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介護の資格の種類一覧・難易度を徹底解説

介護の世界は、専門性と経験を評価するさまざまな資格が存在します。それらは、専門知識を証明し、キャリアアップを実現するための一歩となります。しかし、どの資格を取得すればよいのか、その難易度はどれくらいなのかを理解するのはなかなか難しいものです。

この記事では、介護職で有用な資格の種類を一覧でご紹介し、それぞれの資格の難易度と取得するための勉強方法について詳しく解説します。資格取得の助けになるよう、直接的な情報をわかりやすくまとめています。

これを読むことで、介護職を目指す方は、自分がどの資格を目指すべきか明確な方向性を見つけられます。既に介護職に就いている方には、スキルアップやキャリアアップのための新たな道を開く可能性があります。自身の成長と介護サービスの質向上に向けて、是非、本記事をお読みいただければ幸いです。

主な介護資格は3種

介護資格の種類には様々なものがあります。介護職として働き始めるのに必ず必要な介護資格の種類というのはありませんが、やはり介護資格を持っていると就職・転職で有利になります。日々の業務でできる仕事内容の幅も一気に広がります。

この記事では、主要な介護資格の種類や、持っていると職場で役立つ介護資格などをまとめてご紹介します。

介護職員初任者研修(難易度レベル1)

まず介護職として働くにあたって、もっともベーシックな入門編の介護資格となるのが、「介護職員初任者研修」です。約1ヶ月~数ヶ月という短期間で取得できるので、就職・転職活動の前に取得しておくのもおすすめです。一般的には、介護職員初任者研修の資格を持っていると、介護施設での主要業務となる身体介護ができるようになります。

介護職員実務者研修(難易度レベル2)

介護職員初任者研修のステップアップ編とも言えるのが、「介護職員実務者研修」という介護資格です。介護職員初任者研修が旧ホームヘルパー2級に該当するのに対し、こちらの介護職員実務者研修は旧ホームヘルパー1級に該当します。介護職員実務者研修を修了すると、サービス提供責任者として働くことも可能になります。

資格を取得するのには、一定の時間決められたカリキュラムを受講する必要があります。ただし、基本は450時間ですが誰もが450時間受講しなくてはならないわけではありません。介護職員初任者研修を取得している、旧ホームヘルパー1級を取得しているなど介護に関する資格を持っているのであれば、必要なカリキュラムを少なくできるので受講時間は大幅に減らすことができます。

介護福祉士(難易度レベル3)

さらに上級編の資格として、「介護福祉士」があります。介護福祉士は、介護専門の資格としては唯一の国家資格です。介護福祉士の受験資格を得るには、介護職員実務者研修を修了し、かつ介護の実務経験を3年以上積む必要があります。筆記試験と実技試験があり、国家資格ということもあって難易度はやや高めです。

資格を持っているだけで介護に対する深い知識と技術があるということを認められているので、どこの介護事業所も介護福祉士を優遇します。

介護福祉士の試験は年に1度で、筆記試験と実技試験があります。そのため、受験の半年以上前から試験勉強を始めるのがおすすめです。きちんと計画を立てて時間をしっかりとる事ができれば、独学でも合格できるのでぜひ挑戦してみてください。

持っていると便利なプラスアルファの介護資格

上記で取り上げた資格以外にも、介護資格には色々なものがあります。持っていると介護施設の現場で役立つ、プラスアルファの介護資格の種類を以下にいくつかご紹介しましょう。

  • 喀痰吸引等研修:高齢者の方などのたんの吸引を行うための資格
  • レクリエーション介護士:高齢者の方に向けたレクリエーションの実施・企画スキルを認定する資格
  • 移動介護従事者:障害を持っている方の外出時のサポート・介護を行うための資格。ガイドヘルパーとも
  • 難病患者等ホームヘルパー:難病患者の方に向けたホームヘルプサービスに従事するための資格
  • 重度訪問介護従業者:重度の身体障害などを抱える方の訪問介護を行うための資格

ほかにも「作業療法士」「社会福祉士」「栄養管理士」「精神保健福祉士」などといった国家資格を持っていると、介護業界でも活躍の場が豊富にあります。

介護職員初任者研修の勉強方法

介護の資格で一番最初に取る必要があるのが介護職員初任者研修です。福祉系の学校ならば在学中に取得できますが、これから介護職に就き資格を取得する場合は改めて規定のカリキュラムを履修する事になります。

カリキュラムで必要時間数と項目は?

介護職員初任者研修は、その学習内容やカリキュラムについては厚生労働省の指針にそって各都道府県がそれぞれ指定の養成機関が決定しています。

厚生労働省が指針を示した履修科目と時間数は以下の通りです。

1.職務の理解6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
3.介護の基本6時間
4・介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術6時間
6.老化の理解6時間
7.認知症の理解6時間
8.障害の理解3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
10.振り返り4時間
合計130時間

出典:厚生労働省 介護員養成研修の取扱細則について より

ほとんどの項目の必要時間数が10時間未満に対して、「こころとからだのしくみと生活支援技術」は75時間と必要総時間数の半分を割いて学ぶようになっています。

また、この130時間の受講を履修した後で別途約1時間、筆記試験形式で修了評価を受けるようになっています。

まとめ

介護の資格は、新しくできた資格も含めるとその数は10以上もあります。介護制度も少しずつ変わってきていて、介護士の仕事内容も変わってきた部分もあります。未経験やブランクが長い場合などは、きちんと勉強をし直して、間違った思い込みがないかどうかを確認した方がいいでしょう。たとえ介護士の資格がなくても働くことはできるので、資格取得支援などを利用し手働きながら資格を取るのもおすすめです。介護の仕事に興味があるならぜひ、挑戦してみてください。

社会福祉法人サン・ビジョンには、「サンサン研修センター」があり、定期的に「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」を開催していますので、これから介護の仕事に就こうと考えておられる方や、働きながら資格取得を考えておられる方は、是非、「サンサン研修センター」をご利用ください!
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