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介護職は採用されやすい?有効求人倍率はどのくらいか知っておこう

「介護職は慢性的に人手不足」「採用されやすい」などといった話を聞いたことがある、という人も少なくないでしょう。
未経験でも無資格でも採用してもらえる、と考えている人もいます。
しかし、実際のところ介護業界は、どの程度人手が不足しているのでしょうか。
本記事では、有効求人倍率から見た、介護職の現状を解説していきます。
介護の仕事を試してみたい、と考えているならぜひ、参考にしてみてください。

有効求人倍率とは

そもそも、有効求人倍率とは1人の求職者に対して、何件の求人募集があるのかを示す数値です。
有効求人倍率が低ければ人手は不足しておらず、有効求人倍率が高ければ、人手が足りていないということになります。
つまり、有効求人倍率がわかるということは、就職や転職のしやすさの目安にもなるということにほかなりません。
計算方法としては、「有効求人数」を「有効求職者数」で割ったものです。
有効求人倍率は、毎月厚生労働省から公開されているので、こちらをチェックしてみてください。

介護職は?

介護職の有効求人数はどのくらいかといえば、だいたい3~4倍程度です。
つまり、求職者1人について、求人募集をしている事業所は3~4つもあるということです。
それだけあれば好きなところを選んでも、いくらでも採用してもらえるのはでは?と思うかもしれませんが、もちろんそのようなことはありません。
いくら人材が不足しているとはいっても、介護職に適している人材であることが重要です。
とはいえ、介護職がいわゆる「売り手市場」であり、人手不足で就職や転職がしやすいというのは、有効求人倍率をみるとわかるでしょう。

ハローワーク以外は含まれない

有効求人倍率で注意したいのは、資料を作成しているのが厚生労働省であるという点です。
厚生労働省がハローワークのデータから統計を取り、そこから計算して有効求人倍率を出しています。
つまり、民間の広告雑誌や新聞広告などで募集されているものは、どれも数に入っていません。
また、自社サイトで募集している求人も、数に入っていません。
そのため、実際に求人とは少しずれている場合もあるので、気を付けましょう。

地域差がある

有効求人倍率は、あくまでも全国の平均となっていて、職種もかなり幅広いです。
たとえば、介護職の場合は介護サービス職種という大きなくくりであり、訪問介護と夜勤、日勤の介護などはそれぞれ有効求人倍率は違ってきます。
そのため、従事したい職種自体が、有効求人倍率が高いとは限りません。
また、地域差による違いはかなり大きく、同じ県内でも違う場合があるので注意が必要です。
有効求人倍率は、あくまでも参考にとどめておくのがいいでしょう。

介護職の有効求人倍率が高い理由

介護の有効求人倍率が高いのには、理由があります。
介護職は売り手市場であり、どこも優秀な介護士を採用しようと福利厚生に力を入れたり、働きやすい環境を整えたりしています。
もちろん当社会福祉法人サン・ビジョンでも福利厚生や、働く環境の整備、キャリアアップ制度を設け、当法人で働く職員の環境を整えています。
しかしなぜ、介護業界は人手不足なのでしょうか。
その理由について、詳しく解説していきます。

介護施設が増えてきている

介護職が必要とされる理由としては、介護施設が増えてきているというのがあります。
介護業界は、少子高齢化によって利用者が増えつつあるのが現状です。
そのため、多くの介護施設が必要であり、逆に言えばこれからまだまだ成長の余地がある産業といえるでしょう。
大手企業が介護業界に新たに参入したり、子会社を設立して介護事業所を立ち上げたりといった動きもあります。

また、各社がこれまで行ってきた事業を活かし、特色のある介護施設を新設しています。
介護施設が増えてて手厚い介護を受けられるのは良いですが、その分どうしても介護士の人数が不足しているのが現状です。
そのため、必然的に有効求人倍率も上がり、売り手市場になっているというわけです。

介護が必要な人が増えてきている

介護施設だけでなく、介護が必要な方も増加傾向にあります。
高齢化社会が進んでいるため、日本の人口に占める65歳以上の割合が増えてきているのです。
そういった方たちが、第2の人生として介護付きの施設でのんびりしたいと考えるため、さまざまなサービスがある介護施設が人気となっています。
中には豪華ホテルのような部屋もあり、介護が必要になっても介護士や看護師、医師が常駐しているので安心ができるでしょう。

快適で安心安全な老後を過ごすために、気に入ったサービスのある介護施設を選ぶ方が増えています。
もちろん、純粋に介護サービスが必要という方も増えてきているので、介護職員が何人いても人手不足が解消されないというところも多くあります。
今後ますます高齢者の割合が増えていくため、介護の資格を持っているのであれば、引く手あまたといえるでしょう。

求められるサービスが多様化している

介護職として、求められるサービスが多様化しているのも、介護業界が人手不足の理由のひとつです。
ライフスタイルに合わせたサービスの提供が、介護業界には求められています。
入居者の方や家族の方それぞれに要望があり、個人個人の要望に細かくこたえる形で、さまざまなサービスが提供されます。
より多くの要望に応え、充実した日々を送っていただくために介護職員の数も多く必要となります。

事業所にって条件が違う

介護の採用倍率が高いとはいっても、どの事業所でもいいというわけではないでしょう。
就職や転職するには、条件のいいところを選ぶことが重要です。

福利厚生がしっかりしている

福利厚生がしっかりしている施設は、おすすめです。
たとえば、有給休暇があっても取得できなければ意味がありません。
有給休暇が取得しやすい事業所を選ぶようにしましょう。
また、女性が多い職場なので、女性の出産や育児に対して、理解がある職場がおすすめです。
産休や育休制度が取得しやすいというだけでなく、出産後に復帰しやす職場環境であることも大切です。

施設内に子供を預けられる託児所があれば、なおいいでしょう。
もちろん、子供が病気になったときには休めるような環境であることも重要です。
多くの介護事業所は、気持ちよく働けるように、さまざまな工夫をしています。
こうした法人内制度があるところは、仕事と育児を無理なく両立できるので、結婚後にも仕事ができるのか不安という方は、法人内制度、職員の働く環境の整備に力を入れいる社会福祉法人サン・ビジョンの扉を是非叩いていただけたらと思います。

社宅やアパートがある

社宅やアパートがある事業所も、おすすめです。
社宅やアパートがあれば、家を出て独立したいけどなかなかいいアパートが見つからない、という人も就職しやすいでしょう。
社宅だからこそ負担も安く、中には夕食を出してくれるところもあるため、おすすめです。
どのような条件があるのか、費用はどの程度かかるのかなどと一緒にゴミの出し方などの気になるところは初めのうちに聞いておきましょう。
また、管理栄養士観衆の食事を安く提供してもらえる事業所もあります。
介護職員のことを考えて、職員に対してもよいサービスがある施設なら、長く務められるのではないでしょうか。
社会福祉法人サン・ビジョンでは、自宅から通勤することが困難な方のために社宅・借上アパートがあります。
※遠方から就職される方が優先になります。

まとめ

有効求人倍率は、あくまでも参考程度にとどめておくことが重要です。
多くの募集があるから好きなところに就職できると油断して、身だしなみもマナーも整っていなければ、いくら人手不足であっても雇ってもらうことはできません。
応募先の事業所を決めたら、きれいに身だしなみを整えておきましょう。
少子高齢化が進む中、介護職員の補充はどの施設でも大きな課題となっています。
そのため、就職・転職したのであれば、ぜひ社会福祉法人サン・ビジョンの扉を是非叩いていただけたらと思います。

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