言葉って難しいよね
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
新年早々、栗きんとんと数の子、お汁粉のおかげで体重がエライことになっている、下諏訪グループホームの池田が今回の担当となります。
地域交流の一環として、昨年末に「門松作り」に参加してきました。写真は、利用者様と一緒に作ったミニ門松です。現在はデイルームのテレビの両脇に飾られています。
おかめを見て、親近感が沸いてしまったのは内緒です。特に、ほっぺたのあたりが鏡を見ているかのようです。
皆さんは自分の言葉が意図しない伝わりかたをしてしまい、トラブルになった経験はありませんか?
私、とある一言で利用者様を怒らせてしまったことがあります。
あれは、9年ほど前の寒い日の朝のことでした・・・(回想シーンに入ります)
朝5時の巡視を行っていた私の耳に、「どしん!」という物音が聞こえてまいりました。
「あぁ、誰かが転んじゃったのかな?」と思いつつ、現場へ急行する私の目に飛び込んできたのは、デイルームでしりもちをついている男性利用者様(Aさん)の姿。
バイタル測定、外傷確認などを行いつつ、私は尋ねました。
「頭はだいじょうぶ?」
すると、Aさんの表情が一変。
「頭はだいじょうぶとはなんだ!馬鹿にするな!」
なぜ怒ってしまったのか、すぐには理解できませんでした。怒っているAさんをなだめつつ、ソファーに座っていただいてから待機看護師に報告。事故報告書を書いているときにふと思ったのです。「もしかして・・・勘違いさせちゃった?」と。
私は「頭は(ぶつけなかった?)だいじょうぶ?」と聞いたつもりでした。ところが括弧内の部分を言葉にしなかったため、「頭はだいじょうぶ?(おかしいんじゃないの?」と伝わっていたのではないかと。
あわててAさんのもとへ戻り、謝罪すると「頭はぶつけてないよ、だいじょうぶ。こっちも勘違いして怒っちゃってごめんね」と逆に謝られてしまいました。
たった一言が足りなかったり、余計な一言を付け加えただけでトラブルになってしまう。言葉の難しさを思い知らされた一件でした。
最後に、とある芸人さんの言葉を。
【「努力」より先に「成功」が出るのは辞書の中だけ】
【幸福は自己満足、不幸は被害妄想】
この言葉をどう受け止めるか、それは読んでくださっている皆様次第です。
次は、下諏訪デイサービスの頼れる姉御、酒井デイリーダーとなります。まだまだ寒い日が続きます。体調を崩さないように気をつけてくださいね。