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介護福祉士になるのに実務経験は必要?

介護福祉士とは

介護福祉士とは国家資格であり、介護のエキスパートといえる職業です。
介護について幅広い専門知識を身に着けているだけでなく、その知識を実践できるだけの技術も持ち合わせています。
そのため多くの事業所から求められ、利用者の方やその家族からも信頼されます。
なぜなら、利用者の方の日常生活を手助けするだけでなく、家族の方への介護に関するアドバイスを行うからです。
しかし、国家資格だけあって介護福祉士の資格を取得するには資格試験を受ける必要があります。

介護福祉士試験

介護福祉士試験は、毎年1回行われます。
筆記試験は1月末、実技試験は3月ごろに行われます。
とはいえ、実技試験はコースによって受ける必要がありますが基本的には免除されるため、基本的には筆記試験に対する対策をしておけば十分資格取得ができます。
しかし、介護福祉士試験は誰でも受けられる、というわけではありません。
介護福祉士試験を受けるには、まず初めに受験資格を満たす必要があります。
受験資格を満たす方法は一つではないため、自分に合った方法を見つけることができるでしょう。

受験資格を得るためには、養成施設へ行くか既定の年数実務経験を積んでなおかつ実務者研修を修了している必要があります。
そのほか、福祉系高校を卒業するなどいくつかのルートが考えられます。
費用をかけても短期間で受験資格を得たいのか、働きながら資格を得たいのかによって選ぶルートが変わってくるため、何を一番重視するのかを事前に考えておくといいでしょう。

実務経験が必要か

介護福祉士になるためには必ず実務経験が必要かといえば、そういったわけではありません。
ほかにも介護系の資格は数多くあり、中には実務経験がなければ資格試験を受けるための資格自体が得られないというものもありますが、介護福祉士はそうではありません。
とはいえ、実務経験を経てから資格試験を受ける人が増えてきているために受験者の質が高くなっていて、国家試験にしては合格率も非常に高いです。

試験に受かるためには

介護福祉士の試験に受かるためには、筆記試験に対する対策をして半年以上前から計画的に勉強する必要があります。
実務経験があればある程度の問題は解けますが、それだけでは不十分です。
そのほか、通信教育を受けるという手段もありますが独学でもしっかり対策して勉強すれば合格することはできるでしょう。
対策としては過去の問題をしっかり理解して、どのような問題が出題されるのかを見極めることが何より重要です。
また、勉強しても解くことが難しい問題も出題されるため、確実に点を取ることができる科目から勉強をしていくのがおすすめです。
例えば生活支援などの科目は家事に関する出題もされるため、苦手だという人も多くいます。
そういったときには無理に解けない問題を解こうとせず、ほかの科目を勉強するようにしましょう。
たとえできない分野があったとしても他の部分をしっかり勉強していればカバーすることができるからです。
試験当日は忘れ物がないように確認して、リラックスして試験を受けるようにしてください。

まとめ

介護福祉士試験を受けるためには、必ずしも実務経験が必要というわけではありません。
しかし、実務経験がある人のほとんどが現役で働きながら資格取得を目指しています。
そういった人は最新の介護現場に携わっていることもあり、日々新しい知識や技術を身に着けているといえるでしょう。
そのため、資格試験を取得するのに有利であるには違いありません。
介護福祉士試験の合格率が国家資格にしては非常に高いのは試験の質が落ちているのではなく、受験者の質が高くなっているということもあります。
とはいえ、実務経験があるからと安心できるものではないので、しっかり試験対策と勉強をして1回で確実に合格できるように最善を尽くしてください。

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