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介護職の仕事内容とは?魅力ややりがい、資格までをご紹介

介護の仕事をしたい、と考えたときに具体的な仕事内容を知っていますか。なんとなくではわかるけど、詳しく知らないという人もいるでしょう。これから介護の仕事をしたいといったときに、どのような仕事内容なのかを詳しく知っておきましょう。この記事では、介護の仕事内容から魅力・やりがいまでを詳しく解説していきます。

介護職とは

そもそも介護職とは、年を取って身体が不自由になった高齢者が、自宅で今まで通り、もしくは施設の中でも活き活きと日常生活を送れるようにサポートする仕事です。何よりも相手の立場になって、その人らしい生き方ができるように生活援助や身体介護を行います。

仕事内容

介護の具体的な仕事内容はどんなものか、と聞かれると首をかしげる人も多いのではないでしょうか。実際のところ、なんとなくしかわからないという人も少なくありません。ここでは、具体的な仕事内容を一つずつ詳しく解説していきます。

①食事介助

食事介助とは、自分自身で箸を持ち上げることができないなど、うまく食事ができない利用者の介助を行います。施設などで提供される食事は、利用者一人一人に合わせて作られています。例えば、糖尿病でカロリー制限のある人には指定カロリー以下の食事、水分制限があるなら知るものがなし、塩分制限があるなら指定塩分以下の食事が提供されます。また、食事形態もおかゆ、刻み食、ミキサー食など利用者が食べやすいようになっています。そのほか、高カロリーゼリーや栄養補給目的のジュースといった補助食品まで、利用者一人一人が食べやすいように介助しなければなりません。

②口腔ケア

口の中が汚れてくると、雑菌が繁殖して大変な事態を引き起こします。そのため、口腔ケアが必須です。自分でできる人は問題ありませんが、自分ではできない人の介助を行うのも介護士の大切な仕事です。自前の歯を持っている利用者であれば歯磨きの介助、入歯であれば入れ歯を洗う、口を開けること自体が難しく誤嚥の危険がある人であれば専用の道具での口腔ケアを行います。

③入浴介助

自宅では入浴が困難な人の介助をする仕事です。入浴介助と一口に言っても、見守りからシャワーチェア、機械浴、寝浴などさまざまな方法があります。夏は適度に冷房を付け、冬は暖房を付けましょう。入浴のための浴室準備から着替え、洗髪、浴室内の移動などをサポートします。入浴前は体温や血圧を測り、長く湯につかりすぎないように適度なところで声掛け、浴槽から上がること、着替え終わるまで必要な部分をすべてサポートするのが入浴介助です。入浴のときには気分の悪くなる人や体調不良の人も出やすいため、よく観察しなければなりません。

④排泄介助

排泄には、さまざまな方法があります。おむつ、紙パンツ、パッド、トイレ、ポータブルトイレ、尿瓶などです。自立している人は特に、見守りだけでいい場合もあり、移動中に転ばないように注意して見守ることが大切です。また、一緒にトイレに入って介助する場合でも、利用者がなるべく羞恥心を感じないように視線を外しておくなどの配慮も必要となります。寝たきりの人などの場合は、定期的におむつ交換に回り、その時褥瘡ができないように体位の交換なども行いましょう。

⑤レクリエーション

レクリエーションは、利用者の脳を活性化させるとともに、手指の動きを少しでも取り戻すために行われます。基本的にはちょっとした体操やゲームを通して楽しみながらリハビリをさせていただくのですが「幼稚過ぎる」「レベルについていけない」などと感じられないように、一人一人に合わせた介護を提供できるようにしていきましょう。

⑥そのほか

代表的な介護をいくつか紹介しましたが、いかがでしょうか。このほかにも、就寝時の介助・移動介助などを行う必要があります。勤務先によって介護の方法が違ってくることもあるので、注意が必要です。

魅力ややりがいは?

介護士の仕事を続ける上での、魅力とはどのようなものがあるのでしょうか。社会的にも貢献度が高く、多くの魅力に満ちている仕事ですが、どのような部分に魅力を感じるのかは、人それぞれです。

たとえば、介護の仕事は常に人から感謝される仕事です。さまざまなサポートを行っているときに「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」と笑顔で感謝されることも少なくありません。直接毎日のように告げられる感謝の言葉は、介護士にやる気を出させる素敵な言葉です。多くの介護士が、「ありがとう」という言葉に支えられて、日々の仕事をこなしています。

また、年齢や性別に関係なく働ける環境がある主、介護士とい仕事の魅力です。学校を卒業したばかりの若者から、子供がいる主婦、60歳を過ぎたシニア世代までさまざまな年代の人たちが協力し合い、互いに足りないところを補い合って仕事をしています。まったく違う年代の人と協力し合い、困難があればともに立ち向かうことができます。一緒に困難や課題を乗り越えて、強固なチームワークを作り上げていきましょう。

あると便利な資格

介護職は未経験・無資格であってもなることは可能です。そのため、必ず必要となる資格というものはないのですが、やはり資格がなくてはできない介護の仕事があるのも確かなことです。そのため、だれでもできる仕事には違いありませんが、資格があるほうが有利なことに違いはなく、利用者や家族の信頼も得やすいでしょう。また、資格があると給与面で優遇され、施設からも信頼されて多くの仕事を任せられることもあるため、ぜひ挑戦してみてください。資格を取得することで、自身のステップアップにもつながるでしょう。

①介護福祉士

介護福祉士とは、介護系の資格の中で唯一の国家資格です。介護福祉士を持っているということは、周囲に介護のプロフェッショナルであるということを知らせることにもなります。職場ではリーダーを任されるようになり、シフトを組んだりほかの介護職員の指導に当たったりということができるようになるでしょう。その他、利用者やその家族の人に介護に関しての提案やアドバイスも行うことが可能です。介護福祉士は、だれでも受験ができるわけではありません。受験をするには、受験するための条件を満たす必要があります。資格試験を受ける準備が整ったら、ぜひチャレンジしてみてください。

②介護職員初任者研修

介護初任者研修は、介護士になるためのもっとも基礎的な知識が学べる研修です。かつてはホームヘルパー2級と呼ばれていた資格であり、この資格がなくては訪問介護を行うときに、食事介助や入浴介助・排泄介助などを行うことができません。なぜなら、身体介護を行うためには最低でも介護職員初任者研修をおさめている必要があるからです。基本的には、決められた時間、決められた内容の講義を受講することで資格証を交付してもらえます。

③介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者の上位に位置する資格であり、より専門職として働くための知識と技術を得ることができます。学校に行かずに実務経験を積んで介護福祉士試験を受けようと思うと、必須の資格です。また、経管栄養や淡吸引なども習うことができるのも、初任者研修とは異なる部分といえるでしょう。

まとめ

介護の仕事内容は多岐にわたり、資格を持っていれば資格に応じた仕事が割り振られることもあります。ただ、どのような内容の仕事であれ、必要なことは間違いありません。介護士という仕事は、社会貢献度の高い仕事です。社会全体が必要としている仕事であり、なくてはならない職業といえるでしょう。福祉に貢献したい人や感謝されることでモチベーションが上がるという人、相手の立場になって物事を考えることができ、状況に合わせて臨機応変な対応ができる人などが向いている仕事です。今後さらに需要が見込まれる仕事でもあるため、介護の仕事に興味があるのならぜひ、資格を取得してチャレンジしてみてください。

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