グループホームってどんなとこ?
女優の誰かに似てる田中さんよりバトンを受けました、グループホームグレイスフル辰野で
ハウスマネージャーをしています、塚谷 修です。
みなさん、老人ホーム、高齢者福祉施設という言葉はよく耳にすると思いますが、
実際にどんな施設なのか、どんな種類があるのか、詳しく知っている方は
そう多くはないと思います。
この業界に勤務している私達も、勤務したことがある事業所以外は、
細かいところまでは分からない事が多々あります。
今回はそんな高齢者福祉施設のひとつ、私が勤務しているグループホームについて
私なりに簡単ではありますがご紹介させていただきます。
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グループホームとは、認知症の方対象の1ユニット9名の
少人数の施設です。
家庭的な雰囲気の中で、家事を職員と一緒に行っていただき、
認知症の改善・進行予防を図っています。
また、入居条件として、認知症の診断を医師より受け、かつ要支援2、または要介護1以上の
認定を受けた方で、ある程度身の回りの事を自分で行うことができ、共同生活を送る事に支障の無い方です。
地域密着の施設のため、地元に住民票がある方が優先的に対象となります。
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できるだけ、自宅にいる頃と同じように、炊事・洗濯・掃除・散歩・買物、
などなどを職員と一緒に行い、
ストレスの少ない環境で過ごしていただいています。
また、定期的に外出行事や、季節に合わせた食事会などを行い、
お楽しみも企画しています。
入居している方はみなさん認知症の方なので、代表的な認知症状の「何度も同じ話をする」の場合でも、
Aさん「私は生まれも育ちも辰野でね。」Bさん「あれ、私もだよ。どのあたりだね?・・・」
10分後・・・
Aさん「私は生まれも育ちも辰野でね。」Bさん「あれあれ、私と一緒だね。どのあたりだね?・・・」
と、普段なら敬遠されがちな会話も、新鮮な気持ちでお話を聞いていくれるという、
微笑ましい光景を見ることができます。
しかし、この認知症という病気、原因は何種類かに特定できても、症状は人それぞれ千差万別なんです。
認知症の進行具合・それまで生活してきた環境・家族構成・従事していた仕事・趣味・性格・・・。
その全てが絡まってさまざまな症状が現れます。
相手にどう伝えていいのかわからず、意思表示を上手くできない場合もあります。
そんな方々の、小さなサインや表情を感じ取り、情報を集めて、みんなでいろいろな事を試して、
ご家族に協力していただきながら、解決策を探していきます。
そんな中、解決策がぴったり当てはまった時、皆さんから「ありがとう」と言われた時が、
一番のやりがいです。
ここではグループホームをご紹介しましたが、高齢者福祉施設は様々な施設があり、
グレイスフルも県内にとどまらず、愛知県・岐阜県にも多様な施設があります。
興味のある方、一緒に働いてみませんか。
次回は、宝塚に入団できそうな第2グレイスフル辰野の和田さんです。お楽しみに。