初任者研修後にできる仕事とは?未経験から始める介護職の第一歩
介護職員初任者研修を修了したあと、「実際の現場ではどんな仕事ができるのだろう」「本当に自分に務まるのだろうか」、と感じる方は少なくありません。研修カリキュラムの内容と、現場での仕事のイメージが結びつかず、不安に感じてしまうのは自然なことです。
初任者研修を修了した方が担える役割は想像以上に多く、現場では大切な存在として迎えられます。
介護の仕事は、最初からすべてを完璧にこなすことを求められるものではありません。研修で身につけた基礎を土台に、実務を通して少しずつ経験を重ねていくことで、できることが着実に増えていきます。
本コラムでは、初任者研修を修了したあとにできる主な業務や、介護職場のイメージを整理しながら、介護職としての第一歩を具体的にしていきます。これから介護の仕事に挑戦しようとしている方が、安心して次の一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。
目次
初任者研修で身につけた基本とは
介護職員初任者研修では、介護の現場で働くうえで欠かせない「土台となる知識と考え方」を学びます。専門的で難しい技術をいきなり身につけるというよりも、安心・安全に介護を行うための基本を理解することが大きな目的です。
たとえば次のような内容です。
介護の仕事に対する考え方や姿勢
利用者一人ひとりの生活や気持ちを尊重すること、できないことを「代わりにやる」のではなく「できる力を支える」という視点は、現場で働くうえでの基本になります。
身体介助の基礎
食事や入浴、排せつといった日常生活を支えるための基本的な介助方法や、ケガを防ぐための安全な体の使い方を学んでいます。これは現場で実際に業務を行う際の大切な土台になります。
利用者との関わり方やコミュニケーション
声かけの仕方や接し方を学ぶことで、利用者が安心して過ごせる環境づくりに貢献できるようになります。
このように、初任者研修は「現場でいきなり一人前になるための研修」ではありません。介護職としてスタートするために必要な基礎を、きちんと身につけている状態であることが大切なのです。
初任者研修後にできる主な業務
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介護職員初任者研修を修了すると、介護の現場でさまざまな業務に携わることができます。「まだ経験が浅いから限られたことしかできないのでは」と感じるかもしれませんが、実際には現場を支える大切な役割を担います。
日常生活を支える身体介助
食事の介助や配膳のサポート、入浴や排せつの介助、着替えの手伝いなど、利用者の暮らしに直結する場面で関わります。初任者研修で学んだ基本的な介助方法を活かしながら、先輩職員のフォローを受けつつ少しずつ慣れていく形が一般的です。
生活援助や日常のサポート
居室や共有スペースの環境整備、移動の見守り、声かけなど、利用者が安心して過ごせる環境を整えることも大切な仕事です。こうした関わりの積み重ねが、利用者との信頼関係づくりにつながります。
レクリエーションや行事の補助
こちらも初任者研修修了後に関わる機会の多い業務です。体操や趣味活動、季節のイベントなどを通じて、利用者の生活に楽しみやメリハリを生み出します。「一緒に楽しむ」「寄り添う」という姿勢や経験が、介護職ならではのやりがいを感じられる場面でもあります。
介護記録の作成や情報共有
利用者の体調や様子を記録し、チーム内で共有することで、安全で質の高いケアにつながります。最初は簡単な内容から始め、徐々に書き方やポイントを学んでいくケースが多いです。
初任者研修修了後の仕事は、決して一人で抱え込むものではありません。現場では先輩職員と連携しながら習熟度を深め、段階的に役割を広げていくのが基本です。日々の業務を通して「できることが増えていく実感」を得られる点も、介護職の大きな特徴です。
初任者研修後に働ける主な職場
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介護職員初任者研修を修了すると、活躍できる職場の選択肢は一つではありません。施設の種類によって利用者との関わり方や業務の進め方が異なるため、さまざまな活躍できる環境があることも特徴です。
まず代表的なのが、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームといった入所型の施設です。日常生活全般を支える役割が中心となり、次のような特徴があります。
- 食事・入浴・排せつなどの身体介助に継続的に関わる
- 利用者の生活リズムを支える役割が大きい
- 長期間にわたって関係性を築きながら働ける
利用者一人ひとりとじっくり向き合いながら働きたい人に向いている環境です。
グループホームも、初任者研修修了後に働きやすい職場の一つです。少人数制で家庭的な雰囲気が特徴で、次のような点が挙げられます。
- 利用者の人数が比較的少ない
- 一人ひとりに寄り添った関わりがしやすい
- 日常的な会話やコミュニケーションの比重が大きい
利用者との距離が近く、丁寧なケアを大切にしたい人にとって、やりがいを感じやすい職場です。
デイサービスでは、利用者が日中のみ通所します。業務の特徴は次の通りです。
- 入浴・食事・レクリエーションのサポートが中心
- 利用者の「日中の生活」を支える役割
- 夜勤がなく、生活リズムを整えやすい
家庭との両立や、安定した生活リズムを重視したい人に選ばれることが多い職場です。
また、訪問介護では、利用者の自宅を訪問して介助や生活援助を行います。
- 基本は利用者と一対一での関わり
- 初めのうちは先輩と同行しながら経験を積む
- 利用者の生活に深く寄り添った支援ができる
一人ひとりの暮らしを大切にしたい人に向いている働き方です。
このように、初任者研修を修了すると、さまざまな現場で介護職としての第一歩を踏み出すことができます。それぞれの職場で求められる役割は異なりますが、共通しているのは「基礎を大切にしながら成長していく」という考え方です。
介護現場で広がる成長のチャンス
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初任者研修を修了して介護の現場に立つと、最初は同じ業務が続くように感じることもあります。しかし実際には、働きながら少しずつ役割が広がり、成長を実感できる場面が多くあります。
日々の業務を通して経験が積み重なり、先輩のサポートを受けながら徐々に任される範囲が広がっていきます。「できることが増えた」という実感が、自信につながっていく仕事です。
また現場で働く中で「もっと深く学びたい」「専門性を高めたい」と思ったときには、次のステップを目指す道も用意されています。
- 実務者研修を受講し、より実践的な知識や技術を身につける
- 実務経験を重ねて、介護福祉士を目指す
- 得意分野を活かして、後輩の指導やチームの中心的な役割を担う
こうしたステップアップは、特別な人だけのものではありません。現場での経験を重ねながら、一人ひとりのペースで目指していけるのが介護職の特徴です。
初任者研修は、成長の「入口」に立った状態とも言えます。現場で働く中で、自分なりのやりがいや目標を見つけながら、長く続けていけるキャリアを描いていくことができます。
サン・ビジョンでは、実務者研修や資格取得に向けて、職員の挑戦を後押しする支援制度を整えています。受講や学習と仕事を両立しやすい環境づくりに加え、資格取得後のキャリアについても相談できる体制があり、「学んだ先にどんな道があるのか」を見据えながら成長していくことができます。
こうした支援を活用することで、実務者研修から介護福祉士までの道のりも、より現実的で前向きなものになります。
▼サン・ビジョン | キャリアサポート https://sun-vision.or.jp/recruit/support/
不安を感じやすいポイントと実態
初任者研修を修了して現場で働き始めるにあたり、具体的にイメージしづらい点があるのも事実です。
ここでは、不安点として挙がりやすいポイントと、現場での実際の様子を整理してみます。
体力面の心配
介護の仕事は体を使う場面もありますが、すべてを一人で行うわけではありません。複数人で対応する場面や、無理のない介助方法を学びながら進めるため、経験を積む中で自然と体の使い方に慣れていくケースがほとんどです。
経験不足への戸惑い
現場では、初めから完璧な動きを求められることはなく、「できないことがあって当たり前」という前提で指導が行われます。先輩職員のフォローを受けながら、一つずつ覚えていく流れが一般的です。
職場の人間関係
介護の現場はチームで仕事を進めるため、報告・連絡・相談が欠かせません。その分、声を掛け合いながら支え合う文化が根づいている職場も多く、困ったときに一人で抱え込まない体制が整っています。
以上のポイントは、働き始める前には大きなこととして感じられるかもしれませんが、実際の現場では周囲のサポートを受けながら少しずつ解消されていきます。経験を重ねる中で、「思っていたよりも続けやすい」と感じる人も多いのが現実です。
社会福祉法人サン・ビジョンで介護職として働く魅力
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社会福祉法人サン・ビジョンは38の施設と151の事業所を持つ社会福祉法人です。展開エリアには、名古屋エリア、春日井エリア、江南エリア、岐阜エリア、長野エリアなどがあります。またサン・ビジョンの各エリアでは、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、居宅介護支援センターなど、様々な介護サービスを提供しています。
サン・ビジョンの各地域の介護施設で働く魅力は以下の通りです。
- 充実した研修制度
- 新入職員研修をはじめ、介護技術研修、リーダー研修、キャリアアップ研修など、職員のスキルアップを支援する研修制度が充実しています。
- 専用の研修施設にて専任の講師による丁寧な指導で行われます。
- キャリアパス制度
- 介護職、相談員、ケアマネージャー、介護長、施設長と、明確なキャリアパス制度が整備されています。
- 自分の希望や適性に合わせたキャリアプランを立案することができ、キャリアアップを目指して挑戦することができます。
- チームや職場の先輩などからのサポート体制
- 介護のわからないことや困ったことがあれば、先輩職員や上司が丁寧にサポートします。
- 法人内相談窓口も複数設置されており、職員の悩みや不安に寄り添います。
- ゆとりある勤務体制
- 法令遵守を徹底したゆとりある勤務体制を導入しています。
- 職員の負担軽減のため、福祉用具も充実しています。
- 働きやすい環境
- 交通費支給など、働きやすい環境を整えています。
- 各種福利厚生も充実しており、ワークライフバランスをサポートします。
- 地域に根差した活動
- 地域の医療機関や行政機関と連携し、地域包括ケアシステムの構築に貢献しています。
- また、地域住民との交流イベントなども開催しており、地域に根差した活動を行っています。
サン・ビジョンの介護施設で介護職として働く
サン・ビジョンの各エリアの介護施設では、ご利用者様一人ひとりの個性を尊重した介護を提供しています。介護職員は、ご利用者様の日常生活を支援し、心身ともに自立した生活をサポートします。サン・ビジョンで介護職として働くことは、地域の高齢者の暮らしを支え、社会貢献することになります。
介護の仕事に興味がある方、誰かの役に立つ仕事がしてみたい方は、ぜひサン・ビジョンの介護施設で働いてみてはいかがでしょうか。
▼ サン・ビジョン介護職の求人応募はこちら
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まとめ
介護職員初任者研修を修了した職員は、初心者とはいえ介護の現場で担える役割は決して小さくありません。日常生活を支える業務から利用者との関わりまで、現場を支える一員としてしっかり活躍することができます。
また、介護の仕事は、最初から完璧を求められるものではなく、働きながら少しずつ経験を重ねていく仕事です。できることが増えていく実感を得ながら、自分なりのペースで成長していける点も大きな魅力と言えるでしょう。
初任者研修は、介護職としてのスタートラインに立った証です。実際に現場での経験を通して仕事の幅を広げながら、自分に合った働き方や次の目標を見つけていくことができます。
これから介護の仕事に挑戦しようと考えている方にとって、本コラムが具体的なイメージを描く一助となれば幸いです。