できる
  • 介護福祉士国家試験の受験資格になる
  • 医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)の基礎知識を学べる

どうやって取る?

  • 学習時間は450時間は必要といわれています。ただし、保有資格によって一部が免除され、受講時間が短縮される場合があります
  • 通学と通信を組み合わせて学ぶスタイルが多く、修了まで半年〜1年程度
  • 費用は10万〜20万円程度が目安

ポイント

実務者研修は「介護の中堅」として活躍するための基礎を作る資格。介護福祉士へのステップアップに直結するため、キャリアを考えるなら早めに取得するのがおすすめです。

介護の国家資格「介護福祉士」

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。

高い専門性を備えた介護のプロフェッショナルとして認められる資格で、現場だけでなく教育や指導、マネジメントにも活躍の場が広がります。

取得するメリット

  • 資格手当や昇給など、給与面での優遇が期待できる
  • 専門性の証明となり、利用者や家族からの信頼が高まる
  • 施設内でリーダー職や指導的な役割を担いやすくなる

どうやって取る?

  • 実務経験ルート:介護職としての実務経験3年以上+実務者研修修了 → 国家試験受験
  • 養成施設ルート:福祉系の専門学校・大学で所定の課程を修了 → 国家試験受験
  • 試験は筆記と実技(現在は実務経験ルートでも「実技試験免除+実務者研修必須」が一般的)

ポイント

国家資格である介護福祉士を取得すれば、キャリアの選択肢が一気に広がります。安定した収入や専門職としての誇りを得られる、介護職の大きな目標です。

その先のキャリア:「認定介護福祉士」「ケアマネジャー」など

キャリア

介護福祉士の資格を取得すると、さらに上の専門性や役割にチャレンジする道が開けます。

認定介護福祉士

介護福祉士の上位資格にあたり、リーダーや管理職として職場をまとめたり、後輩を育成したりする役割を担います。チームケアを推進する立場として、マネジメント力や教育力も求められます。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

介護サービスを利用する人とその家族に寄り添い、ケアプランを作成する専門職です。利用者の希望や生活状況に合わせてサービスをコーディネートするため、相談支援や調整のスキルが必要です。

その他のキャリア

  • 福祉系大学・大学院での学び直し → 管理職や教育職への道
  • 研修講師や養成校の教員 → 後進育成に関わる
  • 地域包括支援センターなどでの相談員 → 地域福祉全体に関与

介護福祉士を取得した後は、現場のスペシャリストだけでなく、教育・相談・マネジメントといった幅広いキャリアの道が広がります。

(参考)サン・ビジョンで資格を取得するメリット

介護資格は全国の研修機関で取得できますが、サン・ビジョンで仕事をしながら学ぶことで得られる安心感とメリットがあります。

  • 研修センターで体系的に学べる
    自社運営の サンサン研修センター で、実務に直結する知識・技術を身につけられます。
  • 費用キャッシュバック制度
    介護職員初任者研修 介護福祉実務者研修 の受講後、サン・ビジョンに就職すると受講費用がキャッシュバックされるため、経済的負担を大きく減らせます。
  • 学んだあとにすぐ活かせる環境
    研修で身につけたスキルを、就職後すぐに現場で実践できるため、学びと成長のスピードが加速します。

資格取得を「自分の力だけでがんばる」ものと考える必要はありません。サン・ビジョンのサポートを受ければ、費用面・学習面・就職後のキャリア面まで安心して挑戦できます。

資格を取得することのメリット・デメリット

介護の資格取得には多くのメリットがありますが、一方で時間や費用といった負担も伴います。ここでは、資格を取ることの利点と注意点を整理し、自分に合った学び方を考えるヒントにしてみましょう。

メリット

  • 就職や転職で有利になる(資格手当や昇給につながる場合もある)
  • 身につけた知識や技術が自信になり、現場で活かせる
  • 将来的なキャリアアップ(介護福祉士・ケアマネジャーなど)への道が開ける
  • 利用者や家族からの信頼を得やすい

デメリット

  • 受講には一定の時間と費用がかかる(例:初任者研修で数万円〜十数万円)
  • 勉強と実技練習の両方が必要で、働きながらだと負担になることもある
  • 資格を取っただけでは経験が伴わないため、現場で学び続ける姿勢が欠かせない

資格取得は時間や費用の投資が必要ですが、それ以上にキャリアの幅や自信を広げてくれる大きな価値があります。

介護の道は誰でも始められる ― 安心して踏み出すために

介護の道は誰でも始められる

「資格がないと働けないのでは?」

「勉強や研修についていけるか不安…」

こうした心配をするのは、あなただけではありません。多くの介護士が最初は同じ不安を抱えていました。

実際には、介護の現場は未経験者を歓迎する職場が多く、初任者研修から学び始めれば誰でも基礎から身につけられるようになっています。スクールや職場によっては、費用補助や勤務時間内での受講支援制度を用意しているところもあります。

また、資格取得と同時に働き始める人も少なくありません。現場で実際に利用者と接する経験は、学びを定着させる大きな力になります。

介護士を目指す道は、決して特別な人だけに開かれているものではありません。誰もが第一歩を踏み出し、経験と学びを重ねながら成長しているのです。

社会福祉法人サン・ビジョンで介護職として働く魅力

第2サンライフ江南

社会福祉法人サン・ビジョンは38の施設と151の事業所を持つ、社会福祉法人です。展開エリアには、名古屋エリア、春日井エリア、江南エリア、岐阜エリア、長野エリアなどがあります。またサン・ビジョンの各エリアでは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、居宅介護支援センターなど、様々な介護サービスを提供しています。

サン・ビジョンの各地域の介護施設で働く魅力は以下の通りです。

  1. 充実した研修制度
  • 新入職員研修をはじめ、介護技術研修、リーダー研修、キャリアアップ研修など、職員のスキルアップを支援する研修制度が充実しています。
  • 専用の研修施設にて専任の講師による丁寧な指導で行われます。
  1. キャリアパス制度
  • 介護職、相談員、ケアマネージャー、介護長、施設長と、明確なキャリアパス制度が整備されています。
  • 自分の希望や適性に合わせたキャリアプランを立案することができ、キャリアアップを目指して挑戦することができます。
  1. チームや職場の先輩などからのサポート体制
  • 介護のわからないことや困ったことがあれば、先輩職員や上司が丁寧にサポートします。
  • 法人内相談窓口も複数設置されており、職員の悩みや不安に寄り添います。
  1. ゆとりある勤務体制
  • 法令遵守を徹底したゆとりある勤務体制を導入しています。
  • 職員の負担軽減のため、福祉用具も充実しています。
  1. 働きやすい環境
  • 住宅手当支給交通費支給など、働きやすい環境を整えています。
  • 各種福利厚生も充実しており、ワークライフバランスをサポートします。
  1. 地域に根差した活動
  • 地域の医療機関や行政機関と連携し、地域包括ケアシステムの構築に貢献しています。
  • また、地域住民との交流イベントなども開催しており、地域に根差した活動を行っています。

サン・ビジョンの介護施設で介護職として働く

サン・ビジョンの各エリアの介護施設では、ご利用者様一人ひとりの個性を尊重した介護を提供しています。介護職員は、ご利用者様の日常生活を支援し、心身ともに自立した生活をサポートします。サン・ビジョンで介護職として働くことは、地域の高齢者の暮らしを支え、社会貢献することになります。

介護の仕事に興味がある方、誰かの役に立つ仕事がしてみたい方は、ぜひサン・ビジョンの介護施設で働いてみてはいかがでしょうか。

▼ サン・ビジョン介護職の求人応募はこちら

介護職 積極採用中!【未経験者歓迎】社会福祉法人サン・ビジョン

まとめ

介護の資格取得は、一見すると長い道のりに思えるかもしれません。しかし、誰もが最初は「初任者研修」から始めており、一歩ずつ経験と知識を積み重ねてきました。最初の資格を取ることで、できることが増え、自信がつき、次のステップへと進む意欲も高まります。

大切なのは「完璧を目指すこと」ではなく、「一歩を踏み出すこと」です。

資格取得を通じて広がる介護のキャリアは、あなた自身の可能性を大きく伸ばしてくれます。未来の自分を思い描きながら、無理のないペースで最初のステップに挑戦してみてください。

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