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~そんな理由で私は福祉の仕事を選びました~

みなさん、こんにちは。
 このブログを見に来て下さり、ありがとうございます。

 私は介護老人福祉施設ジョイフル名駅で施設長を務めている原と申します。介護という仕事の魅力や、介護の仕事に興味を持って下さっている皆さんの背中を後押しできるよう、これから定期的に投稿していきたいと思います。

 さて、初投稿となる今回は、私が「福祉」という仕事を志したきっかけについて書いてみたいと思います。

 私の父親は、いわゆる「企業戦士」でした。毎日朝早くから家を出て、家に帰ってくるのはいつも私が就寝してから。日曜、祝日くらいしか家にいなくて、家にいたとしても午前中はずっと寝て過ごしている…。社会のことを全く知らない子供の頃、そんな父親の姿を見て「大人になったらこんな生活になってしまうのか」という思いを抱き、その思いはいつしか「自分には父親のような働き方はできない」にすり替えられ、じゃあどうするの?となった時に「自分はサラリーマンとして企業に勤めるよりも、困っている方々を助ける仕事がしたい」というひとつの結論に辿り着いたのです。

その結論に至った理由の中には、中学生や高校生の時に受けた職業適性検査の結果もあります。その適性検査を受ける度に、結果は決まって「奉仕系の仕事が向いている」というものでした。「行動力はあまりない」「どちらかいうと受け身」だけど「人の世話を焼くのが好き」…、そんな特性を持っていると判定されたのではないかと思います。

 ただ、福祉の仕事を目指すという自身の方向性を両親が知った時、父親からは心配されました。「福祉の仕事は稼げないのではないか」「福祉の仕事でいい暮らしができるのか」などと…。でも私は贅沢な暮らし、平たく言えば「お金持ちになる」ということには興味がなかった。仕事の対価として「お金をもらう」ということよりも、「感謝の気持ちをいただく」ことが自分の喜びに繋がるのではないかと思ったのです。「いい暮らし=高給取り」ではないんじゃないかと。

 結論から言えば、やっぱり私は福祉の仕事を選んでよかったと思っていますし、自分の選択は間違ってなかったと思っています。確かに豪邸に住んで高級車を乗り回して…なんて暮らしではありませんが、家庭も持ち、家も持ち、ふとした瞬間に「あぁ、幸せだなぁ~」と感じることのできる満たされた暮らしはできていますし、何より、微力ではありますが、困っている方々のお役に立つことができている。これが自身にとっての「やり甲斐」であり「誇り」となっています。

 もし私のように、まだ漠然とではあるけれど、何となく「困っている方々を助ける仕事がしたい」と考えている方がいらっしゃいましたら、まず福祉の仕事というものに目を向けてみて下さい。そこには貴方の思いを実現できる色んな世界があるかもしれません。是非その扉を開いてみて下さい。

今回はこの辺で失礼します。次回は、色々ある福祉の仕事の中で私が「介護の仕事」を選んだ理由について書いていきたいと思います。

 この度はお読みいただき誠にありがとうございました。
 また見にいらして下さいね。


 
~追伸~

 厚生労働省より、インフルエンザの流行シーズンに入ったとの発表がありました。皆様方におかれましてもどうぞお気を付け下さい。

介護老人福祉施設ジョイフル名駅
施設長 原 浩輔

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