~ベトナムEPA職員ダイアリー~
ジョイフル多治見 第1期のEPA職員はベトナムから来てくれたガンさんとホアイさん。
8月初旬、セミの鳴き声が響く夏真っ盛り、
日本で1、2を争う暑さの多治見へやってきた二人。
歓迎会ではまだ不安げな表情の二人を、職員によるベトナム民謡の合唱で迎え入れました。
不安や緊張を抱えた中の思わぬ歌の贈り物に、嬉しさで涙が溢れ出ていた二人の姿を思い出します。
この日のために振り付けやピアノ伴奏も練習した甲斐がありました。
サンサン研修センターでの3週間の集合研修を終え、8月末には特養4階と5階にそれぞれ配属され、
介護職としてのスタートを切りました。
不安視していた国や言葉の壁は、予想していたよりもはるかに低く、
「たった1年間の本国での日本語学習でここまで習得できるなんてすごい!!」と皆が目を見張るほど。
日常会話が話せるだけでなく、漢字もたくさん覚えてきています。
(いざ書こうとするとちっとも漢字が書けない私たちよりもむしろ書けるかも…??)
現場では高齢の利用者様やご家族にすんなりと受け入れていただけるかも心配していましたが、
彼女たちの満面の笑顔と何に対しても一所懸命な純朴な姿に、一新人職員としていつの間にか馴染んでいます。
今では利用者様からも名前を憶えて声を掛けていただけるようになりました。
日々、一所懸命 一所懸命…
ジョイフル多治見の仲間になり4か月が経ちました。
もちろんガンさんとホアイさんの学ぼう覚えようとする真摯な姿勢と努力がありました。
日本語の勉強も帰宅した後、毎日欠かさず2時間もしているというのです。全く頭が下がります。
でも彼女たちのその成長を支えたのは、受け入れたフロアの先輩職員たちです。
初めてのEPAの受け入れで、先輩職員たちも大いに戸惑ったことと思います。
試行錯誤をしながら、いろいろな書類をわかりやすく作り直したり、漢字にルビを振ったりと、
やはり日本人とは違う配慮や教え方の工夫をしながら、温かく根気よく育成してくれました。
それが今日の二人につながっていると思うのです。
お休みの日に作った本場ベトナム生春巻きやキムチを職員に差し入れてくれたり
(パクチーたっぷりで、嬉しくても食べられない職員もいましたが…(^_^;) )
二人、お休みが合うときは電車に乗ってお出かけしたりも出来るようになりました。
そんなこんなでジョイフル多治見に入ってからあっという間に4か月経ち・・・
この4か月間で嬉しかったことを二人に尋ねてみるとこんな答えが返ってきました。
ガンさんは、
★難しい日本語を先輩職員さんたちが熱心に教えてくれて、いつも応援してくれたこと。
★住んでいるマンションから駅までが近いこと。
★親睦会旅行でUSJに行けること。
ホアイさんは、
★フロアの職員さんが優しくて熱心にわからないことを教えてくれたこと。
★サンサンリゾートでベトナム人の職員が集まって一緒に勉強したり話したりできたこと。
★利用者様が憶えにくい私の名前を憶えてくれたこと。
小さな『嬉しい』をたくさん集めながら
共に成長し続けれるジョイフル多治見でありたいと願います。
そして今日も入社当初と変わらぬ笑顔で出勤する二人。
「おはよーございます!!」と
二人の明るく元気な声がジョイフル多治見に響きます。